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琥珀の夏
文藝春秋 2021.6
辻村 深月
∥著
(49人)
蔵書数: 4冊
貸出数: 2冊
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竜王図書館 <1012436166>
貸出可 / 1F書評 / /YK/913.6/ツ/ / 帯出可
竜王図書館 <1012438832>
貸出中 / 1F棚17/913.6チ-ハ / / /913.6/ツ/ / 帯出可
敷島図書館 <410997001>
貸出可 / 一般913.6タ-ノ / /YK/913.6/ツ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811038757>
貸出中 / 一般小説913.6ア-ト / /YK/913.6/ツ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-16-391380-3
13桁ISBN
978-4-16-391380-3
書名ヨミ
コハク ノ ナツ
著者ヨミ
ツジムラ ミズキ
分類記号
913.6
価格
¥1800
出版者ヨミ
ブンゲイ シュンジュウ
大きさ
20cm
ページ数
548p
抄録
かつてカルト集団として批判された団体の敷地から子どもの白骨が発見された。弁護士の法子は、遺体は自分の知る少女ではないかと胸騒ぎを覚える。30年前の記憶が蘇り、忘れて大人になった者と取り残された者はやがて法廷へ。
著者紹介
1980年山梨県生まれ。「冷たい校舎の時は止まる」でメフィスト賞を受賞しデビュー。「ツナグ」で吉川英治文学新人賞、「鍵のない夢を見る」で直木三十五賞を受賞。
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カルト集団と理想の狭間。
(2021/07/01)
るなくん/網走市立図書館
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弁護士の法子の基に、カルト的団体であるとされた「ミライの学校」の
敷地から発見された白骨の死体が、孫ではないかと調査してほしいとの
案件が舞い込んでくる。
法子はかってその団体の夏合宿に小4から3年間参加していた。
当時の友達は・・・
30年前の忘れていた過去に誘われ、仕事を通して、
琥珀に閉じ込められた美しき想いが蘇ってくる。
それからのミライの学校はどう変わって、今の未来となったか探っていく。
子供たちの深いところの心を、表現する技法は辻村氏の真骨頂。
読み手も真実を知りたくページを追う。
係わった人の未来が、それぞれの倖せを見つけことを祈る。
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かけがえのないもの
(2022/06/13)
あめんぼう/東温市立図書館
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主人公は弁護士の女性。
彼女には小学生の頃に、夏休みの一時期、とある施設で過ごした経験がある。
その施設とは彼女のような子供ー幼児から高校生くらいまでの子を一時預かり教育するような施設。
子供たちの中には、主人公のように夏休みの一時期だけそこで過ごす子もいれば、幼児からずっと暮らしている子もいる。
その施設には泉があり、施設の運営者はその泉を特別なものとして、その泉の水を売ったりもしている。
施設では問答なるものが行われ、一つのテーマについて子供に意見を求めるという事もしていた。
そんな施設で子供の死体が見つかるという事件が起きる。
その子供は自分の孫ではないか?という夫婦の依頼を受けて主人公は調査を始め、その中で当時の事を回顧し、現在の施設関係者や大人になった当時の子供たちに会っていく。
読み始めてすぐに、ちょっと癖のある、宗教の香りがするような施設での子供の死体発見という事で、ミステリーものかな?と思ったら違っていた。
施設のやり方には問題があるものの、過激さはないし、死体の真相についてもふんわりした雰囲気だった。
そこにあるのは分かりやすい異常さではなく、ちょっとした感覚で感じる違和感。
この作者は繊細な感覚でそういう違和感を言語化していく・・・それが素晴らしいといつも思う。
やはり、どこか不自然で無理があるような事は、それがいい事であるとしても物事をゆがめてしまうんだと思う。
親が良かれと思ってした事であっても、それに逆らえない子供はかけがえのないものを無くしてしまう。
自分の人生はそういうもの、と受け入れて生きていくしかない。
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―ずっと、ほうっておいおたくせに
(2022/08/31)
ドラゴン/島本町立図書館
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特定の人たちが理想と考えた教育・養育施設でおきた白骨遺体発見事件。
親の思想にその人生を翻弄される子供たち。親がその思想に違和感を感じず、理想と思いこんだ時に子供が払う代償は大きい。
親子の関係、友達との関係、それらを薄めていく時間。だけど、忘れたようでも、心の奥底で変わらない大事な思いもありますね。それを掘り起こすことで人生が救われることがあります。
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貸出中 / 一般小説913.6ア-ト / /YK/913.6/ツ/ / 帯出可
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敷地から発見された白骨の死体が、孫ではないかと調査してほしいとの
案件が舞い込んでくる。
法子はかってその団体の夏合宿に小4から3年間参加していた。
当時の友達は・・・
30年前の忘れていた過去に誘われ、仕事を通して、
琥珀に閉じ込められた美しき想いが蘇ってくる。
それからのミライの学校はどう変わって、今の未来となったか探っていく。
子供たちの深いところの心を、表現する技法は辻村氏の真骨頂。
読み手も真実を知りたくページを追う。
係わった人の未来が、それぞれの倖せを見つけことを祈る。
あめんぼう/東温市立図書館
彼女には小学生の頃に、夏休みの一時期、とある施設で過ごした経験がある。
その施設とは彼女のような子供ー幼児から高校生くらいまでの子を一時預かり教育するような施設。
子供たちの中には、主人公のように夏休みの一時期だけそこで過ごす子もいれば、幼児からずっと暮らしている子もいる。
その施設には泉があり、施設の運営者はその泉を特別なものとして、その泉の水を売ったりもしている。
施設では問答なるものが行われ、一つのテーマについて子供に意見を求めるという事もしていた。
そんな施設で子供の死体が見つかるという事件が起きる。
その子供は自分の孫ではないか?という夫婦の依頼を受けて主人公は調査を始め、その中で当時の事を回顧し、現在の施設関係者や大人になった当時の子供たちに会っていく。
読み始めてすぐに、ちょっと癖のある、宗教の香りがするような施設での子供の死体発見という事で、ミステリーものかな?と思ったら違っていた。
施設のやり方には問題があるものの、過激さはないし、死体の真相についてもふんわりした雰囲気だった。
そこにあるのは分かりやすい異常さではなく、ちょっとした感覚で感じる違和感。
この作者は繊細な感覚でそういう違和感を言語化していく・・・それが素晴らしいといつも思う。
やはり、どこか不自然で無理があるような事は、それがいい事であるとしても物事をゆがめてしまうんだと思う。
親が良かれと思ってした事であっても、それに逆らえない子供はかけがえのないものを無くしてしまう。
自分の人生はそういうもの、と受け入れて生きていくしかない。
ドラゴン/島本町立図書館
親の思想にその人生を翻弄される子供たち。親がその思想に違和感を感じず、理想と思いこんだ時に子供が払う代償は大きい。
親子の関係、友達との関係、それらを薄めていく時間。だけど、忘れたようでも、心の奥底で変わらない大事な思いもありますね。それを掘り起こすことで人生が救われることがあります。