図書館司書のおすすめ一覧

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21. 水族館飼育係だけが見られる世界
毎日は発見と感動に満ちている 下村 実‖著
ナツメ社 2024.5
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「水族館大国」と言われるくらい水族館が多い日本。著者はいくつかの水族館の飼育係として携わり、かつては大阪府の水族館・海遊館の立ち上げにも関わっていました。
展示に必要な魚を捕獲するため、日本国内はもちろん、北極や、果てはインドネシアのジャングルまで東奔西走。水族館飼育係の知られざるお仕事が垣間見えます。
また、飼育する側でないと見られない生きものたちの力強く、時には愛らしい姿を、親しみやすい文章で語ってくれます。
「水族館大国」と言われるくらい水族館が多い日本。著者はいくつかの水族館の飼育係と...

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22. 泣いちゃうわたしと泣けないあの子
倉橋 燿子‖著
講談社 2024.4
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23. ひき石と24丁のとうふ
大西 暢夫‖著
アリス館 2024.4
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24. おとうとのねじまきパン
ずっとむかし、満州という国であったこと 高橋 うらら‖著
合同出版 2024.4
図書館司書 の評価:
1932年、日本軍は中国の東北部に、「満州」という国を作りました。そこでは豊かな暮らしができると信じて、多くの日本人が満州に渡っていきました。
ところが、戦況が悪化すると日本軍は満州の軍隊を引き揚げました。そのせいで、ソ連との戦争が始まった時には、満州にいた多くの一般の日本人が取り残されてしまいました。
終戦後、13歳の和子さんとその家族も日本を目指します。しかし、5歳の弟が病気になってしまいました。和子さんは、衰弱した弟にお砂糖を与えたくて、一人、満州の首都・新京へ向かいます。
1932年、日本軍は中国の東北部に、「満州」という国を作りました。そこでは豊かな...

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25. あの図書館の彼女たち
ジャネット スケスリン チャールズ‖著 高山 祥子‖訳
東京創元社 2022.4
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オディール・スーシェは、アメリカ図書館へ面接を受けに訪れました。館長であるミス・リーダーからの最初の質問にうまく答えられなかったことを気にしていると、良き理解者であるコーエン教授から手紙で思いを伝えたらどうかとアドバイスをもらいます。
ナチス・ドイツがチェコスロヴァキアへ侵攻して、戦禍が広がりつつある頃のお話です。
オディール・スーシェは、アメリカ図書館へ面接を受けに訪れました。館長であるミス・...

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26. あした、弁当を作る。
ひこ 田中‖著
講談社 2023.2
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ある朝、いつものように母親に背中を触られると寒気がしたタツ。それから母親が作る弁当も、親が勝手に部屋に入ってくることも嫌になる。そこでタツは弁当作りと洗濯を自分でやろうとするが、両親からは反対されてしまう。
これは「成長期」? 「反抗期」? それとも「自立心」なのか? タツは友人との会話からいろんな家族のあり方を知り、自分の両親と向き合っていく。
ある朝、いつものように母親に背中を触られると寒気がしたタツ。それから母親が作る弁...

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27. あなたの言葉を
辻村 深月‖著
毎日新聞出版 2024.4
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デビューからこれまで、作品の中でたくさんの中高生を描いてきた辻村さん。上手く言葉にできない自分の気持ちを代弁してくれている、と感じた人も多いかもしれません。本書は、そんな辻村さんによる新聞連載をまとめたエッセイ集です。掲載こそ小学生向けの新聞ですが、中高生も、かつて子どもだった大人にも、共感したり「あれはそういうことだったのか」と気付かされたりするエピソードも。「子ども相手だから」こそ、真摯に紡がれた辻村さんの言葉が詰まっています。
デビューからこれまで、作品の中でたくさんの中高生を描いてきた辻村さん。上手く言葉...

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28. 無限の中心で
まはら 三桃‖著
講談社 2020.6
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文科系2年の野崎とわは、前田美織に頼まれて新聞部の助っ人をお願いされました。数学オリンピックの取材をすることになったのですが、部室では3人の部員が1枚のプリントを前にして興奮していました。数学の難問を置いておくと誰かが解答した状態になっていると。
数学が苦手なとわが、数学研究部と共に無限の先を考える物語。
文科系2年の野崎とわは、前田美織に頼まれて新聞部の助っ人をお願いされました。数学...

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29. 答えは旅の中にある
小手鞠 るい‖著
あすなろ書房 2024.1
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舞台はアメリカ。2人の中学生が春休みに旅へ出ます。エレナは、亡くなった母が行きたいと話していたロックの聖地、ニューヨーク州ウッドストックへ。道生は、メキシコとの国境の町、テキサス州エルパソへ。2人は旅を通して自分と向き合いながら、見る景色や出会う人々との話に心を動かされます。
読んだらきっと、旅に出たくなる1冊です。
舞台はアメリカ。2人の中学生が春休みに旅へ出ます。エレナは、亡くなった母が行きた...

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30. モノクロの街の夜明けに
ルータ セペティス‖作 野沢 佳織‖訳
岩波書店 2023.9
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1989 年、共産党による独裁が続くルーマニア。17 歳の高校生のクリスティアンは、ある日、秘密警察の諜報員に接触され、自身が密告者となることを誓わされた。友人や家族を裏切っているという罪悪感や、周囲の人間も密告者なのではという疑心から自分自身も信じられなくなっていく。国民の誰もが極限状態にあるなか、ある地方都市の抗議運動がきっかけで、ついに革命へと動き出す。
1989 年、共産党による独裁が続くルーマニア。17 歳の高校生のクリスティアン...
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