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レビュー一覧 (86件)
kansokotanさんの投稿レビュー/島本町立図書館
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(13人)
11. 声の在りか
寺地 はるな‖著
KADOKAWA 2021.5
kansokotan さんの評価:
ついつい波風を立てるのが嫌で周囲の意見に迎合してしまう。
希和はそういうふうに生きてきた。
夫に対しても、子供にも、職場でも、ママ友にも、PTAの会合でも・・
でも本当にこれでいいのか?
思い切って自分の考えを正直に伝えてみると、最初は周囲の”エッ”という
反応が気になったが、うなづいてくれる人も・・
なんだ意外と自分の考えって言ってもいいんだ、受け入れて貰えるんだ!
ハッキリと自分の考えを伝える事で物事がスッキリと好転することもある。
ということが分かり、希和は少しずつ自分を取り戻し成長する。
ついつい波風を立てるのが嫌で周囲の意見に迎合してしまう。希和はそういうふうに生き...
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(51人)
12. 夜明けのすべて
瀬尾 まいこ‖著
水鈴社 文藝春秋(発売) 2020.10
kansokotan さんの評価:
『でも、夕日は必ず朝日になることを、今の俺は知っている』と
2年間パニック障害で苦しんできた山添はようやく夜明けが
近いことを実感できるまでになった。
一方自分ではコントロールできない強度のPMSで苦しむ藤沢。
お互いに補いながらなんとなく惹かれあってゆく藤沢と山添。
優しく思いやりに溢れた社員6人の会社は二人に希望をもたらす。
瀬尾まいこの本はホンワカさせてくれるなぁ。
『でも、夕日は必ず朝日になることを、今の俺は知っている』と2年間パニック障害で苦...
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(8人)
13. ジュリーの世界
増山 実‖著
ポプラ社 2021.4
kansokotan さんの評価:
どうも「河原町のジュリー」は実在していたらしい。
昭和の京都、京極から河原町界隈にかけて伝説の浮浪者ジュリー
はその異形さと悠揚迫らざる雰囲気で人気ものだったようだ。
会えたら”ラッキー”と今どきの女子高生がはしゃぐが如くに。
でもその虚無の表情の裏には戦争の影が・・・
昭和の香りがプンプンただよい、当時の京都の街並みが
読む人の瞼に浮かぶ様なファンタス&ノスタルジックな作品。
どうも「河原町のジュリー」は実在していたらしい。昭和の京都、京極から河原町界隈に...
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(6人)
14. 江戸染まぬ
青山 文平‖著
文藝春秋 2020.11
kansokotan さんの評価:
表題含む7編の小品集だがなかなかに味わい深い。
旗本の家に生まれても次男、3男は幸運にも養子の口があればよいが
「部屋済み」とか「厄介者」と言われて疎まれるが普通だ。
その辺を軽妙洒脱な文章で表現して楽しめる。
江戸末期の侍事情と悲哀が興味深い。
表題含む7編の小品集だがなかなかに味わい深い。旗本の家に生まれても次男、3男は幸...
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(15人)
15. 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー
桜木 紫乃‖著
KADOKAWA 2021.2
kansokotan さんの評価:
釧路のキャバレー「パラダイス」の年末年始の興行に
訪れた、マジシャン(師匠)とゲイの歌手とストリッパー3人。
住込み店員の「俺」は寮での同居生活を余儀なくされる。
釧路、キャバレー、ストリッパー、おかま歌手とくれば
桜木紫乃の独壇場、テンポの良い展開と粋な会話に
人情を絡ませ読者を飽きさせない。
短い共同生活だったが個性的な3人に大きな影響を受ける「俺」
特に同室で過ごした師匠には。
何年後かに転職した「俺」はその「師匠」と再会する。
コミカルな中にホロリと・・・さすがやなぁ。
釧路のキャバレー「パラダイス」の年末年始の興行に訪れた、マジシャン(師匠)とゲイ...
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(10人)
16. メイド・イン京都
藤岡 陽子‖著
朝日新聞出版 2021.1
kansokotan さんの評価:
なかなかに面白い作品だったなぁ。
ストーリー展開と筆力に一気に読まされてしまった。
作者は京都出身だけに「京都アルアル」も興味深かったし
男と女の気持ちのすれ違いにツイツイ引っ張られてしまった。
この作者の作品は何作か読んでいるが、細かな心の襞を
丁寧に掬いあげて読後感が心地よい。
なかなかに面白い作品だったなぁ。ストーリー展開と筆力に一気に読まされてしまった。...
貸出不可(未所蔵)
(0人)
17. 119番と平穏死 「理想の最期」を家族と叶える
大和書房 2020.4
長尾和宏
kansokotan さんの評価:
自宅での老衰による平穏死を望んでいて、
しかも家族も了解していても、容態の急変が
あった場合ついつい救急車を呼んでしまう。
これが普通かと思う。呼ばずにいたら下手したら
家族が殺人の罪に問われる。
一旦救急車で運ばれれば必死な救命で、延命治療一直線。
それが仕事だから、途中でやめてくれとは言えない。
結局望んでいた死とはかけ離れた結果が待っている。
在宅医療のプロが難しい問題に挑んだ。
自宅での老衰による平穏死を望んでいて、しかも家族も了解していても、容態の急変があ...
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(35人)
18. 傑作はまだ
瀬尾 まいこ‖著
ソニー・ミュージックエンタテインメント エムオン・エンタテインメント(発売) 2019.3
kansokotan さんの評価:
50歳の孤独な作家を突然訪れた25歳の男。
顔を合わせるのは初めてだが実の息子。
押しかけ的に同居を始めるが・・
世間知らずの親父と、世慣れた飄々とした息子の
テンポの良い会話と展開に一気に読まされた。
やわやわ、ゆるゆるとほどけていく親子の仲。
更に疎遠だった作家の両親との仲も・・
ご近所とのお付き合いも次第に良好に。
めでたしめでたし。
50歳の孤独な作家を突然訪れた25歳の男。顔を合わせるのは初めてだが実の息子。押...
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(8人)
19. どうしてわたしはあの子じゃないの
寺地 はるな‖著
双葉社 2020.11
kansokotan さんの評価:
う~ん、そういえば子供の頃友達のことがやたら羨ましく思えた時期があった。
勉強ができたり、運動が得意だったり、家が裕福だったり様々な理由で。
それこそ「どうしてわたしはあの子じゃないの」みたいに。
でもそれぞれ悩みや思いは傍からは分からないものなんだよね。
仲良し3人組の中学生。イケメンの男子、可愛く優しい女子、気の強いしっかり女子。
この3人も気の使い過ぎや思い込み、幼いゆえの気持ちのすれ違いから
たまにはギクシャクすることも。
でも大人になってみれば…
う~ん、そういえば子供の頃友達のことがやたら羨ましく思えた時期があった。勉強がで...
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(15人)
20. 大人は泣かないと思っていた
寺地 はるな‖著
集英社 2018.7
kansokotan さんの評価:
親子の情、夫婦のもつれ、恋人とのズレ、友達の有難さ
繊細で一寸女々しい時田翼を軸に展開する優しい物語の数々。
田舎アルアルも登場し楽しめる。
寺地はるな、読むのは2作目だけどナカナカやるなぁ。
親子の情、夫婦のもつれ、恋人とのズレ、友達の有難さ繊細で一寸女々しい時田翼を軸に...
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