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甲斐市立図書館
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レビュー一覧 (582件)
るなくんさんの投稿レビュー/網走市立図書館
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図書
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(7人)
101. 襷がけの二人
嶋津 輝‖著
文藝春秋 2023.9
るなくん さんの評価:
昔の人たちの日常が描かれている。
裕福な家に嫁いだ千代さん、その女中のお初さん。
それぞれに悩みを持ちながら、明るく生きる二人は戦争によって
離れ離れになってしまう。
紆余曲折の人生のなか、絆が再び二人を引き寄せる。
希望は持っていた方がいいし、未来に光をわずかでも灯そう。
そして人は人によって救われる。そう感じた1冊。
昔の人たちの日常が描かれている。裕福な家に嫁いだ千代さん、その女中のお初さん。そ...
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図書
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(43人)
102. 八月の御所グラウンド
万城目 学‖著
文藝春秋 2023.8
るなくん さんの評価:
京都ならではの、あるかもしれない、時を超えた不思議。
1作目 駅伝ランナーが代行に突如選ばれ、走るのだが伴奏走者は意外な人たちだ。
2作目 御所グラウンドで素人野球に参加するのだが、足りないメンバーの
助っ人出現。
素敵な時を超えた人物たち。
読んでいてテンポが良く、こちらまで楽しくなった。
京都ならではの、あるかもしれない、時を超えた不思議。1作目 駅伝ランナーが代行に...
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図書
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(20人)
103. まいまいつぶろ
村木 嵐‖著
幻冬舎 2023.5
るなくん さんの評価:
名将軍吉宗の嫡男徳川家重の人生が描かれているのだが、
これまであまり着目されなかった人物。
これまで全くといって言いぐらい、家重について知らなかった。
この時代に活躍した大岡越前が吉宗と共に政治を正している本は多く資料にでてくるし、田沼意次の悪名の表現も多い。
同じ時代に生きた将軍候補は嫡男でありながら身体が不自由で、
他の者には言葉が通じない。
そんな家重の言葉を理解するただ一人の忠正の心の交流に心を打たれた。
家重は「忠正にこうして会えるのなら、私はこの身体でも、また生まれ変わりたい。」とても強い絆を感じる。
名将軍吉宗の嫡男徳川家重の人生が描かれているのだが、これまであまり着目されなかっ...
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図書
(6人)
104. ラウリ・クースクを探して
宮内 悠介‖著
朝日新聞出版 2023.8
るなくん さんの評価:
1977年頃のバルト三国のひとつであるエストニア生まれのラウリ、クークス。
コンピュータに目覚めたラウリは友人イヴァンとともに切磋琢磨し、
さらに才能を開花していく中、ソビエト連邦の分裂という時代の波に
翻弄されていく。
特段突起したことを成し遂げたわけでもない普通の市民にスポットをあてた物語。
読み手の自分を含め、何処にでもいるラウリは孤独に苦しんだり、人生選択の道を
誤ったりしながら生きていく。そんなラウリに手を差し伸べてくれる人がいて、
修復していく人生を淡々と描いている。
ラウリを探している語り手は誰なのかを含めて、再度時代を考案。
1977年頃のバルト三国のひとつであるエストニア生まれのラウリ、クークス。コンピ...
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図書
(27人)
105. 人間標本
湊 かなえ‖著
KADOKAWA 2023.12
るなくん さんの評価:
小さい頃から蝶が大好きで、親を含み美に対して、究極を求めた人たちの
猟奇的な思いが、イヤミスを超えたように感じた。
二転、三転する真実は、告白者自身も知り得ない驚愕のラスト。
久々の湊かなえ氏の世界観で、不気味さ全開のおぞましさでした。
小さい頃から蝶が大好きで、親を含み美に対して、究極を求めた人たちの猟奇的な思いが...
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図書
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(5人)
106. ロスト・イン・ザ・ターフ
馳 星周‖著
文藝春秋 2023.10
るなくん さんの評価:
競馬好きが集まるお店を経営する競走馬をこよなく愛する葵。
そんな彼女が1頭の馬に一目ぼれ。
その名は「ウララペッツ」名馬メグロマックイーンの孫だった。
この血を絶やさないため奮闘し、金持ちではないのに馬主に。
頑張る彼女のまわりの男どもたちのコミカルさが面白かった。
競馬に興味のない人も楽しくなる1冊。
競馬好きが集まるお店を経営する競走馬をこよなく愛する葵。そんな彼女が1頭の馬に一...
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(2人)
107. 平家物語
林 真理子‖著
小学館 2023.11
るなくん さんの評価:
読みやすくスピード感のある平家物語。
壇ノ浦の戦いのシーンは、平家の美女たちの想いが、現代散文で描かれていて
とても分かりやすかった。
当時は平家・源氏の皇室での権力が拮抗から、平清盛によって勢力が平家に
傾いていく状況や、清盛の衰退、そして源頼朝の出現。
鎌倉殿の13人のドラマの映像も重なった。
短い間の君臨は、清盛の貿易富の背景にて、煌びやかな日本の美も花咲いたのだろう
読みやすくスピード感のある平家物語。壇ノ浦の戦いのシーンは、平家の美女たちの想い...
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図書
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(32人)
108. ツミデミック
一穂 ミチ‖著
光文社 2023.11
るなくん さんの評価:
犯罪短編のなかで15年前に増水した川に流された、女子高校生のお話はゾクッ。
そして妊娠している高校生の父の苦悩と50歳にして知る出自にそう来たか・・。
この2編が心に残ったが他の短編もよいし、題材も面白くさすがと感じた。
犯罪短編のなかで15年前に増水した川に流された、女子高校生のお話はゾクッ。そして...
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図書
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(2人)
109. えどめぐり
<名所>時代小説傑作選 PHP文芸文庫 み1-25 朝井 まかて‖著 篠 綾子‖著 田牧 大和‖著 宮本 紀子‖著 宮部 みゆき‖著 細谷 正充‖編
PHP研究所 2023.10
るなくん さんの評価:
「後の祭」・・・神田祭りのお祭掛になった徳兵衛の混迷ぶりがおかしい。
「名水と葛」・・・病弱な大店の娘のお鶴は我儘だったのだが採薬使にめぐり逢い変わっていく。
「鐘ヶ淵・往還」・・・とんずら屋請負帖シリーズで男装束弥吉こと弥生が小気味いい
「両国橋物語」・・・常連客の一言で身投げを助けた蕎麦屋で働くお初の心が動く。
「凍る月」・・・茂七の捕り物帖の一場面で、新巻鮭が盗まれ逐電した女中の真意を探る。
どの短編も江戸の心意気が感じられる。
「後の祭」・・・神田祭りのお祭掛になった徳兵衛の混迷ぶりがおかしい。「名水と葛」...
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(2人)
110. 隣人を疑うなかれ
織守 きょうや‖著
幻冬舎 2023.9
るなくん さんの評価:
死体も証拠もない殺人事件に怯える日々の暮らし。
ご近所さんが殺人事件の犯人かもしれない・・怖いけど現代では
あり得る世の中だから、不安は拭えない。
「花束は毒」が面白かったので、今回選んだ一冊。
推理する涼太と姉の昌のコンビが絶妙だが、犯人は最後まで迷宮し
今作も面白かった。
死体も証拠もない殺人事件に怯える日々の暮らし。ご近所さんが殺人事件の犯人かもしれ...
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