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レビュー一覧 (87件)
kansokotanさんの投稿レビュー/島本町立図書館
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(16人)
21. 大人は泣かないと思っていた
寺地 はるな‖著
集英社 2018.7
kansokotan さんの評価:
親子の情、夫婦のもつれ、恋人とのズレ、友達の有難さ
繊細で一寸女々しい時田翼を軸に展開する優しい物語の数々。
田舎アルアルも登場し楽しめる。
寺地はるな、読むのは2作目だけどナカナカやるなぁ。
親子の情、夫婦のもつれ、恋人とのズレ、友達の有難さ繊細で一寸女々しい時田翼を軸に...
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(10人)
22. やわらかい砂のうえ
寺地 はるな‖著
祥伝社 2020.7
kansokotan さんの評価:
誰しも自分に対して確固たる自信は持てないのかもしれない。
なんか”やわらかい砂のうえ”を行くようなフワフワとした
不安定な心持ちが古希を越えた私にもある。
ましてや若い女性には無理からぬことか。
他人の弱さや欠点をも丸ごと認めてその人の個性だと・・・
仕事や恋愛のなかで磨かれ成長する主人公。
著者の優しさがにじみ出ている一冊。
誰しも自分に対して確固たる自信は持てないのかもしれない。なんか”やわらかい砂のう...
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図書
(11人)
23. 今夜
小野寺 史宜‖著
新潮社 2020.11
kansokotan さんの評価:
「魔が差す」ってあるんだなぁ。
普段はいい人なんだけど、酒を飲んだり口論したり
ちょっとした感情の綻びから、自分の意図しない行動に走ってしまう。
著者の今までの作品の主人公は絵に描いたようないい人
が多かったんだけど、今回登場する4人は一味違う仕立てで少し危うい。
オムニバス的にどこかで少しずつ繋がっていてどうなるんだろう?
って思わせるが、根は「いい人」だけにハッピーエンドに収めている。
この本面白いっちゃ面白いんだが、今までの本に比べて少し手抜きして
書いてんじゃないの?小野寺さん好きなんだけどなぁ。
「魔が差す」ってあるんだなぁ。普段はいい人なんだけど、酒を飲んだり口論したりちょ...
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(19人)
24. 流人道中記 下
浅田 次郎‖著
中央公論新社 2020.3
kansokotan さんの評価:
連綿と二百数十年続いた江戸時代。
武士の本分は戦のはずだったのに形骸だけが残った。
流人と押送人の二人の道中記の話にことよせ
武士の存在の意義とその滑稽さを問う。
流人といえども三千石超の大旗本。しかもワケあり。
押送人はと言えば19歳の若造。
江戸から奥州街道の終点三厩までの道中で海の様な、
空の様な度量の大きな流人に感化され成長する押送人。
連綿と二百数十年続いた江戸時代。武士の本分は戦のはずだったのに形骸だけが残った。...
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(0人)
25. 騙されない老後
権力に迎合しない不良老人のすすめ 扶桑社新書 360 池田 清彦‖著
扶桑社 2021.1
kansokotan さんの評価:
もぉ~年取ったら自分の信念で好きなように生きましょう。
老化は病院行っても直せません。付き合うしかないんです。
どうせ何時かは死ぬんです。つらい抗がん剤で2カ月延命して
楽しいですか?わざわざ健診で病気を見つけ出して手術して
それで嫌な目にあって却って人生棒に振る。それでいいの?
好きなもの食べて酒でも飲んで行きたいとこいって残り少ない
人生せいぜい楽しく過ごしましょうや!
テレビや雑誌やインターネットに惑わされてはいけません。
もぉ~年取ったら自分の信念で好きなように生きましょう。老化は病院行っても直せませ...
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(25人)
26. じい散歩 [1]
藤野 千夜‖著
双葉社 2020.12
kansokotan さんの評価:
こんな破天荒で元気な爺さん本当にいるんだろうか?
一つ年下の89歳の認知症気味の老妻をかかえながら、
毎朝のルーティンの1時間の体操をこなし、散歩に出てはカフェで食事。甘い物が好きで、時にはディナーのコース料理をペロリ。
パソコンはスイスイこなし、昔は浮気三昧。いまでもエロは大好き。
会津に一人旅すれば昼飯に名物のソースカツ丼をぺろり。
さざえ堂もスタコラさっさ。
あやかりてぇ~!
でも3人の息子に問題が・・
こんな破天荒で元気な爺さん本当にいるんだろうか?一つ年下の89歳の認知症気味の老...
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(11人)
27. グッドバイ
朝井 まかて‖著
朝日新聞出版 2019.11
kansokotan さんの評価:
長崎大浦屋の女主人お慶は油商から茶葉の交易に転換して
成功を収める。その痛快にして鮮やかな人生は読む人を
飽きさせない。
が、むしろ私が興味を持ったのはその時代背景にある。
幕末から明治にかけての激動の時代、実に多くの歴史上の
人物が長崎を訪れてお慶と係わりをもつ。
佐賀、長州、薩摩、土佐の坂本龍馬、海援隊の支援も
したようだ。しかし明治になると交易の中心が横浜に移り
相手もオランダからアメリカ中心となり相対的に
長崎の地位は低下していく。
大浦屋の業績は低迷するが、信頼のおけるお慶の下には
相変わらずビジネスの依頼が・・・
長崎大浦屋の女主人お慶は油商から茶葉の交易に転換して成功を収める。その痛快にして...
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(4人)
28. 潮騒
新版 新潮文庫 み-3-7 三島 由紀夫‖著
新潮社 2020.11
kansokotan さんの評価:
拍子抜けするほど読みやすい純愛小説である。
三島らしい思想性や難しくこねくり回した表現もない。
古代ギリシャの話を下敷きに、三重県の神島を舞台に
健康的な若い二人の恋愛が成就するまでを描いている。
拍子抜けするほど読みやすい純愛小説である。三島らしい思想性や難しくこねくり回した...
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図書
(108人)
29. そして、バトンは渡された
瀬尾 まいこ‖著
文藝春秋 2018.2
kansokotan さんの評価:
やれ幼児虐待だ、いじめだ、親子間の殺人だと
殺伐とした報道が多い中、一服の清涼剤のような作品です。
優子は親が何人も変わる中、淡々と運命を受け入れ
善意の人たちに恵まれて成長する。
そして好きだった高校の同級生と結婚する。
めでたし、めでたし。
やれ幼児虐待だ、いじめだ、親子間の殺人だと殺伐とした報道が多い中、一服の清涼剤の...
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(88人)
30. ライオンのおやつ
小川 糸‖著
ポプラ社 2019.10
kansokotan さんの評価:
事情があり長く会うことの無かった、大好きだったお父さん
(といっても育ての親)が最後の最期に会いにきてくれて
良かったね、しーちゃん!
瀬戸内海の島にあるホスピスで優しい人たちや、おいしい料理、
思い出のおやつ、大好きな犬に囲まれて最期の時を待つ雫。
人生の終わりを”幸せだったな~”と思えるライオンの家。
俺もこんなところで人生を閉じたい!
事情があり長く会うことの無かった、大好きだったお父さん(といっても育ての親)が最...
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