甲斐市立図書館

スポーツをするときに指導者からのアドバイスや上手な人のマネをしていても、どうもしっくりこない。そんな経験はありませんか。それは、人によって身体の動かし方、力のいれ方が違うためです。
この本の著者であり、スポーツ整体「廣戸道場」主宰の廣戸聡一氏が提唱する「4スタンス理論」では、人間を4つのタイプに分け、立つ、座る、歩くといった単純な行為でも、タイプによって身体の形や動かす各部位の順序などが異なっているとされています。特にスポーツ界では、この「4スタンス理論」は、最先端のスポーツ指導法として採用され、選手が自分のタイプを知り、自分にあったフォームを探すことで、よりよいパフォーマンスを発揮することができているようです。
私も地域の子どもたちにスポーツの指導をしていますが、この「4スタンス理論」を正しく理解し、個々の能力を引き出せるようにこの本を読んで勉強しています。
ちなみに私のタイプはB2型（外側、かかと側）で、元メジャーリーガーの松井秀喜さんと同じタイプのようです。（笑）

本館Y.K

スポーツをするときに指導者からのアドバイスや上手な人のマネをしていても、どうもし...

　皆さんは時間について考えたことがありますか？辞書を開いてみると「時の長さ」の隣に「過去・現在・未来とひきつづき、物体界を成立させる基礎形式」とあります。過去・現在・未来、この規則正しい時の流れが何かの理由で変わってしまったとしたら…。
　この本の主人公のトムはやんちゃな男の子ですが、弟のはしかを理由におばさんのアパートにあずけられます。アパートのホールにある古時計が、真夜中　打つはずもない１３時の時を打つのを聞いたことをきっかけに、トムは１９世紀後半のヴィクトリア時代にタイムスリップします。古時計に導かれるように裏口のドアを開けた時、昼間にはなかったはずの庭園が姿を表します。そこでハティという少女と友達になるのですが…。
　庭園に魅了され、毎夜タイムスリップするトム。時の謎を解き明かし、ハティと過ごす楽しい時間を永遠に手に入れようとしますが…。トムを待ち受ける驚きの結末とは？
　作者のフィリパ・ピアスは1920年イギリス生まれ。この作品でカーネギー賞を受賞しました。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本館A．I

　皆さんは時間について考えたことがありますか？辞書を開いてみると「時の長さ」の隣...

この本は、小学生の男の子とそのおばあちゃんのお話。
おこられたり、学校でいやなことがあっても「だいじょうぶだよ」って頭をなでてくれる大好きなやさしいおばあちゃん。
そんなおばあちゃんが「わすれてしまう」病気になってしまいます。
同じことを何度も聞いたり、これまでできていたことができなくなってしまったり・・・。
病気に対する戸惑いや人が変わったようになってしまったおばあちゃんにやさしくできなくなっていく男の子の姿が切ないです。
それでも、最後にみせる男の子のやさしさに癒されます。
家族のあたたかさと「だいじょうぶ」の言葉に込められたやさしさを感じてください。（本館Ｋ．Ｋ）

この本は、小学生の男の子とそのおばあちゃんのお話。おこられたり、学校でいやなこと...

今では当たり前になった野球の審判のジェスチャーやメンバーどうしのサインを考えたウィリアム・ホイ選手のお話です。第63回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選ばれました。
ウィリアム・ホイ選手は、幼い時の病気が原因で耳が聞こえなくなってしまいます。夢は野球選手になること。周りの人の中にはその夢をバカにして笑う人もいます。でも、本人は絶対にあきらめません。
ある日、試合で審判の判定が聞こえなくて困ったとき、判定をジェスチャーで教えてもらうことを思いつきました…。
「自分にはできないから」とあきらめてしまう前に、できないなら「どうすればできるか」を考えることの大切さを教えてくれるおすすめの本です。（本館Ｙ．Ｉ）

今では当たり前になった野球の審判のジェスチャーやメンバーどうしのサインを考えたウ...

穣（ゆたか）は福島県の工業高校2年生。水泳部を退部したばかりだが、なぜかイケメン転校生とともに、フラダンス愛好会に入ることに…。女の腰振りダンスなんてと初めは乗り気でなかった穣も、次第にフラダンスに魅了され、気になる女子との距離も近づいていく。ところが仮設住宅への慰問訪問をきっかけに、メンバーの間に亀裂が入ってしまう。このままでは目標だったフラガ
ールズ甲子園への出場も危ぶまれ…。
第63回青少年読書感想文全国コンクール課題図書。（本館Ａ．Ｉ）

穣（ゆたか）は福島県の工業高校2年生。水泳部を退部したばかりだが、なぜかイケメン...

この物語はイギリスに住んでいる平凡な女の子のお話です。主人公のジェシーのまわりには様々な問題が山積みになっています。家族のこと、友達関係、そして彼女を取り巻く小さな偏見や差別。日常に転がる負の感情がやがて悲惨な迫害を生み出してしまう。ジェシーが過去の悲しい出来事を学ぶことで、この問題が私たちとは無関係なおとぎ話ではないと強く訴えています。
他者に寄り添い、受け入れるという小さな勇気が偏見や差別の芽を摘み取る大きな力になることを教えてくれる本です。(本館Ｓ．Ｉ)

この物語はイギリスに住んでいる平凡な女の子のお話です。主人公のジェシーのまわりに...

私は昭和生まれ。どちらかというと昭和のものに懐かしさを感じてしまいます。
この本に掲載されているのは、34組の身近なもの。オムライス、カメラ、教科書、携帯電話、卓上ポット、トンネル、日傘、プリンに郵便ポストまで、「昭和」と「平成」でどのように変わったのかを写真と解説で紹介しています。
私の思い出の郵便ポストは丸形ポストでした。平成のポストは大容量の角形ポスト。家で作ったプリンは、やや固い食感の昭和のプリン。平成のプリンはとろとろと柔らかくてなめらか。カメラはもちろんフィルムカメラ。平成のカメラはデジカメですよね。
昭和の人には懐かしく、平成の人にも楽しんでもらえる一冊です。雑学としてもおススメです。写真が多いのでちょっとした息抜きに開いてみてはいかがでしょうか。（本館K．K）

私は昭和生まれ。どちらかというと昭和のものに懐かしさを感じてしまいます。この本に...

殺し文句とは、「相手の気持ちを強くひきつける巧みな言葉」。この本には、政治や実業界プロ野球界などで、この殺し文句で説得をした有名な逸話が盛りだくさん。殺し文句は、言われる相手により、殺し文句になったりならなかったりもするのだと思う。
一目おいている人や、とても魅力的な人から、選択を迫られている自分の心の中を見透かされているかのごとく、自尊心をくすぐったり、そそられたり、指南されたら、そりゃあぐらぐらっとついていってしまいますよね。言葉の重みや熱意など、その言葉には、その人の人生や生き様までも乗っかっているのだから。
「殺し文句」がうまく使えたらというより、使えるような人になりたいものですね。（本館　Y.H.）

殺し文句とは、「相手の気持ちを強くひきつける巧みな言葉」。この本には、政治や実業...

私たちの周りには色が溢れています。図書館では、色が人の心に与える影響についての本などは１類心理学の棚に、どんな色が売れるかなどビジネスに役立つ本は６類産業の棚に、色についての本は７類芸術の棚に並んでいます。
「わかる！使える色彩学」は６類に並んでいる本です。内容は色の基本・色のヒミツ・色の知識・色にまつわるいろいろな知識などです。
目次では、実は黒いタイツは脚を太く見せる？黒を着ると肌が老けて見える？夕方になると肌がくすんで見える理由、国によって色に対する感じ方が違うなどビジネスとしての知識でなくても楽しく読める内容です。
もうすぐ４月。新しい事や生活を始める人も多いと思います。新しい自分を見つけるためにも色についての本を読んでみませんか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
本館　I・Ｓ

私たちの周りには色が溢れています。図書館では、色が人の心に与える影響についての本...

　自称「コミュ力偏差値42」の著者が、心が折れそうになりながらもコミュ力を高めようと奮闘する記録。タイトルに「大人のコミュニケーション術」とありますが、ビジネスに役立つようなノウハウを紹介したような本ではありません。
　「コミュ力不足を感じている。」「飲み会に参加したくないが、いやいや参加している。」「周りの同調圧力につい屈してしまう。」そんな方にぜひ読んで欲しい本。

　自称「コミュ力偏差値42」の著者が、心が折れそうになりながらもコミュ力を高めよ...