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レビュー一覧 (204件)
あめんぼうさんの投稿レビュー/東温市立図書館
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(1人)
171. 白い薔薇の淵まで
中山 可穂‖著
集英社 2001.2
あめんぼう さんの評価:
女性同士の恋愛を描いた本。
表紙に山本周五郎賞受賞というテープが貼ってあった。
読み終えて、何となく納得。
女性同士の恋愛を描いた本だけど、恋愛小説というだけでなく、もっと深く、えぐるように人間の深淵や関係を描いた本だと思ったから。
だけど、それが読んでいて息苦しくはない。
それは何故だろうと思うと、多分、この作者にとって女性同士の恋愛というのは特殊な事でないからだろうと思った。
他の人が描いた同性愛の本はどこか客観的で冷めた目線でその関係を描いているような感じがする。
恋愛、同性愛共に今の私には全く縁のない世界の話で、それなのにここに書かれている事は本当に自然だと思えたし、ずっと登場人物に共感できた。
このシチュエーションの出会い、しかも、相手がこんな人なら・・・男だとか女だとか関係ないと思える。
魅力的なものは魅力的で、惹きつけられるのは自然な事と思えた。
主人公は43歳のキャリアウーマン。
彼女は異国で回顧する。
10年前に恋愛関係にあった女性のことをー。
彼女は塁という作家で、二人は書店で、彼女の書いた本を手に取った主人公に塁が声をかけた事から始まった。
狂おしく、激しく、甘く、美しい二人の関係が。
恋愛小説だし、こういう内容だから、もちろん官能的な本ではあるけど、全く嫌らしさは感じない。
性描写も美しく描かれていて、それでいて表面的なものでない。
何故か淡々としているように感じた。
そして、純粋な恋愛小説なのに、それに興味のない私も全く退屈せずに静かに引きつけられて読み終える事ができた。
この本を読んでいて何となく思い浮かんだのは、竹宮恵子の「風と木の詩」。
塁が何となくジルベールに重なった。
悪魔的に美しく、ワガママで魅力的で、世知のからんだ世界では生きづらい人。
こんな得難い人に関わって魅せられたらその後の人生変わっちゃうよな・・・と当たり前のように思う。
女性同士の恋愛を描いた本。表紙に山本周五郎賞受賞というテープが貼ってあった。読み...
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(26人)
172. 合理的にあり得ない [1]
上水流涼子の解明 上水流涼子の解明 柚月 裕子‖著
講談社 2017.2
あめんぼう さんの評価:
上水流エージェンシー・・・代表、上水流凉子とただ一人の社員、貴山で営むいわゆるなんでも屋。
彼らが世の中の「ありえない」案件を読み解いていく様を5話に分けて描かれた本。
彼らの手掛けたのは、
経営コンサルタントを名乗る怪しい男に傾倒する二代目の話。
占い師の口車に乗り大金をまきあげられる妻を危ぶむ不動産経営者の話。
暴力団トップどうしの将棋対決で用いられた詐欺の話。
ホストに熱をあげて家を出た孫娘を探して欲しいと言う大企業経営者の話。
野球賭博の話。
最初の話と次の話では主人公である凉子は第三者として登場していて、どういう人物なのかというのは表面的にしか見えてこない。
それが、その後の話で彼女主体で話が進んでいくと、彼女とその社員というか相棒の貴山の個性や、その能力が見えてきて彼らに惹かれるようになる。
どこかで見たような人物像ではあるけど魅力的で、それがそのままこの本の魅力になっていると感じた。
一見、冷たそうでキレる彼らだけど、内面は人間的で血が通っていて、それが話のもっていき方に表れている。
このコンビの話をもっと見てみたいと思う。
ここで描かれたありえない話は目くらまし的なトリックが用いられているものがあり、それについては個人的に興味がもてないし、真相を知っても「ふーん」くらいだった。
それはトリックの造りが甘いというよりは、デジタル的な、いわゆる今の時代に即したものだから。
そういうのは「今はこういう事ができるんだ」くらいの感想しかもてない。
だけど、ここでアナログのトリックを使うというのは無理があるし、仕方ないんだろうな・・・と思う。
上水流エージェンシー・・・代表、上水流凉子とただ一人の社員、貴山で営むいわゆるな...
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(9人)
173. 死の島
小池 真理子‖著
文藝春秋 2018.3
あめんぼう さんの評価:
読んでいる最中、読み終わってからも静かな気持ちになれる本だった。
小池真理子さんの本は「恋」以来、好きになれないものが多く、今回も期待してなかったけど、その思いが裏切られた。
またひとつ別の段階にいったのか、この作品がたまたまなのか、とにかくこの本は良かった。
主人公は末期がんを患い、余命わずかな年老いた男性。
彼は小説講座の講師をしていたが、その職を辞す際に、若い受講者の女性から声をかけられる。
彼女は、辛口な批評をする事で有名な主人公が、最もその講座で才能を認めていた女性だった。
彼女の書いた作品は実体験を元にしたもので、実の祖父と母親が男女の関係になり、主人公が祖父を殺害するというものだった。
それ以後、歳の離れた二人の交流が始まった。
そんな折、昔の恋人が亡くなり、遺書に彼にあてて1枚の絵を残していた事を彼は知る。
その絵のタイトルは「死の島」。
読んでいて対比する二つのものを感じた。
若さと老い。
男と女。
その対比するものを描く事で、どちらも、そのものが強く感じられる。
私はこの主な登場人物の男女、どちらにも共通点がないけど、二人の思いが理解できるし共感できた。
さらに、この話はとにかく平坦で、刺激的な事がないのに退屈する事がなく、却ってそれが良かった、と思えた。
もし、これが二人の男女の関係を描いたものだったら、その時点で読む気が失せていたと思う。
何もないように思えるものをちゃんと読ませるし、分からないものを共感させられる、それが本当の小説だし、作家の力量なんだなと改めて感じた。
以前、母親に「もう歳をとって達観した人が自殺する事はないんじゃない」と言うと、「病気で自殺するとかあるわ」とすぐに答えて、それを聞いて「なるほど」と思った。
この男性の考え方やした事を肯定も否定もしないけど、その時の「なるほど」がこの本には満ち溢れていた。
死は誰にでも訪れるけど、自殺しない限りはそれは本人の思うようにならない。
そんな事すらも自分の思うようにしようというのはある意味傲慢だけど、その傲慢さを感じさせない、何か荘厳なもの、ただただ静かなものがこの本には漂っている。
タイトルになっている「死の島」は不気味な絵ではあるけど、私は何となく見ていてやすらいだ。
ここに行ってみたいと素直に思った。
そんな思いがそのまんまこの作品に通じていて、救いのないストーリーのはずなのに、心が救われるような気持ちになった。
読んでいる最中、読み終わってからも静かな気持ちになれる本だった。小池真理子さんの...
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(7人)
174. 骨を弔う
宇佐美 まこと‖著
小学館 2018.7
あめんぼう さんの評価:
全体的な印象としては、大人のスタンドバイミーという感じ。
それに暗さがプラスされている。
主人公の男性は、河川敷で骨格標本が発見されたという記事を目にし、それは小学生の頃、幼馴染たちと埋めたものではないか?と思う。
そして、それを機に、幼馴染たちに連絡をとる。
広告代理店に勤め、気楽な独身生活をエンジョイしている男性。
県議会議員の妻となり、夫からDVを受けている女性。
震災にあい、今もその場所で暮らす男性。
その頃近所に住んでいた美しい女性ー。
そして、幼馴染たちを先導し、骨を埋めようと言い出した少女ー。
彼らと会って、見えてきたその時の真相とはー。
あらかた事件の材料がそろった時に、「こういう事なのかな」と真相は想像できた。
だから、読み進めるのは真相を知りたいから、というよりも答合わせのような感じで読み進めた。
すると、もう一つの真相が用意されていた。
それはどんでん返しというほどのものでもないけど、何となく作者の遊び心が感じられるものだった。
歳老いて呆けてきて、それでも罪悪感から解放されてない人がその頃の事を話してしまう。
そんな場面があるけど、何も分からなくなってもそういうのだけ鮮明に覚えているのはつらい事だと思う。
そういうのを見ると、過去を清算できて前に進む事ができたのはこのストーリーの登場人物たちにとっては良かったと思う。
タイトルも表紙も暗いイメージで、途中は暗い場面もあるもけれど、最後は希望のもてる、読後感の良い結末だった。
全体的な印象としては、大人のスタンドバイミーという感じ。それに暗さがプラスされて...
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(33人)
175. 青空と逃げる
辻村 深月‖著
中央公論新社 2018.3
あめんぼう さんの評価:
夫のしでかした事により、家から逃げるように親戚のいる高知に滞在する母子。
所がそこにも追手がやって来て、夏休みの間だけのつもりだった逃避行はさらに続く事となる。
読んでいて始終、何でこの母親と子供は逃げないといけないのか?と思った。
自分が悪い事をした訳でもないのに。
作中、ある人物に「被害者だと思ってる訳じゃないだろうな」というような言葉を投げかけられる場面があるけど、「いや。被害者でしょ」とそれに対して思ったりもした。
理不尽な思いを感じながら読んでいると、途中から別の意味で何でこの女性は逃げるのか。
さらに、何で夫は何も言わないのか。
子供も何も聞こうとしないのか。
という思いに変わった。
そこには相手に対する優しさがあったからかもしれない。
でも、何だか違うような気がする。
受け入れてくれる人が全くいない訳じゃないし、子供の学校の事とかを考えると、逃げる前にする事はあると思う。
そう思いだしてからは話が全く入ってこないので斜め読みした。
この本で良かったのは、母親と子供が逃げた先の土地について、生き生きと描いているということ。
特に最初の高知は良かった。
逃げた先、逃げた先で何とかうまい具合にいったり、そうかと思ったらたやすく追っ手に見つかったり、その辺もお手軽な感じがしたし、結末をいい感じにしているのも、読んでいる時の感想からして白けてしまった。
夫のしでかした事により、家から逃げるように親戚のいる高知に滞在する母子。所がそこ...
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(4人)
176. 里山奇談 めぐりゆく物語
KADOKAWA 2018.6
coco 日高トモキチ
あめんぼう さんの評価:
以前読んだ、「里山奇談」の続編。
今回の本も前に読んだのと全く同じ印象で、ちゃんとした本だなと思うのと同時に、どの話もそれほど恐くはなく、読んだ先から忘れてしまうような話ばかりだった。
前回の本とのちょっとした違いは、ほとんどの話に動物や虫が出てくるという事。
それが奇妙な話につながっている。
今回の本で私が個人的に印象的に残ったのは、山で振り返りながら、何かから逃げるようにして進む男性にすれ違った話。
その男を追いかけていたのは実はーという話で、想像によってはコミカルにも感じられるけど、何となく恐い。
大体、人気のない山ですれ違うのに一番恐いのは動物でも幽霊でもなく生きている人間だと私は普段から思っているけど、その恐い人間が奇妙な動作をしているというだけで恐い。
この話は山登りをする時にふっと思いだすんだろうな・・・と思う。
以前読んだ、「里山奇談」の続編。今回の本も前に読んだのと全く同じ印象で、ちゃんと...
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177. クローバーナイト
辻村 深月‖著
光文社 2016.11
あめんぼう さんの評価:
今時の子育ての様子、ママ友の世界を父親目線で描いた本。
ここに書かれているのは、ママ友とのつきあい、保育園探し、お受験、お誕生日会、子育てについての第三者の介入について。
ママ友の世界を描いた小説というと、どうしても女性特有の陰口とか妬みとか、そんなドロドロした世界を描いたものに思いがちだけど、この小説は主人公が男性のためにその辺はソフトに描かれている。
どうしても女性同士だと踏み込んだ関係になりがちな所を異性同士ならではの、一歩引いた目線から見たママ友の世界といった感じ。
さらに、主人公が公認会計士、奥さんが自営で、どちらかというと家庭は裕福。
なので、彼らの周囲の人々も経済的に余裕がある人たちという設定で、その辺にも余裕を感じた。
それと、主人公の男性が家庭を守るナイトの役割をしようとしている事、子供を守るナイトはクローバーの葉っぱのようだと思って、誠実に子供や妻に向き合っているのに好感がもてた。
ただ、いかんせん、設定が水準以上の家庭という事でちょっと遠い世界の話のように思えた。
彼らの抱えてる悩みは本人としては深刻なものだけど、「そこまでして・・・」と思うような事や「そこまで気にするのか・・・」という感じで、どうも私にはそれほど切羽詰まったようにも見えなかった。
ただ、いくつかのテーマを通して、そういう世界が見られた事は良かったと思う。
私自身、「イクメン」という言葉や存在にあまりいい印象がないけど、この本では全くそんな印象はないし、分からない事も多いながら退屈はしないで読む事ができた。
今時の子育ての様子、ママ友の世界を父親目線で描いた本。ここに書かれているのは、マ...
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(2人)
178. 10の奇妙な話
ミック ジャクソン‖著 田内 志文‖訳
東京創元社 2016.2
あめんぼう さんの評価:
タイトル通り、奇妙な10話からなる短編集。
「ピアース姉妹」
長年の過酷な暮らしから奇怪な容貌になった姉妹。
彼女たちは海で溺れる美しい青年を救うが、目を覚ました彼は醜い姉妹の容姿に悲鳴をあげて逃げてしまう。
そんな彼に姉妹のした行為とはー。
「眠れる少年」
長年ずっと眠り続けた少年の話。
「地下をゆく舟」
定年後、舟造りに励む老人。
完成を楽しみにしていたが、実際出来上がった時、彼はある事に気づいて愕然とする。
「蝶の修理屋」
古道具屋で「蝶の修理屋の手術道具」を購入し、標本となった蝶を生き返らせる事に成功した少年の話。
「隠者求む」
ある金持ちの新婚夫婦は洞窟に、雇った「隠者」を住まわせる事にする。
隠者の存在を最初は面白がっていた彼らだが、徐々に隠者に対する興味が失せて彼の存在をすっかり忘れてしまう。
「宇宙人にさらわれた」
女教師が宇宙人にさらわれたと騒ぐ子供たち。
「骨集めの娘」
穴を掘り、骨を集める事に熱中する少女。
その目的はー。
「もはや跡形もなく」
ささいな事から家出、それから何年も森で暮らす少年。
彼は森で一匹の犬と出会う。
「川を渡る」
柩を川渡しするのに苦心する葬儀屋一家の話。
「ボタン泥棒」
馬にお気に入りのコートのボタンを食べられた少女の話。
どの話も奇妙に静かな余韻の残る話だった。
哲学的な匂いを感じる。
そして、発想に感心した。
最初の話もそうだし、「地下をゆく舟」「隠者求む」なんて、日本人では中々、こういう発想はわかないんじゃないかと思う。
感覚が繊細で、読んでいる内にいくつか俳句が浮かんだりもした。
最近、読んでいる時だけ面白ければいい、という本ばかり読んでいたせいか、しばらくぶりにこういう本を読むのもいいな・・・と思った。
どの話も短く、本自体も薄い本なのですぐに読める。
でも、読んでいる間、この本の世界に入りこんでいた。
そして、読み終わった後、恐いというよりも「ああ、分かるな。その感じ」という感覚を味わった。
例えば、「もはや跡形もなく」という話。
人の記憶からいなくなるってこういう事なのかな・・・と思う。
タイトル通り、奇妙な10話からなる短編集。「ピアース姉妹」長年の過酷な暮らしから...
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179. プラージュ
誉田 哲也‖著
幻冬舎 2015.9
あめんぼう さんの評価:
主人公は自暴自棄の時に犯した、一度の罪で現在執行猶予中の身。
そんな彼にさらなる災難が。
自宅アパートが火事にあい、住む場所をなくしてしまう。
困った彼は保護司の男性のつてで、あるシェアハウスに入居することに。
そこは昼はランチ、夜は酒を提供するという飲食店の2階にある部屋で、風呂、トイレ共同でドアもなかった。
そこにはいろんな年代の男女が住んでいて、それぞれに訳ありの事情を抱えていた。
主人公はそこで賄いの仕事を手伝いながら仕事や家探しをする事になる。
そして、やがて住人たちとなじんで、その内の一人の少女とつきあうようになる。
そんな住人の内の誰かを追う記者がそのシェアハウスに潜り込んでー。
読み終えての感想は特に何もないという事。
すごくつまらない本なら、つまらなかった!という感想になるし、面白かったなら良かった!という感想になるけど、そういうのもなし、これを読んで特に何かを考えるという事も見事になかった。
勝手にストーリーが進み、その中で登場人物たちが勝手に動いている。
彼らのしている事や考えも一応分かるには分かるけど、何となく私には絵空事の世界だった。
主人公は自暴自棄の時に犯した、一度の罪で現在執行猶予中の身。そんな彼にさらなる災...
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180. 引き抜き屋 2
鹿子小穂の帰還 雫井 脩介‖著
PHP研究所 2018.3
あめんぼう さんの評価:
読み終えての感想はとにかく読後感がいい!ということ。
ただ、読んでいる時に夢中になって読んでいたかというと、それはそうでもない。
この下巻では、3話に分かれていて、最初の話はバッグ製造販売会社の跡継ぎを決める話。
2話目は外食産業とメガネチェーン店の重役とを引き合わせる話。
そして、3話は主人公の父親の経営する会社の危機、主人公の帰還という話になっている。
その中で違和感があったのは2話目。
ものすごく個性的な登場人物たちがいて、その人物を中心にすえた話になっているが、何となくその人物たちの変さだけが際立って、それがこの話に必要だったのかな?と思ってしまう。
話の結末も何となく消化不全だったし。
全体的にどことなくチグハグな感じがした。
ただ、終始、主人公の女性には好感をもてた。
役員をしていた会社を追い出されたにも関わらず、それにいつまでもこだわらず、与えられた自分のフィールドで基盤を築いていく、その素直な姿、仕事や人に対するカンの良さみたいなのに好感がもてた。
それと、彼女の帰還する会社がアウトドア用品の会社だというのも何となくセンスいい。
アウドドア用品は冒険者の後押しをするアイテムなんだなって思うし、それが主人公の冒険する、という話に合っている。
親娘ともに痛い思いはした訳だけど、ヘッドハンティングされて会社の乗っ取りを企てていた専務は彼女の成長の後押しをしたと言える。
人はずっと同じ場所にいると見えないものもあるし、最初はそれで良くても、周囲が変ると閉塞感を感じたり違和感に通じたりもする。
風穴というのが必要な場所もあるんだと思う。
面白い!とまでは思えなかったけど、そんな風にいろいろ考えさせられる話で、人にオススメしやすい本だなと思う。
読み終えての感想はとにかく読後感がいい!ということ。ただ、読んでいる時に夢中にな...
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