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甲斐市立図書館

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凶犬の眼
蔵書数: 2冊 貸出数: 0冊
貸出可能数: 2冊 予約件数: 0件
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竜王図書館 <1012314389>
貸出可 / 1F棚19/913.6モロ914.6カ / / /913.6/ユ/  / 帯出可
双葉図書館 <2811016746>
貸出可 / 一般小説913.6ナ-913.9 / / /913.6/ユ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-04-104955-6
13桁ISBN 978-4-04-104955-6
書名ヨミ キョウケン ノ メ
著者ヨミ ユズキ ユウコ
分類記号 913.6
価格 ¥1600
出版者ヨミ カドカワ
大きさ 20cm
ページ数 333p
抄録 田舎の駐在所に異動となり、穏やかな毎日に虚しさを感じている日岡。ある日、懇意のヤクザから紹介された男が、指名手配中の国光であることに気づき…。『小説野性時代』連載を加筆し単行本化。
著者紹介 1968年生まれ。岩手県出身。「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。「孤狼の血」で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。
2人中 2人が好評価
日岡は外道になれるのか・・
(2018/11/05)
るなくん/網走市立図書館
孤狼の血の続編。前回の不始末として日岡は辺鄙な駐在所へ移動となり、いつかは中央へ戻ることを願いながら仕事をこなしていた。そんな折、指名手配中の「国光」が現れる。色んな想いに揺れ動く日岡に未来があるのか・・・極道にも極道なりの正義があるとのだろう。
1人中 1人が好評価
組織の中の個人
(2018/10/11)
あめんぼう/東温市立図書館
暴力団、警察と、固く男くさいイメージの本で、多分、あまり好みじゃないだろうな・・・と思いつつ読んだ。
途中までは思ったより面白いと思いながら読めたが、ページ数が残り少ない時に間をあけてしまい、そこから中に入りこめなかった。
一気に読んだら良かったと思う。

主人公は左遷により田舎の駐在所勤務になった男性。
彼はそこで指名手配中の暴力団の会長と偶然出会う。
男の身辺を探り出す主人公。
はからずもそこに二人の心の交流が生まれてー。

「好きなジャンルじゃないけど、まあ読めるな」くらいで読んでいたら後半も後半に、「えっ!これどうなるん?」という出来事があった。
主人公の思惑、彼がこれからどういう行動をとるのか興味をもって読んでいたら、「えっ、そっちか・・・」という内容だった。
私としては肩すかしにあったような気になり、そこでちょっと読書を頓挫したため再読した時はどうにも中に入れなかった。

印象的だったのは刑事と暴力団組長という敵対する存在の二人が同じ眼をしているというような場面。
二人とも狂気をはらみつつ、組織のため狂暴な犬になろうとしている。
正義と悪に分かれる二人のはずなのに、個人としては同じ、というのが皮肉で面白い。
それなのに、これか・・・と、結末と主人公の行動にはガッカリした。
何となく話に登場する女性たちも中途半端な扱いのような気がする。
ジャンル的に好き、嫌いが分かれる話ではあると思うけど、それなりに読める本ではあった。

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