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レビュー一覧 (83件)
中務光人さんの投稿レビュー/池田市立図書館
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(1人)
1. 最新医学データが導き出した薬・減塩に頼らない血圧の下げ方
ユサブル 2023.3
山口貴也
中務光人 さんの評価:
最初の40ページ位読みましたが、自分の主張したい結果が得られた論文だけを示すなど、非科学的な内容。あとは読む気がしませんでした。
最初の40ページ位読みましたが、自分の主張したい結果が得られた論文だけを示す...
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(1人)
2. 100年足腰 死ぬまで歩けるからだの使い方
サンマーク出版 2019.11
巽一郎
中務光人 さんの評価:
著者は湘南鎌倉総合病院 人工膝関節センター長。
全国から訪れる膝関節の人工関節置換術希望者に対し、歩行指導・筋トレ指導を行った後、3ヵ月間は手術をしないことにしていて、この期間内に46%の人で症状が改善し、手術の必要がなくなったとのこと。
膝関節を守るために重要なことは、重症の膝関節症に多い0脚の人は、それを矯正するような親指側へ重心をかけるような歩行を心がけること。そして膝まわりをしっかり安定させるために大腿部を中心の筋トレを勧めている。また脊柱の自然の彎曲を守るような姿勢での歩行、転倒しやすいような前屈みの姿勢を避けること、腹筋・背筋などの筋トレもすることが勧められている。
そして、著者が勧める筋トレのいくつかが写真入りで紹介されている。
そして、もう1点、極めて大切なのが、体重の多い人の減量。
その他の内科的なことも、これに続いて書かれているが、これには不正確な部分も多く、読まない方がむしろよいかも知れない。
著者は湘南鎌倉総合病院 人工膝関節センター長。全国から訪れる膝関節の人工関節...
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(1人)
3. オックスフォード式最高のやせ方
アスコム 2021.10
下村健寿
中務光人 さんの評価:
著者は、糖尿病・肥満についての研究者で、現在、福島県立医大教授。
前半では、「これまでよくされている食事の工夫による減量の試みは、苦痛に満ちたもので、折角がんばってやりとげても、何年も持続させるのは難しい。」ということの説明。
後半は、著者が勧めている方法の理論的背景と、実践方法が書かれている。
まず、空腹時の運動。最もよいのは、前の食事から時間のあいている朝食前の運動。
運動のエネルギー源は主に糖質と脂質であるが、空腹時は体内ですぐに使える糖質(ブドウ糖とグリコーゲン) が少なく、脂質が使われることで、脂肪組織(皮下脂肪・内臓脂肪)を減らせやすい。この運動としては、早歩きか軽いジョギング30分相当の運動とある。
これ以外には、食事に関するお勧めの数々。それらは、早食いをしない。米飯などの糖質(炭水化物)は後回しがよい。飲み会の後の締めのラーメン等は絶対にやめる。等々。自分の気持ちに負担がかからない程度にやるのが大切と力説している。
書かれていることは妥当なことが多いと思うし、根拠となる文献も巻末に多数紹介されているが、著者のやり方で、実際のどれくらいの割合の人に、どの程度の効果があったのかという最も知りたい点については、書かれていないし、文献の紹介もない。
早朝に運動をして、脂肪を燃焼させても、摂取するエネルギー量が同じであれば、体重の減少はほぼ見込めないと思われるので、食事の仕方を工夫して、摂取を減らせるということの方がむしろ重要なのかも知れない。
著者は、糖尿病・肥満についての研究者で、現在、福島県立医大教授。 前半では、「...
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図書
(4人)
4. いちばん親切な更年期の教科書
閉経完全マニュアル 高尾 美穂‖著
世界文化ブックス 世界文化社(発売) 2021.10
中務光人 さんの評価:
著者は産婦人科専門医。現在、女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道副院長。
全6章で構成されている。
(1) 女性ホルモンなどの基礎的なことが更年期を中心に書かれてある。
(2) 大豆の成分が良いということ、睡眠が重要であるということが、各17頁・12頁にわたって記載されている。
(3) 更年期以後に衰える骨盤底筋などを鍛えるトレーニング法。
(4) 更年期障害で受けるホルモン補充療法と漢方薬について、詳しく記載されている。
(5) 更年期以降にかかりやすい、婦人科的疾患・内科的疾患の概説。
(6) その他
わかりやすく、過不足なく書かれていると思う。
著者は産婦人科専門医。現在、女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道副院...
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図書
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(1人)
5. 不眠
不眠症治療の名医が教える最高の治し方大全 寝つきが悪い・眠りが浅い・早く目覚める睡眠負債・睡眠時無呼吸
文響社 2021.1
中務光人 さんの評価:
専門家7人の共著。132項目の "Q&A" 形式で構成されている。
睡眠の生理、不眠とその周辺疾患。不眠に対する私達自身の心構えや生活習慣・睡眠薬の説明・入眠を助けるリラクセーションなど 不眠に関する種々のことが網羅されている。
専門家7人の共著。132項目の "Q&A" 形式で構成されている。睡眠の生理、...
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図書
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(1人)
6. 尿酸値リセット
薬に頼らず痛風発作が防げる! 大学教授が考案! 細谷 龍男‖著
文響社 2021.8
中務光人 さんの評価:
著者は1947年生まれ。尿酸・慢性腎臓病・高血圧などが専門の東京慈恵医大名誉教授。
高尿酸血症は痛風の原因となるが、生活習慣病の1つで、それから派生する合併症の方がずっと大きな問題である。それらは、脳血管障害・心筋梗塞・心不全・腎不全などである。
高尿酸血症の治療としては、従来から「プリン体の少ない食物を」ということがよく言われているが、体内の尿酸の8割は内因性(体内で合成されるもの)なので、強調されすぎていたきらいがある。
高尿酸血症をおこしやすい生活習慣としては、肥満とくに内臓脂肪が最も大きい問題なので、肥満の人は、少しずつでもよいから体重を落とすこと。そして軽い運動も非常によい (強い運動は尿酸にかえって悪い)。いろいろな運動のやり方がイラスト入りで詳しく紹介されている。
その他、よいものとしては、水分を多い目に摂取すること。コーヒー・乳製品もよさそう。
よくないものとしては、アルコール・果糖(砂糖に含まれる) など。
「おわりに」まで含めて120ページで、字も大きく行間も広い。イラストもかなり多いのですぐに読める。高尿酸血症の人にはお勧めの書である。
著者は1947年生まれ。尿酸・慢性腎臓病・高血圧などが専門の東京慈恵医大名誉教...
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(1人)
7. 健康長寿の人が毎日やっている心臓にいいこと 心臓専門医が教える!
自由国民社 2021.8
別府浩毅
中務光人 さんの評価:
著者は京大病院などで糖尿病専門医として15年の勤務後開業。
総論的な第1章につづいて、第2~6章は、各々 食・運動・呼吸・脳(ストレス・人間関係)・睡眠をテーマにしている。
食事については、よくない物・悪い食べ方。運動については、具体的な運動量・方法・脈拍数についての注意。呼吸については、睡眠時無呼吸症候群について放置してはいけないことが繰り返し述べられている。脳については、ストレスをためなこまない。広い穏やかな心を持つことが繰り返し書かれている。
内科医の私から見て、非常にオーソドックスな内容で、また、丁寧に書かれているので、一般の方にも非常にわかりやすいと思う。勧められている予防(治療)は、保守的・安全。比較的最近、評価する人も多い、いわゆるプチ断食 や 糖尿病の人によく勧められる糖質制限食に対しては、やや否定的でほとんど述べられていない。
私自身参考になる部分も多々あった。
著者は京大病院などで糖尿病専門医として15年の勤務後開業。総論的な第1章につづ...
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(1人)
8. 目で見る食品糖質量ハンドブック 食品成分表八訂対応の最新版! 無理なくやせる!健康
学研プラス 2021.9
小田原雅人
中務光人 さんの評価:
監修者は 1980年生まれ。糖尿病・脂質異常症などを専門とする医師で、山王病院内科部長・東京医科大特任教授。
最初に12ページに、糖質についての簡単な説明があり、残りの大部分である119ページが、品目分類別に、写真入りで カロリー・糖質量・タンパク質・脂質・塩分の量が示されている。品目数は1550 と記載されている。
類書は多くあるようだが、他書は開いたことがないので優劣は?
監修者は 1980年生まれ。糖尿病・脂質異常症などを専門とする医師で、山王病...
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(3人)
9. 腸のトリセツ おなかの不調の原因と治し方が、即わかる!
学研プラス 2020.2
江田証
中務光人 さんの評価:
著者は 1971年生まれの消化器を専門とする医師で、現在開業をしておられる。
この本のタイトルは 「腸のトリセツ」 となっているが、ほぼ全て SIBO (シーボ = 小腸内細菌増殖症) の説明に終始している。
以下、著者の説明に少し加味して記載する。
大腸内は便が停滞し、細菌の非常に多い所であるが、小腸内は粥状の食物が比較的早く通過する所で、元来、細菌はゼロではないにしても非常に少ない。ところが、手術によって腸の流れがかわったり、小腸の慢性炎症で狭窄部ができたり、ある種の先天的な異常などで、小腸の内容が停滞すれば、小腸内の細菌が増殖して、腹痛・下痢などの不快な症状をおこし、重症例では消化吸収の障害によりビタミンの吸収障害など栄養不良がおこってしまう。このことは以前からよくわかっていたことであるが、比較的最近、同様のことが、程度は軽いものの、元々前記のような病気のない人にも、かなりの割合(数十% ?) でおこるらしいことがわかってきた。
小腸内では、細菌は 「健康によいと言われている食物繊維・オリゴ糖」 などを利用するため、健康によかれと思って食べているもので症状が悪化することも多く、日本人には、この SIBO が増加傾向にあるという。これまで過敏性腸症候群と言われてきた人が、実はこの SIBO が原因だったということも多く、高い統計では 80%というものもあるという。
SIBO は、他に精神疾患(うつ・自閉症スペクトラムなど), 免疫異常(アレルギーなど), ある種のがんの発生原因にもなるという。
SIBOをおこしやすい状態とは、前記の腸の構造的異常の他、腸の蠕動運動の低下(糖尿病などの疾患の他、ストレスでもおこる)、抗生剤、免疫の低下、酸を抑制する胃薬 等々。
予防ならびに治療として、食事では FODMAP とひとくくりにされる発酵性の糖質などの摂取を控えること。この FODMAP と呼ばれる糖質などは、一般に便秘を解消し、健康にも良いと言われているものが多いが、SIBO の人にとっては悪く作用することがある。この FODMAP の多い食品・少ない食品が写真入りで非常に詳しく掲載されている。
食事以外では、お腹を温める、お腹のマッサージ、間食をしない、ハミガキの習慣、ある種のサプリ、骨盤筋の筋トレとストレッチ、運動などが書かれている。
私は一般内科医で、今まではこの SIBO という状態をあまり深く知らなかったが、この機会に最近の文献にあたってみたが、この本に書かれてあるような細かいことは異論の多いことではないかと思う。また、説明が一般の方には難しいのではないかと思う。(アマゾンの書評では、「わかりやい」 とするものが多かったようですが・・・)
著者は 1971年生まれの消化器を専門とする医師で、現在開業をしておられる。こ...
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図書
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10. 平沼騏一郎
検事総長、首相からA級戦犯へ 中公新書 2657 萩原 淳‖著
中央公論新社 2021.8
中務光人 さんの評価:
著者は滋賀県出身で 1987年 生まれ。執筆時 琉球大学人文社会学部准教授。
平沼騏一郎は、1967年(明治元年の前年) 美作国津山藩の津山藩士の次男として生まれる。一家は武士道精神を重んじ、父も藩主への絶対服従を誓う人物だった。
数え年5歳から藩校で漢学を学び、その後、現在の帝大法科大(現東大法学部)を首席で卒業。
卒業後、司法省に入り、1年間の海外留学を糧に、司法制度の改革、数々の立法(刑法改正, 指紋法, 少年法) にかかわり 1912年に検事総長となり、現在でも検察中興の祖と呼ばれているとのこと。
実務的にも、数々の事件・政治家がらみの案件もそつなくこなしていて、当時の法曹界・言論界でも、学者兼実務家としても高評価を受けている。それとともに、司法省内に強力な "平沼閥" ができてゆく。
そのような立場から、1923年 請われて司法大臣として政治の世界に入っていく。その後、貴族院議員、枢密院議長などを歴任し、日中戦争の最中の 1939. 1 に総理大臣に就任する。この頃、いずれの内閣も短命に終わっているが、平沼も陸軍との関係が思うように進まない中、独ソ不可侵条約をきっかけとして8ヵ月弱で総辞職する。
司法の世界で活躍していた時期・政治の世界の入った初期に、それと平行して思想活動にも傾倒する。平沼にとって、反共産主義と治安の安定が最優先課題のようで、1924年 その3年前に設立された国本社という右翼団体の会長に就任。この国本社には、政界・軍部の幹部クラスも多数在籍したが、米タイムズ紙から、1932年 「日本のファッショ団体の代表」 として報道されていた。
このようなことから、枢密院議長就任にあたり、国本社と関係を断つことを約束し、国本社は解散された。(1936年?)
総理大臣であった半年余りの短い期間を含め、枢密院副議長・議長時代、その後も重臣として国政の重大な舵取りの一翼を担ったが、日中戦争・対米戦争に、アクセルをかけた部分と、ブレーキをかけた部分があるが、東京裁判では (1) ファッショ的団体である国本社の指導者であったこと (2) 枢密院副議長・議長時代の 日満議定書・日独防共協定 (3) 首相時代の防共協定強化・ノモンハン事件などを根拠に、戦犯として、無期懲役が言い渡された。
1946年4月より巣鴨拘置所に収監。1952年病気のため釈放されたが、同年 8月22日 自宅で死去。
私は、この本を読むまでは、司法にも素人で、「平沼騏一郎」 の名前だけなんとか知っている程度の浅学の極みであったので、司法制度の歴史が折に触れて出てくることにしんどさも感じたが、とてもよく調べて、よく書かれていると感じた。
平沼騏一郎という人物については、まじめ、仕事をしっかりこなし、国としてのまとまりを重んじる上での国家主義など、評価できる部分も多い。もう少し広い視野をもって、他国のことを考える余裕があれば、後世でも評価される政治家になっていたかも知れないと思う。同じ、右翼・国家主義と言っても、嘘と不誠実にあふれた、安倍元首相並びにそれに近い人達とひとくくりにするのは気の毒だ。
著者は滋賀県出身で 1987年 生まれ。執筆時 琉球大学人文社会学部准教授。...
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