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レビュー一覧 (555件)
るなくんさんの投稿レビュー/網走市立図書館
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(2人)
71. ぼくは青くて透明で
窪 美澄‖著
文藝春秋 2024.1
るなくん さんの評価:
実母に見捨てられ、再婚した父も再婚したのだが失踪。
残された男の子「海」と血のつながらない母の美佐子さんの生活が始まる。
でも海は、女の子の心をもっている子供だった。
そこに彼の苦悩があり、見守る美佐子さんの優しさがあり、
とんでもない父だが、録亮の「海は海」心の支えの言葉がある。
普通ってなんだろう・・すべてを受け入れる愛情の深さは素敵だ。
そしてもう一人のふつうではない男「忍」・BL漫画大好きな「凛子」
友情があり親子愛あり・通念に縛られない自分らしく生きることは難しい。
壊れやすい心が僅かでも暖かくなる物語。
実母に見捨てられ、再婚した父も再婚したのだが失踪。残された男の子「海」と血のつな...
図書
(14人)
72. シャーロック・ホームズの凱旋
森見 登美彦‖著
中央公論新社 2024.1
るなくん さんの評価:
シャーロックホームズが、まさかの大スランプ?
舞台はなんとビクトリア朝京都という森見氏独特の構想で繰り広げられる。
慌てるワトソンの嘆きとホームズへの深い愛情劇であり、
摩訶不思議で既視感がない物語。
ハチャメチャなのに成立しているし、落としどころも納得できた。
森見氏サイコー!面白かった。
シャーロックホームズが、まさかの大スランプ?舞台はなんとビクトリア朝京都という森...
図書
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(29人)
73. 風に立つ
柚月 裕子‖著
中央公論新社 2024.1
るなくん さんの評価:
柚月氏の家族愛物語。補導委託制度で預かった補導歴少年春斗。
南部鉄器作りの職人の家族は、無口で家族に親しく接しなかった父孝雄と
父に不信感を持ちながら、職人としては働く悟。
少年に寄り添うことで、不器用な孝雄の過去と家族への深い愛情を知る過程が
心温まる。
岩手山を望む盛岡の情景が、ありありと浮かんでくる。
宮沢賢治の世界観もあり、家族の愛が染みた
柚月氏の家族愛物語。補導委託制度で預かった補導歴少年春斗。南部鉄器作りの職人の家...
図書
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(6人)
74. 襷がけの二人
嶋津 輝‖著
文藝春秋 2023.9
るなくん さんの評価:
昔の人たちの日常が描かれている。
裕福な家に嫁いだ千代さん、その女中のお初さん。
それぞれに悩みを持ちながら、明るく生きる二人は戦争によって
離れ離れになってしまう。
紆余曲折の人生のなか、絆が再び二人を引き寄せる。
希望は持っていた方がいいし、未来に光をわずかでも灯そう。
そして人は人によって救われる。そう感じた1冊。
昔の人たちの日常が描かれている。裕福な家に嫁いだ千代さん、その女中のお初さん。そ...
図書
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(34人)
75. 八月の御所グラウンド
万城目 学‖著
文藝春秋 2023.8
るなくん さんの評価:
京都ならではの、あるかもしれない、時を超えた不思議。
1作目 駅伝ランナーが代行に突如選ばれ、走るのだが伴奏走者は意外な人たちだ。
2作目 御所グラウンドで素人野球に参加するのだが、足りないメンバーの
助っ人出現。
素敵な時を超えた人物たち。
読んでいてテンポが良く、こちらまで楽しくなった。
京都ならではの、あるかもしれない、時を超えた不思議。1作目 駅伝ランナーが代行に...
図書
(16人)
76. まいまいつぶろ
村木 嵐‖著
幻冬舎 2023.5
るなくん さんの評価:
名将軍吉宗の嫡男徳川家重の人生が描かれているのだが、
これまであまり着目されなかった人物。
これまで全くといって言いぐらい、家重について知らなかった。
この時代に活躍した大岡越前が吉宗と共に政治を正している本は多く資料にでてくるし、田沼意次の悪名の表現も多い。
同じ時代に生きた将軍候補は嫡男でありながら身体が不自由で、
他の者には言葉が通じない。
そんな家重の言葉を理解するただ一人の忠正の心の交流に心を打たれた。
家重は「忠正にこうして会えるのなら、私はこの身体でも、また生まれ変わりたい。」とても強い絆を感じる。
名将軍吉宗の嫡男徳川家重の人生が描かれているのだが、これまであまり着目されなかっ...
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(5人)
77. ラウリ・クースクを探して
宮内 悠介‖著
朝日新聞出版 2023.8
るなくん さんの評価:
1977年頃のバルト三国のひとつであるエストニア生まれのラウリ、クークス。
コンピュータに目覚めたラウリは友人イヴァンとともに切磋琢磨し、
さらに才能を開花していく中、ソビエト連邦の分裂という時代の波に
翻弄されていく。
特段突起したことを成し遂げたわけでもない普通の市民にスポットをあてた物語。
読み手の自分を含め、何処にでもいるラウリは孤独に苦しんだり、人生選択の道を
誤ったりしながら生きていく。そんなラウリに手を差し伸べてくれる人がいて、
修復していく人生を淡々と描いている。
ラウリを探している語り手は誰なのかを含めて、再度時代を考案。
1977年頃のバルト三国のひとつであるエストニア生まれのラウリ、クークス。コンピ...
図書
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(20人)
78. 人間標本
湊 かなえ‖著
KADOKAWA 2023.12
るなくん さんの評価:
小さい頃から蝶が大好きで、親を含み美に対して、究極を求めた人たちの
猟奇的な思いが、イヤミスを超えたように感じた。
二転、三転する真実は、告白者自身も知り得ない驚愕のラスト。
久々の湊かなえ氏の世界観で、不気味さ全開のおぞましさでした。
小さい頃から蝶が大好きで、親を含み美に対して、究極を求めた人たちの猟奇的な思いが...
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(5人)
79. ロスト・イン・ザ・ターフ
馳 星周‖著
文藝春秋 2023.10
るなくん さんの評価:
競馬好きが集まるお店を経営する競走馬をこよなく愛する葵。
そんな彼女が1頭の馬に一目ぼれ。
その名は「ウララペッツ」名馬メグロマックイーンの孫だった。
この血を絶やさないため奮闘し、金持ちではないのに馬主に。
頑張る彼女のまわりの男どもたちのコミカルさが面白かった。
競馬に興味のない人も楽しくなる1冊。
競馬好きが集まるお店を経営する競走馬をこよなく愛する葵。そんな彼女が1頭の馬に一...
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(2人)
80. 平家物語
林 真理子‖著
小学館 2023.11
るなくん さんの評価:
読みやすくスピード感のある平家物語。
壇ノ浦の戦いのシーンは、平家の美女たちの想いが、現代散文で描かれていて
とても分かりやすかった。
当時は平家・源氏の皇室での権力が拮抗から、平清盛によって勢力が平家に
傾いていく状況や、清盛の衰退、そして源頼朝の出現。
鎌倉殿の13人のドラマの映像も重なった。
短い間の君臨は、清盛の貿易富の背景にて、煌びやかな日本の美も花咲いたのだろう
読みやすくスピード感のある平家物語。壇ノ浦の戦いのシーンは、平家の美女たちの想い...
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