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レビュー一覧 (204件)
あめんぼうさんの投稿レビュー/東温市立図書館
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(23人)
31. 残照の頂
山女日記 続 湊 かなえ‖著
幻冬舎 2021.11
あめんぼう さんの評価:
様々な理由で山を登る女性たちの物語。
今回、彼女たちが登るのは、「後立山連峰」「北アルプス表銀座」「立山・剱岳」「武奈ケ岳・安達太郎山」。
そして、それらの山の名前がそれぞれの話のタイトルになっている。
後立山連峰を登るのは、65歳の女性と42歳の女性。
そして、彼女達のガイドの男性。
女性二人は喫茶店の店主とお客さんの関係で、ある山の写真をきっかけに、一緒に山登りするまで仲良くなった。
65歳の女性は亡き夫との思い出を胸に、42歳の女性はある思いを胸に共に山を登る。
北アルプスを登山するのは音大声楽科の男女3人。
彼らはそれぞれお互いに思う所がありながら山頂を目指す。
立山・剣岳を登るのは母親と娘。
夫であり、父親は亡くなっており、その思い出を辿る登山。
武奈ケ岳・安達太郎山を登るのは、今は疎遠になっており、書簡でやりとりする女性二人。
一人は実家の家業である和菓子屋を継ぎ、もう一人は一緒に山登りする男性と海外で結婚した女性。
うーん。
いい話だと思う。どれも。
だけど、正直、ひっかかるものが無かったというのが正直な感想。
登場人物の人物像もそうだし、シチュエーションも素敵だけど、ありがちと言えばありがち。
残念なのは、私がそれらの山のどれも登った経験が無いという事。
もし、登った事があれば、繊細な文章で描かれた山の様子を思い浮かべながら読めたのに・・・と思う。
それがあればまた違う感想になっていたかもしれない。
様々な理由で山を登る女性たちの物語。今回、彼女たちが登るのは、「後立山連峰」「北...
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(10人)
32. 失われた岬
篠田 節子‖著
KADOKAWA 2021.10
あめんぼう さんの評価:
北海道のとある場所にある「失われた岬」をめぐる物語。
失われた岬とは、昔戦時中にそこには軍の施設があり、地図に載ってなかったという黒い歴史がある事から。
この本は9章に分かれていて、最初の話は、普通の中年主婦が主人公。
彼女には尊敬している友人がいるが、彼女が突如姿を消してしまう。
彼女はいなくなる前に、一人の女性と出会い、その女性に影響を受けていた。
そして、彼女に導かれてどうやら「失われた岬」に夫と共に向かったらしい。
主人公の夫は彼女は宗教団体に取り込まれたのだと言うがー。
そんな話から始まり、次の話はその岬に向かおうとしてヒグマに襲われ、瀕死の大けがを負った男性の話。
この話にも最初に登場した、一人の女性が登場する。
そして、3話目は、最初に登場した主人公とその夫、親友の娘の数年後の話。
まあ、ここまでは何となく面白かった。
岬とはどういう所で、女性はどんな人物なのか興味がもてた。
それが中盤あたりから話の様相が変わり、個人的レベルの話から北朝鮮がどうの、薬物依存がどうのという大がかりな話になり、登場人物も様々変わる中でどうにも話に入りこめなくなった。
終わり方も唐突で結局、この本を読んで何かを受け取るとか余韻を楽しむというような結末ではなかった。
北海道のとある場所にある「失われた岬」をめぐる物語。失われた岬とは、昔戦時中にそ...
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(47人)
33. 琥珀の夏
辻村 深月‖著
文藝春秋 2021.6
あめんぼう さんの評価:
主人公は弁護士の女性。
彼女には小学生の頃に、夏休みの一時期、とある施設で過ごした経験がある。
その施設とは彼女のような子供ー幼児から高校生くらいまでの子を一時預かり教育するような施設。
子供たちの中には、主人公のように夏休みの一時期だけそこで過ごす子もいれば、幼児からずっと暮らしている子もいる。
その施設には泉があり、施設の運営者はその泉を特別なものとして、その泉の水を売ったりもしている。
施設では問答なるものが行われ、一つのテーマについて子供に意見を求めるという事もしていた。
そんな施設で子供の死体が見つかるという事件が起きる。
その子供は自分の孫ではないか?という夫婦の依頼を受けて主人公は調査を始め、その中で当時の事を回顧し、現在の施設関係者や大人になった当時の子供たちに会っていく。
読み始めてすぐに、ちょっと癖のある、宗教の香りがするような施設での子供の死体発見という事で、ミステリーものかな?と思ったら違っていた。
施設のやり方には問題があるものの、過激さはないし、死体の真相についてもふんわりした雰囲気だった。
そこにあるのは分かりやすい異常さではなく、ちょっとした感覚で感じる違和感。
この作者は繊細な感覚でそういう違和感を言語化していく・・・それが素晴らしいといつも思う。
やはり、どこか不自然で無理があるような事は、それがいい事であるとしても物事をゆがめてしまうんだと思う。
親が良かれと思ってした事であっても、それに逆らえない子供はかけがえのないものを無くしてしまう。
自分の人生はそういうもの、と受け入れて生きていくしかない。
主人公は弁護士の女性。彼女には小学生の頃に、夏休みの一時期、とある施設で過ごした...
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(4人)
34. 氷の致死量
櫛木 理宇‖著
早川書房 2022.5
あめんぼう さんの評価:
この物語は3つの方向からストーリーが進む。
一つは、高校教師の女性。
彼女は自分が人に恋愛感情を抱く事が出来ない、性愛行為も望まないアセクシュアルだという事に悩んでいる。
彼女はある出来事からそれまで勤めていた高校を退職し、しばらくの休みを経て別の私立高校で勤める事にした。
その私立高校では14年前に女性教師が殺されるという事件が起きていた。
そして、その殺された女性は自分と同類ではないかと彼女は思っている。
二つ目は、赤ちゃんプレイが趣味で、その母親役を殺してきた男目線のストーリー。
その殺害方法はあまりに残虐でグロテスクなもの。
彼は14年前に殺された女性教師を崇拝していた。
そして、三つ目は事件を追う刑事の目線ストーリー。
いつもかなり過激で残虐な描写を描いている作者だけど、この物語も例にもれず、かなりグロテスクなものだった。
だけど、私はこの作者の書くものに関してはそれに嫌悪感を抱かない。
それを書く根底にあるものが何となく分かるからだと思う。
今回の話はすごく引きつけられてぐいぐい読まされるという感じではないのに、何となくページを繰って読んでいたら何時間かで読み終えていた。
こんな風に淡々と読まされるのは、やはりストーリー運びとか描写が巧みだからだろうと思う。
だけど、今回に関しては、人物描写や殺害の真相に少し違和感があった。
どうしても、この人物は実はこうだったというのが私の中で結びつかない。
とってつけたような感じを受けた。
事件どうこうよりも、本当に描きたかったのは主人公である高校教師の女性の心情でないかと思う。
人と違うって事が苦しいのは世間がそれを認めるような心構えじゃないからだと思う。
人を勝手に自分の都合良くイメージづけて、それから外れると攻撃する。
幼稚なやり方。
私は、相手が男だろうと女だろうと、そのどちらでも無かろうと、性欲が無かろうと、恋愛感情が無かろうと、こちらに攻撃をしてこなければ別にいい。
人は誰かの都合で存在している訳じゃない。
自分だってそうじゃないの?と思う。
この物語は3つの方向からストーリーが進む。一つは、高校教師の女性。彼女は自分が人...
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35. 近親殺人
そばにいたから 石井 光太‖著
新潮社 2021.5
あめんぼう さんの評価:
家族の内の誰かが家族を殺してしまう。
そんな、実際に起きた7つの事件を紹介した本。
書かれているのは、
母親の介護を放棄、餓死させた姉妹。
引きこもりで暴力的な息子を殺めた父親。
貧しさから母親と無理心中をはかった男性。
精神疾患を患う姉を殺した妹。
夫の介護に疲れたうつ病の妻。
我が子を転落死させた万引き癖のある母親。
父が違う妹弟を殺した実母に苦しむ女性。
こんな人々について。
薄い本に7つの事件が紹介されているため、一つ一つについてはそれほど深くは書かれていない。
その概要のようにさらっと書かれているのを読んでいるだけで苦しくなった。
身につまされるし、人ごとでないと思う。
7つの事件を読んでいて思ったのは、精神疾患を患った人がどの話にも登場する事で、そういう人が一人いるだけで家族は崩壊するという事。
私は自分自身が人づきあいが下手で、社会的に認められている人でも性格に癖がある人にはすぐに振り回される。
見た目、普通の人でもそうなのに、精神疾患を患っている人に対応などできないと思う。
それはいくら社交的な人でもそうだろうし、そういう人が家族にいたら専門家に任せるというの事が必要だと思った。
ただ、この本に描かれた家族は、警察に相談したり病院に行ったりと、考えられる事をしていてもこうなった、という例もある。
そこで見えるのは精神を患っている側の血縁者に対する甘えと振り回される家族の自分たちで何とかしようという姿勢。
精神病の人にそれは厳しい見方だろうけど、見ていて甘える土壌が無くて他人相手だとどうだろう?と思う例もあった。
どこまでも私を切り捨てる事は出来ないだろう、私は苦しいんだから血がつながっていたら何かしてくれるのは当たり前だという意識がどこかで働いてるように感じた。
何が正解なのか全く分からないまま、自分ならどうするのか答も出ないまま読み終えた。
救いようのない気持ちになると同時に、なるべく長く健やかでいたいと思った。
家族の内の誰かが家族を殺してしまう。そんな、実際に起きた7つの事件を紹介した本。...
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(17人)
36. 神よ憐れみたまえ
小池 真理子‖著
新潮社 2021.6
あめんぼう さんの評価:
金持ちの夫婦が殺害される事件が起きる。
事件が起きた日、悲惨な鉄道事故が起き、夫婦の一人娘、百々子は修学旅行中だった。
事件の第一発見者となった家政婦は百々子を可愛がっており、百々子も彼女が好きだった事から、一時期、家政婦の家で百々子は暮らす事となる。
やがて、その家の同年代の息子を好きになる百々子。
百々子は非常に美しい少女で、小さな頃から男たちはそんな彼女に性的な興味をもっていた。
その中には思いがけない人物もいた。
だけど、肝心の相手は彼女に興味を示していない。
そんな彼女が両親を殺されるという心の傷を抱えながらも彼女らしく強く生きていく様子、その周囲の様子を描いている。
久しぶりに小説を読んだ、という気になった。
これぞ、私が昔から知っている小説というものだと思う。
とにかく、人物の心理描写、置かれている状況描写が素晴らしくて、ああ、人を殺した人間はこういう心の流れになるか・・・と思わせられる。
人物像も通り一辺でなく、素朴で良心的な家政婦がただ単純な物の見方をするのでなく、意外にも人を鋭く見抜く眼がある事、心根の優しい娘の道ならぬ恋に落ちていく様子など、読んでいく内にこの世界は本当にあるのだと思えた。
私がこの本で最も心に残ったのはタイトルになっている「神よ憐れみたまえ」ではなく、「豊かな人間性」というような言葉。
それは家政婦一家を表現した言葉で、私も見ていて本当にその通りで、そんな風に生きられるというのは稀有な事のように思えたし、「豊かな人間性」でない人間の方も彼らの存在のおかげで際立って感じられた。
エゴ、自分しか見えない幼稚な様子、女性、妻を性の対象物としか見ない様子・・・。
不幸な運命に翻弄されながらも自分らしく強く生きていく主人公が魅力的。
だけど、どんなに数奇な運命を体験した人も何れそれは霧散してしまう。
それでもただ生きるという事が素晴らしい。
豊かな人間性という言葉を心に刻みたい。
エゴに走りそうな時、思い出そうと思う。
彼らならどうするか・・・と。
金持ちの夫婦が殺害される事件が起きる。事件が起きた日、悲惨な鉄道事故が起き、夫婦...
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37. 一九六一東京ハウス
真梨 幸子‖著
新潮社 2021.12
あめんぼう さんの評価:
テレビの企画で、1961年の団地生活を現代の令和の家族が体験するという企画が立ちあがる。
オーディションで選ばれた2家族が静岡の訳あり団地に三か月滞在し、1961年当時の生活をそのまま体験する事に。
学校や仕事には通う事が出来ても基本的に生活は団地内でして通貨も当時の物を使い、買い物は団地内の店でする。
その三か月の体験後に2家族は500万円をもらえる。
2家族の内の一つの家族は両親と娘二人の構成で、その家族の主婦はもう一つの家族と自分の住む部屋や他の待遇が違う事に気付く。
向こうは昭和の金持ち家族、こちらは庶民の家族を体験するという設定で、部屋の調度品から何から差別されている。
そんな中、彼らは何とか昭和の生活を営んでいたが、企画する側はもっと刺激を求めて、それぞれの家族にある事を持ちかける。
やがて、2家族の間には不穏な空気が流れ始め、それと同時に過去の様々な事件が絡む。
その団地で実際に起きた殺人事件、自殺、そして別の事件。
それらが今回の体験番組とリンクしてー。
この作者の書く物としては内容は分かりやすい。
ただ、昭和と現代の事件、二つの事件が絡んでいるため、後半頭がこんがらがった。
だけど、これが真相かと思いきや、まだ先、まだ先と真相が続き、本当の結末には、なるほどな・・・となった。
その部分は把握出来たので良かった。
ただ、もっと昭和の体験談を見たかったな・・・という気はする。
本当に買い物をしている様子だとか、昭和ならではのエピソード、その辺りが薄かったのが残念だった。
テレビの企画で、1961年の団地生活を現代の令和の家族が体験するという企画が立ち...
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38. 推し、燃ゆ
宇佐見 りん‖著
河出書房新社 2020.9
あめんぼう さんの評価:
タイトル通り、推しのアイドルがいる少女の話。
その推しがファンの女性を殴る事件を起こした事から物語は始まる。
うーん。
一言で言って私には合わなかった。
文体もそうだし、内容的にも。
何となく私ですらタイトルを聞いた事があるくらいだから、話題の本で、目につく本棚にあったから何も考えずに読み始めたけど・・・。
姉と両親という家族構成の中での家族間の確執や推しのアイドル目線でいたいという少女の心情。
そういうのがつらつら書かれている中で、純文学的な良さのある本だったんだろうけど、とにかく、読むのが苦痛なので、ななめ読みした。
タイトル通り、推しのアイドルがいる少女の話。その推しがファンの女性を殴る事件を起...
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39. 愛子の格言
新装版 佐藤 愛子‖著
中央公論新社 2021.11
あめんぼう さんの評価:
佐藤愛子さんのエッセイ。
大きく二つに分かれていて、前半は世の中の様々な事に対する佐藤愛子さんの考えを述べたもの、後半は実際に佐藤愛子さんが旅行に行き経験した事を書いたものとなっている。
前半のエッセイはとにかく時代を感じるもので、読んでいて感覚の違いを感じるばかり。
かなり古い考えの私ですらそうなんだから、若者がこれを読んでも何を書いてるんだろう?となるんじゃないかと思う。
例えば、「狐の威を借る虎」という話では、ダンナさんが成功者の場合、奥さんはイジワルでダイヤの指輪をして狐の襟巻をして「ざァます言葉」を使うなんて像はまるでギャグのようだし、男友達と若い娘が旅行に行けば結婚すると思う話もさすがに時代錯誤。
昔はそうだったろうとかろうじて分かるものの、今の感覚としてはとらえられないのでエッセイの内容もどうしても響かない。
旅の話で良かったのは、旅先で友達がとうもろこしを大量にもらった、佐藤愛子さんは反対したのに。
それを持ってヒイヒイ言ってる友達に対して、佐藤愛子さんは、ちょっと荷物を持とうかと言わなかったこと。
私ならついつい、ほっておけなくて持ってしまう。
・・・けれど、後でずっとその事で相手にしこりを残すと思う。
お互いが不機嫌になって歩いてもそれに屈しない佐藤愛子さんがいいな・・・と思った。
佐藤愛子さんのエッセイ。大きく二つに分かれていて、前半は世の中の様々な事に対する...
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40. ロング・アフタヌーン
葉真中 顕‖著
中央公論新社 2022.3
あめんぼう さんの評価:
面白かった。
薄い本だったからというのもあるけど、数時間で読めてしまった。
主人公は出版社に勤める編集者の女性。
彼女は賞に応募してきた小説の中から、傑作と思える一つの小説を見出す。
賞を取ると思われたその作品は、内容が過激だった事から落選。
その後、夫と離婚、過呼吸を患いながらも仕事を続ける彼女の元に、落選した小説を書いた女性から原稿が送られてくる。
その小説のタイトルは「長い午後」。
内容は、自殺をしようとした主婦が昔の親友に偶然出会い、小説を書く事になり、自殺を思いとどまる。
そして、自分の半生を思い返していく。
それは、自分の人生においての「男性」という存在を思い返す事でもあってーという話で、主人公はこれは本当の話だと読みながら確信する。
私は最初に葉真中顕さんの本を読んだ時、この人は女性作家だと疑わなかった。
それが、何かの拍子で男性だと知って、ちょっと驚いた。
もし、この作品も知らずに読んでいたら、確実に女性が書いた話だと思っていた。
それくらい女性目線で繊細に書かれた話だと思う。
男性が今まで女性にしてきた数々の暴力、それが作品の所々に織り込まれていて、だからこそ主人公と小説家志望の女性の気持ちが分かるし共感できる。
もしや、小説家の親友も男性に酷い目に合わされたのでは?と想像してしまう。
すごく昔に読んだ漫画に、世界中の大統領などトップが全て女性なら戦争は起こらないというような事をチラッと一コマで描いていたのが鮮明に思い出された。
そして、今までの作品のように、何十年か前に起きた出来事を具体的に描いていて読んでいて本当に懐かしい気持ちになった。
小説の中で描かれている小説のタイトル「長い午後」も秀逸だと思う。
正に私自身の今もそのタイトル通りだと思える。
そこが共感できてこそのこの小説の良さにつながると思う。
もし、私がもっと若く、人生の午前中くらいなら・・・、さらに男性なら・・・、この本は中途半端な内容だと感じたかもしれない。
面白かった。薄い本だったからというのもあるけど、数時間で読めてしまった。主人公は...
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