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レビュー一覧 (149件)
はるちゃんさんの投稿レビュー/小郡市立図書館
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図書
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(15人)
1. 代償
伊岡 瞬‖著
KADOKAWA 2014.3
はるちゃん さんの評価:
積文館のおすすめコーナーで見かけ、図書館でリクエストして読んでみたが、最初から最後まで不快感満載の小説だった。
平凡な家庭で育てられていた主人公〔圭輔〕が火事で両親を亡くし、遠縁に引き取られるも この母〔道子〕と息子〔達也〕が吐き気を催すサイコっぷり。
小学生〜中学生の多感な時、ましてや気弱な性格の圭輔は逃げ出す事も出来ず壮絶な生活の中で次第に生きる屍状態に。
親友の〔寿人〕とその叔父の牛島夫妻に助け出され
長じて弁護士となりホッとしたのも束の間、達也から弁護の依頼が来る。
ここで読み手としてはタイトルが【代償】という事もあり、圭輔の復讐劇の始まりか?と期待するのだが、ヘタレの圭輔は終始グズグズなよなよ状態。
確かに現実であればPTSDも抱えるだろう、
そうそう劇的に強い人間になれるわけもない、
弁護士になれただけでも上出来 · · · なのかもしれないがこれは小説の世界!
主人公なら主人公らしく、少しは根性見せんか。
達也に立ち向かおうと決意したのは終盤の一瞬だけ、
活躍するのはもっぱら親友の寿人で、
圭輔はずーーーーっとおんぶに抱っこって
〔のび太〕か、お前はっ!
積文館のおすすめコーナーで見かけ、図書館でリクエストして読んでみたが、最初から最...
図書
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(7人)
2. PIT特殊心理捜査班・水無月玲
五十嵐 貴久‖著
光文社 2018.9
はるちゃん さんの評価:
ビッグデータ解析の技術者・蒼井俊がプロファイラー・水無月玲率いるPITで猟奇的事件を追うミステリー。
蒼井俊が小学生の時に両親を殺害された所から始まり、
連続女性殺害事件、警察官殺害事件、弁護士一家殺害事件、老夫婦殺害事件と、猟奇的殺害事件がてんこ盛りなのだが、データ解析や捜査の臨場感、スピード感が欠けているので、ただグロテスクなシーンを見せつけられているようで心が萎える。
読むのに集中出来なかったせいか
(水無月玲って天海祐希さんがドラマで刑事役をする喋り方を真似してイキッてるなぁ)とか
(男性刑事は全員苗字で表記してるのに女性刑事は名前って、田嶋陽子さんが読んだら噛みつきそうだなぁ)とか、どーでもいいような事ばかり考えていた。
ビッグデータ解析の技術者・蒼井俊がプロファイラー・水無月玲率いるPITで猟奇的事...
図書
貸出可能
(12人)
3. ガラスの殺意
秋吉 理香子‖著
双葉社 2018.8
はるちゃん さんの評価:
高次脳機能障害で20〜30分しか記憶を維持出来ない主人公〔柏原麻由子〕が人を殺したと自ら警察に電話をかけて自首するところから物語が始まる。
本当に麻由子が犯人なのか?
夫〔光治〕の不可解な行動の意味するものは?
実の母親のように寄り添い、親身に麻由子の世話をする〔米森久江〕の目的は?
といったミステリー要素に加え、捜査に当たった女性刑事〔桐谷優香〕の母親の介護問題とリンクさせながら話は進んでいく。
真犯人が分かってハイ、お終い · · · ではなく、胸に迫るラストが印象的。
映画化されたら若い女性の7割は目と鼻を真っ赤にして帰りそう。
高次脳機能障害で20〜30分しか記憶を維持出来ない主人公〔柏原麻由子〕が人を殺し...
図書
貸出可能
(12人)
4. 灼熱
秋吉 理香子‖著
PHP研究所 2019.8
はるちゃん さんの評価:
愛する夫を殺害されその復讐のために整形して犯人の妻になるが生活を共にするうちに愛情が湧き · · · という、昭和の昼ドラ的内容の小説。
溜め息と共に(あのね〜 · · · )とツッコミを入れる箇所がいくつもあったものの、途中で投げ出さずに最後まで読み終わる事が出来たのは作者の巧さか
愛する夫を殺害されその復讐のために整形して犯人の妻になるが生活を共にするうちに愛...
図書
貸出可能
(21人)
5. 望み
雫井 脩介‖著
KADOKAWA 2016.8
はるちゃん さんの評価:
行方不明となった息子は殺人事件の加害者なのか、被害者か 。
警察からの情報が少ない中でマスコミや世間の攻撃に翻弄される家族。
たとえ加害者であっても生きて帰って来てほしいと思う母と、今後の生活や娘の将来を考え、いっそ被害者であればという思いが湧き上がる父。
雫井脩介さんがぶつけてきた究極の選択肢がズッシリとのしかかる。
自分に同じ事が起こったらどちらに傾くのか、読み始めから読み終わった後まで読者の頭を抱えさせる小説。
行方不明となった息子は殺人事件の加害者なのか、被害者か 。警察からの情報が少ない...
貸出不可(未所蔵)
(1人)
6. 犯罪者 下
KADOKAWA 2017.1
太田愛
はるちゃん さんの評価:
通り魔殺人事件の真相を知った修司、相馬、鑓水は一発逆転の大勝負に打って出る。
が、相手は大企業と大物政治家。
そうそう簡単に事は進まない。
特に秘書の服部と、殺人の実行犯である滝川が
頭が回るというか、したたかというか次々と3人の計画を潰しにかかる。
想定外の展開目白押しで、久方ぶりに最後まで夢中になって読んだ小説だった。
作者はドラマ【相棒】【トリック2】等の脚本を手掛けた太田愛さん。
登場人物や情景などの緻密な描写が必要な小説の世界で、たとえ有名脚本家であったとしても必ず成功するとは限らないが、太田さんはこのデビュー作で見事にやり遂げている。
シリーズ第二作の【幻夏】、第三作の【天上の葦】も今から読むのが楽しみ。
通り魔殺人事件の真相を知った修司、相馬、鑓水は一発逆転の大勝負に打って出る。が、...
貸出不可(未所蔵)
(1人)
7. 犯罪者 上
KADOKAWA 2017.1
太田愛
はるちゃん さんの評価:
駅前広場で5人が死傷する事件が発生。
犯人は逮捕されたものの、ただ1人助かった修司は搬送先の病院で謎の男から「あと10日生き延びれば助かる」と、逃げるよう警告される。
男は何者なのか。
犯人は逮捕されたのに、なおも執拗に命を狙われるのはなぜなのか。
10日が意味するものは?
事件の被害者全員が狭いエリアの住人というのはどうしてなのか。
と、序盤から掴みはバッチリ。
事件の真相を追う事になった修司と刑事の相馬、その友人の鑓水のキャラも実にいい。
重くなりがちなストーリーに時折クスッと笑わせる会話で緩急をつけてくれている。
〔下巻へ〕
駅前広場で5人が死傷する事件が発生。犯人は逮捕されたものの、ただ1人助かった修司...
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(6人)
8. 十二単衣を着た悪魔
源氏物語異聞 内館 牧子‖著
幻冬舎 2012.5
はるちゃん さんの評価:
インパクトのあるタイトルと、源氏物語では脇役の弘徽殿の女御にスポットを当てたという前振りに惹かれて読んだが、完全に期待はずれ。
小説の中でも触れてはいたが、弘徽殿の女御の言動は平安時代ではありえないというのはわかるものの、現代においては至って普通。
むしろ知的で行動力もあり、多くの女性が憧れるキャラクター。
タイトルに「悪魔」と持って来たのだから、弘徽殿の女御にはもっと大暴れして欲しかった。
また、主人公の伊藤雷も今ひとつ魅力に欠ける。
内容は簡単な小説にもかかわらず、読むのが苦痛で時間がかかった。
弘徽殿の女御にとんでもない悪女っぷりを発揮させ、伊藤雷や周囲の人間をこれでもかと翻弄するような内容であれば 面白かったのに と残念。
インパクトのあるタイトルと、源氏物語では脇役の弘徽殿の女御にスポットを当てたとい...
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(18人)
9. 婚活中毒
秋吉 理香子‖著
実業之日本社 2017.12
はるちゃん さんの評価:
【ネタバレ】
①理想の男…結婚相談所の所長が犯人だと読み始めで分かった
②婚活マニュアル…これも最初の段階で2人の女の共謀だと分かる
③リケジョの婚活…ラストに想定外の展開
④代理婚活…4作中唯一ミステリー色がなく、ほのぼのとした作品
★リケジョの婚活が1番面白かった
【ネタバレ】①理想の男…結婚相談所の所長が犯人だと読み始めで分かった②婚活マニュ...
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(9人)
10. カウントダウン
真梨 幸子‖著
宝島社 2017.3
はるちゃん さんの評価:
主人公は余命半年を宣告されたエッセイスト海老名亜希子。
死を受け入れ、終活に励む姿は昨今の小説によく見受けられる主人公が健気で登場人物が全員優しいお涙頂戴モノではない。
妬み、嫉み、見栄に翻弄され、形振り構わず立ち向かう主人公の言動は決して不快ではなく、むしろ余命僅かでありながら最後まで必死で闘っているのだと感動すら覚えた。
これまで読んできた真梨幸子さんの作品とは違い、視点は主人公のみで、人物関係もわかりやすく、時には笑える内容もあったので、
(真梨さんはミステリー以外にもハートウォーミングな作品も書かれていたのか)と思いながら読み進めていたら · · ·
最後の最後でまさかの展開!
さすが真梨幸子さん、一筋縄ではいかない。
主人公は余命半年を宣告されたエッセイスト海老名亜希子。死を受け入れ、終活に励む姿...
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