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レビュー一覧 (545件)
るなくんさんの投稿レビュー/網走市立図書館
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図書
(15人)
481. 優しい死神の飼い方
光文社文庫 ち5-1 知念 実希人‖著
光文社 2016.5
るなくん さんの評価:
曰く付きのホスピタルの洋館に死神が犬の姿となり派遣される。
心安らかに天にめされるよう、患者が持っている未練の裏に潜む過去の謎を解放す。天然キャラの死神犬「レオ」の行動はなんだかほっこりする。
曰く付きのホスピタルの洋館に死神が犬の姿となり派遣される。心安らかに天にめされる...
図書
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(22人)
482. 火のないところに煙は
芦沢 央‖著
新潮社 2018.6
るなくん さんの評価:
作家に自身が経験した怪異な体験記述から発して、次々と情報が連鎖し集まってくる。おどろおどろしい表現はなくさらっとした書き方なのに、ちょっと怖い。
「霊との絆が出来てしまう。」そのくだりが特に記憶に残り怖かった。
作家に自身が経験した怪異な体験記述から発して、次々と情報が連鎖し集まってくる。お...
図書
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(12人)
483. ふたりぐらし
桜木 紫乃‖著
新潮社 2018.7
るなくん さんの評価:
定職がない元映写技師の信好と、母親との関係にわだかまりを持つ沙弓の夫婦が、様々な心の亀裂を修復しながら、夫婦の情を重ねていく物語だ。静かな情景が移り行き季節が流れていく。
信好の「きみの両親は好きだな」「自分を好きって云われるよりうれしい」
派手ではないがこんな夫婦が素敵に思える。
定職がない元映写技師の信好と、母親との関係にわだかまりを持つ沙弓の夫婦が、様々な...
図書
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(30人)
484. ひとつむぎの手
知念 実希人‖著
新潮社 2018.9
るなくん さんの評価:
「崩れる脳を抱きせめて」を読んで筆者のファンとなった。
繊細な描写は読む方にも緊張感が感じられる。医療の現状の厳しさの中に見出される患者の幸せとはなにか・・・医療は患者のためであり権力の道具ではないと信じたい。
ラストまで平良医師とともに胃がキリキリ・・・どうか願いが叶いますよう祈りつつも、病気にかかったら平良医師に担当医になってもらいたいとそう切に思うものだった。
「崩れる脳を抱きせめて」を読んで筆者のファンとなった。繊細な描写は読む方にも緊張...
図書
(12人)
485. 燃える波
村山 由佳‖著
中央公論新社 2018.7
るなくん さんの評価:
仕事に生きがいを持ち、癒しの白猫を飼う10年共に暮らす夫婦にスキマ風が吹く。妻の帆奈美の視点から描く感情風景だ。人は時として自分に都合よくとらえ、変わることへの恐怖心や煩わしさの中に心を沈めて生きているのだろう。変化はドキマギするがその未来が見えないビジョンだから不安になり、変わらずにいれば表面的には安定が得られる。生きることを正直に求めるには真実に向き合う勇気と行動が持ってるかどうか問われると思った。
仕事に生きがいを持ち、癒しの白猫を飼う10年共に暮らす夫婦にスキマ風が吹く。妻の...
図書
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(25人)
486. 凶犬の眼
柚月 裕子‖著
KADOKAWA 2018.3
るなくん さんの評価:
孤狼の血の続編。前回の不始末として日岡は辺鄙な駐在所へ移動となり、いつかは中央へ戻ることを願いながら仕事をこなしていた。そんな折、指名手配中の「国光」が現れる。色んな想いに揺れ動く日岡に未来があるのか・・・極道にも極道なりの正義があるとのだろう。
孤狼の血の続編。前回の不始末として日岡は辺鄙な駐在所へ移動となり、いつかは中央へ...
図書
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(7人)
487. 傍流の記者
本城 雅人‖著
新潮社 2018.4
るなくん さんの評価:
一流新聞社で繰り広げられるスクープ合戦・優秀な記者がそろった黄金時代の人材は超個性で得意分野も違う集まりでもある。ただ一人が社会部の部長になるという背景を冷静に見つめ、記者としての誇りを待つ仲間を牽引してしていく北川。
その思いの真実とは何なのか。
孤高での正義は難しい。巨大な組織の中の心理的戦いが面白い。
一流新聞社で繰り広げられるスクープ合戦・優秀な記者がそろった黄金時代の人材は超個...
図書
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(7人)
488. 天子蒙塵 第4巻
浅田 次郎‖著
講談社 2018.9
るなくん さんの評価:
蒼穹の昴から読み始めて珍姫の井戸、中原の虹、マンチュリアン・リポートに続く第5弾最終シリーズの第4巻。ラストエンペラーの溥儀と張学良の二人を軸に歴史が動いていく壮大な歴史本でずっと読み続けてきた。
莫大な量の資料を巧な描写で書き続けてきた浅田氏の才能と手腕に魅了された。
天子と称され周囲の人に利用された溥儀が気の毒だ。張学良も偉大な父を持つ苦悩が痛々しい。そして満州国を基点に日本人そして漢人、満州人の思惑が入り乱れ不穏な動きと化す。いつの時代でも利得に走る輩がいるものだ。そしてほんの僅かに善人がいる。二人の天子と「龍玉」の伝説を共に駆け抜けた気分がする。
蒼穹の昴から読み始めて珍姫の井戸、中原の虹、マンチュリアン・リポートに続く第5弾...
図書
(8人)
489. 悪玉伝
朝井 まかて‖著
KADOKAWA 2018.7
るなくん さんの評価:
吉兵衛は大豪商の次男坊で木津屋に養子に出ている。その財産を学問と風雅に使う放蕩者。しかし実家辰巳屋の長男が逝去し実家を案じる手立てをするが、相続争いになり、将軍、そして大岡越前まで巻き込む騒動になる。放蕩者だが信念は曲げぬ生き様として大勝負にでる。その過程が多くの人の人生を巻き込む。どんな結末になるものかと、終いまで引き込まれた。浅井まかて得意の江戸ものであり、今回の作品は主人公が男性で豪快だ。いつもの女性の気風は妻のお瑠璃がスパイスを利かしている。
吉兵衛は大豪商の次男坊で木津屋に養子に出ている。その財産を学問と風雅に使う放蕩者...
図書
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(16人)
490. ノーマンズランド
[姫川玲子シリーズ] 誉田 哲也‖著
光文社 2017.11
るなくん さんの評価:
魂で繋がっていたはずの初海が突然江川青年の前から消えた。その失踪のなぞを初海の父ともに追跡していく。違う局面ではおなじみ姫川玲子刑事が女子大生殺人事件の担当をしていた。双方のまったく無関係な事件が、どう結びつくのか・・結末まで姫川刑事に寄り添い読み進めのが醍醐味なシリーズ作品。
魂で繋がっていたはずの初海が突然江川青年の前から消えた。その失踪のなぞを初海の父...
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