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惑星をみよう
科学のアルバム
天文・地学7
あかね書房 2005.4
藤井 旭
∥著
(9人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
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竜王図書館 <1020676134>
貸出可 / 児童棚12/410-487 / / /445/フ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-251-03328-0
書名ヨミ
ワクセイ オ ミヨウ
著者ヨミ
フジイ アキラ
叢書名ヨミ
カガク ノ アルバム
分類記号
445
価格
¥1500
出版者ヨミ
アカネ ショボウ
大きさ
23cm
ページ数
53p
一般件名
惑星
学習件名
太陽系
学習件名ヨミ
タイヨウケイ
学習件名
惑星
学習件名ヨミ
ワクセイ
学習件名
天体観測
学習件名ヨミ
テンタイ カンソク
学習件名
水星
学習件名ヨミ
スイセイ
学習件名
金星
学習件名ヨミ
キンセイ
学習件名
地球
学習件名ヨミ
チキュウ
学習件名
月
学習件名ヨミ
ツキ
学習件名
衛星
学習件名ヨミ
エイセイ
学習件名
火星
学習件名ヨミ
カセイ
学習件名
クレーター
学習件名ヨミ
クレーター
学習件名
小惑星
学習件名ヨミ
ショウワクセイ
学習件名
木星
学習件名ヨミ
モクセイ
学習件名
土星
学習件名ヨミ
ドセイ
学習件名
天王星
学習件名ヨミ
テンノウセイ
学習件名
海王星
学習件名ヨミ
カイオウセイ
学習件名
冥王星
学習件名ヨミ
メイオウセイ
学習件名
すい星
学習件名ヨミ
スイセイ
学習件名
流星
学習件名ヨミ
リュウセイ
学習件名
望遠鏡
学習件名ヨミ
ボウエンキョウ
抄録
科学する心を育て、自然を愛し生命を愛する心を育てるシリーズ。天文・地学では、宇宙や地球の不思議なしくみに迫る。7は、惑星。最新情報にあわせた部分改訂など全面的に内容を見直した、初版1974年刊の新装版。
児童内容紹介
たくさんの写真とわかりやすい説明で、宇宙や地球の不思議なしくみに迫るシリーズです。7巻のテーマは「惑星(わくせい)をみよう」。私たちが住んでいる地球と同じ、太陽系のなかまの星たちをたずねてみましょう。
著者紹介
1941年山口県生まれ。多摩美術大学デザイン科卒業。那須高原の白河天体観測所、オーストラリアのチロ天文台をつくる。天文写真の分野では国際的に知られる。著書に「星になったチロ」など。
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静かな本
(2018/09/06)
あめんぼう/東温市立図書館
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読んでいる最中、読み終わってからも静かな気持ちになれる本だった。
小池真理子さんの本は「恋」以来、好きになれないものが多く、今回も期待してなかったけど、その思いが裏切られた。
またひとつ別の段階にいったのか、この作品がたまたまなのか、とにかくこの本は良かった。
主人公は末期がんを患い、余命わずかな年老いた男性。
彼は小説講座の講師をしていたが、その職を辞す際に、若い受講者の女性から声をかけられる。
彼女は、辛口な批評をする事で有名な主人公が、最もその講座で才能を認めていた女性だった。
彼女の書いた作品は実体験を元にしたもので、実の祖父と母親が男女の関係になり、主人公が祖父を殺害するというものだった。
それ以後、歳の離れた二人の交流が始まった。
そんな折、昔の恋人が亡くなり、遺書に彼にあてて1枚の絵を残していた事を彼は知る。
その絵のタイトルは「死の島」。
読んでいて対比する二つのものを感じた。
若さと老い。
男と女。
その対比するものを描く事で、どちらも、そのものが強く感じられる。
私はこの主な登場人物の男女、どちらにも共通点がないけど、二人の思いが理解できるし共感できた。
さらに、この話はとにかく平坦で、刺激的な事がないのに退屈する事がなく、却ってそれが良かった、と思えた。
もし、これが二人の男女の関係を描いたものだったら、その時点で読む気が失せていたと思う。
何もないように思えるものをちゃんと読ませるし、分からないものを共感させられる、それが本当の小説だし、作家の力量なんだなと改めて感じた。
以前、母親に「もう歳をとって達観した人が自殺する事はないんじゃない」と言うと、「病気で自殺するとかあるわ」とすぐに答えて、それを聞いて「なるほど」と思った。
この男性の考え方やした事を肯定も否定もしないけど、その時の「なるほど」がこの本には満ち溢れていた。
死は誰にでも訪れるけど、自殺しない限りはそれは本人の思うようにならない。
そんな事すらも自分の思うようにしようというのはある意味傲慢だけど、その傲慢さを感じさせない、何か荘厳なもの、ただただ静かなものがこの本には漂っている。
タイトルになっている「死の島」は不気味な絵ではあるけど、私は何となく見ていてやすらいだ。
ここに行ってみたいと素直に思った。
そんな思いがそのまんまこの作品に通じていて、救いのないストーリーのはずなのに、心が救われるような気持ちになった。
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あめんぼう/東温市立図書館
小池真理子さんの本は「恋」以来、好きになれないものが多く、今回も期待してなかったけど、その思いが裏切られた。
またひとつ別の段階にいったのか、この作品がたまたまなのか、とにかくこの本は良かった。
主人公は末期がんを患い、余命わずかな年老いた男性。
彼は小説講座の講師をしていたが、その職を辞す際に、若い受講者の女性から声をかけられる。
彼女は、辛口な批評をする事で有名な主人公が、最もその講座で才能を認めていた女性だった。
彼女の書いた作品は実体験を元にしたもので、実の祖父と母親が男女の関係になり、主人公が祖父を殺害するというものだった。
それ以後、歳の離れた二人の交流が始まった。
そんな折、昔の恋人が亡くなり、遺書に彼にあてて1枚の絵を残していた事を彼は知る。
その絵のタイトルは「死の島」。
読んでいて対比する二つのものを感じた。
若さと老い。
男と女。
その対比するものを描く事で、どちらも、そのものが強く感じられる。
私はこの主な登場人物の男女、どちらにも共通点がないけど、二人の思いが理解できるし共感できた。
さらに、この話はとにかく平坦で、刺激的な事がないのに退屈する事がなく、却ってそれが良かった、と思えた。
もし、これが二人の男女の関係を描いたものだったら、その時点で読む気が失せていたと思う。
何もないように思えるものをちゃんと読ませるし、分からないものを共感させられる、それが本当の小説だし、作家の力量なんだなと改めて感じた。
以前、母親に「もう歳をとって達観した人が自殺する事はないんじゃない」と言うと、「病気で自殺するとかあるわ」とすぐに答えて、それを聞いて「なるほど」と思った。
この男性の考え方やした事を肯定も否定もしないけど、その時の「なるほど」がこの本には満ち溢れていた。
死は誰にでも訪れるけど、自殺しない限りはそれは本人の思うようにならない。
そんな事すらも自分の思うようにしようというのはある意味傲慢だけど、その傲慢さを感じさせない、何か荘厳なもの、ただただ静かなものがこの本には漂っている。
タイトルになっている「死の島」は不気味な絵ではあるけど、私は何となく見ていてやすらいだ。
ここに行ってみたいと素直に思った。
そんな思いがそのまんまこの作品に通じていて、救いのないストーリーのはずなのに、心が救われるような気持ちになった。