実母の死から父親は再婚する。そして、血のつながらない親により４回名字が変わった優子。
大人の勝手な行動にて名字が次々と変わっていくのかと思いきや、そうではなかった。深き愛に支えられた血のつながりなき愛のリレーに感動した。

親子、家族の愛情について考えさせられる読後温かくなる小説。会話はテンポ良く、描写は丁寧で読みやすい。

　時間軸が頻繁に前後に行き来するが、話の構成が素晴らしく読み易い、楽しくテンポ良く読み進める事が出来ました。
　だた、同著者の「傑作はまだ」同様冒頭の設定がとても極端です、なかなか無い展開に小説として成り立つとは思いますが。

やれ幼児虐待だ、いじめだ、親子間の殺人だと
殺伐とした報道が多い中、一服の清涼剤のような作品です。
優子は親が何人も変わる中、淡々と運命を受け入れ
善意の人たちに恵まれて成長する。
そして好きだった高校の同級生と結婚する。
めでたし、めでたし。

血の繫がらない親の間をリレーされ、
4回も名字が変わった森宮優子、17歳。
父親が3人、母親が2人。
けれどいつでも両親を愛し、愛されてきた。
· · ·と、心温まる優しい物語なのだが、
現実の世の中では幼児虐待のニュースが耐えない。
そのあまりのギャップに、むしろ心が沈んだ。

本屋大賞でしたか？！遅ればせながら読みました。爽やかで、ちょっと涙した作品。爽やかな読後感でした。好い人ばかりが出てくる作品。ほっとします。オススメ。

「家族の形態は17年間で7回も変わった。でも全然不幸ではないのだ。」この言葉に興味を惹かれ、軽い気持ちで手に取った。が、冒頭すぐに引き込まれ、この本が評価されている意味がわかった。主人公の家族形態が複雑なことで周囲は気を遣う。しかし、主人公は周囲の配慮を申し訳なく思うくらいに困っていない、ただ、全く苦労が無いという訳ではない。そこが秀逸だと思う。ちょっと悩んだり、気を遣ったり、人並程度の苦労は勿論ある。ただ、それを気に病むほどでは無いということ。このバランスがこの作品を素晴らしくしている所以ではないか。きれいすぎない。だから人を惹きつける。

物事の上澄みだけをすっーと削り取ったような、薄っぺらい内容でした。
世の中では、高評価の作品。きっと私の感覚がおかしいのでしょう。

勝手に想像してます、映画化するなら優子役は誰がピッタリくるのか
森宮さん、梨花さん、泉ヶ原さん、水戸さん、実母さん、早瀬君
誰にしようかなあ～なんて　
優しさと愛情に包まれて育った優子はきっといい女になってると信じます
子無しの自分には無縁な世界だけど、なんか羨ましく安心して最後まで
一気に読み終えた　よかったなあ～

ビックリ‼️
映画化なった🎦