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10の奇妙な話
東京創元社 2016.2
ミック ジャクソン
∥著
田内 志文
∥訳
(2人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
予約件数: 0件
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敷島図書館 <411150683>
貸出可 / 一般930-999 / / /933/シ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-488-01053-9
13桁ISBN
978-4-488-01053-9
書名ヨミ
ジュウ ノ キミョウ ナ ハナシ
著者ヨミ
ジャクソン ミック
著者原綴
Jackson Mick
著者ヨミ
タウチ シモン
原書名
原タイトル:Ten sorry tales
分類記号
933.7
価格
¥1500
出版者ヨミ
トウキョウ ソウゲンシャ
大きさ
20cm
ページ数
179p
内容
内容:ピアース姉妹 眠れる少年 地下をゆく舟 蝶の修理屋 隠者求む 宇宙人にさらわれた 骨集めの娘 もはや跡形もなく 川を渡る ボタン泥棒
抄録
敷地内に洞窟がある気まぐれな金持ち夫婦に雇われ、“隠者”となった男の物語「隠者求む」ほか、あるきっかけで日常と異常の境界線を越えてしまった人々を描いた10の話を収録。デイヴィッド・ロバーツのイラストも掲載。
著者紹介
1960年イギリス生まれ。ロックバンドで活躍後、ドキュメンタリーを中心に短編映画の監督・脚本を手がけ、97年に「穴掘り公爵」で作家デビュー。
内容細目・詳細
1
内容書名
ピアース姉妹
内容書名ヨミ
ピアース シマイ
2
内容書名
眠れる少年
内容書名ヨミ
ネムレル ショウネン
3
内容書名
地下をゆく舟
内容書名ヨミ
チカ オ ユク フネ
4
内容書名
蝶の修理屋
内容書名ヨミ
チョウ ノ シュウリヤ
5
内容書名
隠者求む
内容書名ヨミ
インジャ モトム
6
内容書名
宇宙人にさらわれた
内容書名ヨミ
ウチュウジン ニ サラワレタ
7
内容書名
骨集めの娘
内容書名ヨミ
ホネアツメ ノ ムスメ
8
内容書名
もはや跡形もなく
内容書名ヨミ
モハヤ アトカタ モ ナク
9
内容書名
川を渡る
内容書名ヨミ
カワ オ ワタル
10
内容書名
ボタン泥棒
内容書名ヨミ
ボタン ドロボウ
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静かな余韻
(2018/07/29)
あめんぼう/東温市立図書館
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タイトル通り、奇妙な10話からなる短編集。
「ピアース姉妹」
長年の過酷な暮らしから奇怪な容貌になった姉妹。
彼女たちは海で溺れる美しい青年を救うが、目を覚ました彼は醜い姉妹の容姿に悲鳴をあげて逃げてしまう。
そんな彼に姉妹のした行為とはー。
「眠れる少年」
長年ずっと眠り続けた少年の話。
「地下をゆく舟」
定年後、舟造りに励む老人。
完成を楽しみにしていたが、実際出来上がった時、彼はある事に気づいて愕然とする。
「蝶の修理屋」
古道具屋で「蝶の修理屋の手術道具」を購入し、標本となった蝶を生き返らせる事に成功した少年の話。
「隠者求む」
ある金持ちの新婚夫婦は洞窟に、雇った「隠者」を住まわせる事にする。
隠者の存在を最初は面白がっていた彼らだが、徐々に隠者に対する興味が失せて彼の存在をすっかり忘れてしまう。
「宇宙人にさらわれた」
女教師が宇宙人にさらわれたと騒ぐ子供たち。
「骨集めの娘」
穴を掘り、骨を集める事に熱中する少女。
その目的はー。
「もはや跡形もなく」
ささいな事から家出、それから何年も森で暮らす少年。
彼は森で一匹の犬と出会う。
「川を渡る」
柩を川渡しするのに苦心する葬儀屋一家の話。
「ボタン泥棒」
馬にお気に入りのコートのボタンを食べられた少女の話。
どの話も奇妙に静かな余韻の残る話だった。
哲学的な匂いを感じる。
そして、発想に感心した。
最初の話もそうだし、「地下をゆく舟」「隠者求む」なんて、日本人では中々、こういう発想はわかないんじゃないかと思う。
感覚が繊細で、読んでいる内にいくつか俳句が浮かんだりもした。
最近、読んでいる時だけ面白ければいい、という本ばかり読んでいたせいか、しばらくぶりにこういう本を読むのもいいな・・・と思った。
どの話も短く、本自体も薄い本なのですぐに読める。
でも、読んでいる間、この本の世界に入りこんでいた。
そして、読み終わった後、恐いというよりも「ああ、分かるな。その感じ」という感覚を味わった。
例えば、「もはや跡形もなく」という話。
人の記憶からいなくなるってこういう事なのかな・・・と思う。
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「ピアース姉妹」
長年の過酷な暮らしから奇怪な容貌になった姉妹。
彼女たちは海で溺れる美しい青年を救うが、目を覚ました彼は醜い姉妹の容姿に悲鳴をあげて逃げてしまう。
そんな彼に姉妹のした行為とはー。
「眠れる少年」
長年ずっと眠り続けた少年の話。
「地下をゆく舟」
定年後、舟造りに励む老人。
完成を楽しみにしていたが、実際出来上がった時、彼はある事に気づいて愕然とする。
「蝶の修理屋」
古道具屋で「蝶の修理屋の手術道具」を購入し、標本となった蝶を生き返らせる事に成功した少年の話。
「隠者求む」
ある金持ちの新婚夫婦は洞窟に、雇った「隠者」を住まわせる事にする。
隠者の存在を最初は面白がっていた彼らだが、徐々に隠者に対する興味が失せて彼の存在をすっかり忘れてしまう。
「宇宙人にさらわれた」
女教師が宇宙人にさらわれたと騒ぐ子供たち。
「骨集めの娘」
穴を掘り、骨を集める事に熱中する少女。
その目的はー。
「もはや跡形もなく」
ささいな事から家出、それから何年も森で暮らす少年。
彼は森で一匹の犬と出会う。
「川を渡る」
柩を川渡しするのに苦心する葬儀屋一家の話。
「ボタン泥棒」
馬にお気に入りのコートのボタンを食べられた少女の話。
どの話も奇妙に静かな余韻の残る話だった。
哲学的な匂いを感じる。
そして、発想に感心した。
最初の話もそうだし、「地下をゆく舟」「隠者求む」なんて、日本人では中々、こういう発想はわかないんじゃないかと思う。
感覚が繊細で、読んでいる内にいくつか俳句が浮かんだりもした。
最近、読んでいる時だけ面白ければいい、という本ばかり読んでいたせいか、しばらくぶりにこういう本を読むのもいいな・・・と思った。
どの話も短く、本自体も薄い本なのですぐに読める。
でも、読んでいる間、この本の世界に入りこんでいた。
そして、読み終わった後、恐いというよりも「ああ、分かるな。その感じ」という感覚を味わった。
例えば、「もはや跡形もなく」という話。
人の記憶からいなくなるってこういう事なのかな・・・と思う。