トップ
甲斐市立図書館
ログアウト
ログイン
レビュー一覧 (555件)
るなくんさんの投稿レビュー/網走市立図書館
投稿順
評価順
図書
貸出可能
(16人)
111. 青瓜不動
三島屋変調百物語九之続 [三島屋変調百物語] [9] 宮部 みゆき‖著
KADOKAWA 2023.7
るなくん さんの評価:
みんなが心配していたおちかのお産、見守りお助けに大活躍の富次郎。
見守ってくれたのは、青瓜に助けられたお奈津の物語から始まる。
そして青瓜不動の誕生そして「だんだん人形」「自在の筆」「針雨の里」へと続く。
一番心に残ったのは、「針雨の里」で病気で美しい黒髪を失うおびんが暮らす
村のお話。
やっぱり三島屋シリーズは最高。
「子は宝、この地の尊い実り」素敵な言葉だ。
おちか、出産おめでとう
みんなが心配していたおちかのお産、見守りお助けに大活躍の富次郎。見守ってくれたの...
図書
貸出可能
(24人)
112. 可燃物
米澤 穂信‖著
文藝春秋 2023.7
るなくん さんの評価:
「崖の下」のみは以前に読んでいたが、再び読んでもさすがだなと思った。
捜査能力は高いが、上司にも部下にも疎まれている葛警部が主人公。
忖度も愛嬌もない人柄が、事件を追う信憑性を高めている。
本を閉じて、心に誓ったのは家の周りには燃えるものは置かないだ。
「崖の下」のみは以前に読んでいたが、再び読んでもさすがだなと思った。捜査能力は高...
図書
貸出可能
(3人)
113. 霜月記
[神山藩シリーズ] [3] 砂原 浩太朗‖著
講談社 2023.7
るなくん さんの評価:
父の藤右衛門が突然失踪、息子の総次郎は急遽家職の町奉行となるのだが
右も左もわからぬまま、懸命に職務に奮闘。
下手人不明の殺人事件を、名奉行だったと誉の高い祖父左太夫の力を借り
真相を追う。
行き着く先に父の失踪の理由を知るところとなる。
武家社会の規律は「家」が重んじられ、さらに意地っ張りな心持ちが混ざり
個々の想いは親子であっても距離感があったのだろうと思う。
父子三代の家督継承の背景と心の動きが切なく、暖かい。
タイトルの美しい言葉が、この本のなかから滲む。
父の藤右衛門が突然失踪、息子の総次郎は急遽家職の町奉行となるのだが右も左もわから...
図書
貸出可能
(16人)
114. 極楽征夷大将軍
垣根 涼介‖著
文藝春秋 2023.5
るなくん さんの評価:
足利尊氏とその弟直義の兄弟の生い立ちから室町幕府誕生までの
エピソードの心情を丁寧に描かれている、1P上下段で549Pに渡る大長編。
読むほうかなり速い方だが、幾日もかかり読み終えた。
しかし、その分量に値する読み応えは抜群。
足利家に仕えた高一族の師直、老軍神赤松円心、強欲で傲慢さらに政治力がない天皇家の面々に利用される武士たち。
戦上手楠正成や新田義貞の戦いぶりも興味深かった。
なにより尊氏の能天気さと人に愛されるカリスマ性のギャップを深く掘り下げて書かれていて面白かった。さぞや真面目で実直な弟の直義の苦悩は深かっただろう。
誰もが自分大事で、全ての人を満足させるのはむずかしい。
血が飛び交う漢たちの生き様は壮絶で、動乱を駆け抜けた武将たちは、こざかしい文面や動画をアップする現代社会をどう見るのだろう
足利尊氏とその弟直義の兄弟の生い立ちから室町幕府誕生までのエピソードの心情を丁寧...
図書
貸出可能
(4人)
115. 日暮れのあと
小池 真理子‖著
文藝春秋 2023.6
るなくん さんの評価:
愛する人の死への思慕
生と死そして性への誉れを描く短編集
どの作も余白があり、読み手によって感性が変わるのではと思う内容。
独特の世界観は深い余韻が残る。
愛する人の死への思慕生と死そして性への誉れを描く短編集どの作も余白があり、読み手...
図書
貸出可能
(20人)
116. この夏の星を見る
辻村 深月‖著
KADOKAWA 2023.6
るなくん さんの評価:
コロナ渦で学生ならではの青春が奪われたと感じた人が多かったと思う。
心のすれ違いを含めてできないことばかり探してしまう仕方ないね・・
そんな状況を星の観測を通して、若者の心を大人がちょっと後押し。
できることは何かを探し、精一杯に躍動する姿に感動。
コロナ渦で学生ならではの青春が奪われたと感じた人が多かったと思う。心のすれ違いを...
図書
(14人)
117. もっと悪い妻
桐野 夏生‖著
文藝春秋 2023.6
るなくん さんの評価:
6編の短編集なので、ボリュームは軽くサクッと読めた。
どの短編もラストの不透明で、この本の持ち味かも・・
人間のブラック感が、夫婦間に染みている。
桐野氏のいつも毒性の余韻が薄く感じたが、女の強かな生き方はくっきりしていた。
6編の短編集なので、ボリュームは軽くサクッと読めた。どの短編もラストの不透明で、...
図書
貸出可能
(15人)
118. 縁切り上等!
離婚弁護士松岡紬の事件ファイル 新川 帆立‖著
新潮社 2023.6
るなくん さんの評価:
縁切り寺の娘、紬は敏腕離婚弁護士。
離婚に伴って、女性が不利益で泣き寝入りしないよう、
財産・親権を守るため奮闘する。
安心して暮らせる明るい未来のために縁を切ることは、誰にとっても上等手段。
いいね、悪縁をばっさり切る手腕はスカッとする。
鎌倉にある蔵の事務所の風情に、立ち寄りコーヒーを飲みたい(笑)
縁切り寺の娘、紬は敏腕離婚弁護士。離婚に伴って、女性が不利益で泣き寝入りしないよ...
図書
(12人)
119. 夜果つるところ
恩田 陸‖著
集英社 2023.6
るなくん さんの評価:
「鈍色幻視行」で語られる本「夜果つるところ」
作中の私は三人の母と共に暮らす「堕月荘」での生活を、私の目から描かれている。
死人が見える幼い私は、自分の生い立ちや年齢さえ曖昧で、大人ばかりの不思議で
特殊な環境は壮絶。
恩田ワールド大好きな読者(もちろん読んでいる私も含む)には嵌まる一冊。
前作となった本の原型であり、二冊で一冊であると思う。
「鈍色幻視行」で語られる本「夜果つるところ」作中の私は三人の母と共に暮らす「堕月...
図書
貸出可能
(5人)
120. 彼女はそこにいる
織守 きょうや‖著
KADOKAWA 2023.6
るなくん さんの評価:
第1話「あの子はついていない」
第2話「その家には何もない」
第3話「そこにはいない」
の三篇の構成で綴られる一軒家での出来事なのだが、
ご多望にもれず生きている人間が一番怖いと思わされる、いわくつきの家での
エピソード。
読んでいて、最初は興味深く、だんだんラストがみえ、ちょっとそうきたか・・
そんな印象の本でした。
第1話「あの子はついていない」第2話「その家には何もない」第3話「そこにはいない...
<
1..
11
12
13
..56
>
(c) 甲斐市立図書館
戻る
カレンダー
お知らせ
マイページ
貸出可能
(16人)
KADOKAWA 2023.7
貸出可能
(24人)
文藝春秋 2023.7
貸出可能
(3人)
講談社 2023.7
貸出可能
(16人)
文藝春秋 2023.5
貸出可能
(4人)
文藝春秋 2023.6
貸出可能
(20人)
KADOKAWA 2023.6
(14人)
文藝春秋 2023.6
貸出可能
(15人)
新潮社 2023.6
(12人)
集英社 2023.6
貸出可能
(5人)
KADOKAWA 2023.6