甲斐市立図書館

「質問の仕方は、文章形式で書くのだろ」とか
「希望する内容の回答は、そうそう得られないだろう」などの
先入観がありました。もっと早く読んでおけばよかったと
後悔しています。

「質問の仕方は、文章形式で書くのだろ」とか「希望する内容の回答は、そうそう得られ...

なんだ簡単じゃないか、、と思わせるような初歩の初歩から始まりますが、これは、このあと和音が弾けるようになるためのステップに繋がっています。ページを先読みせず、キーボードを弾きながら1ページずつ進めば、いつのまにか７つの基本コード(基本和音)を覚えてしまい、簡単な弾き語りが出来てしまいます。ここまでが本の真ん中あたりです。

タイトルの９０分にとらわれず、１週間かけてでも、行きつ戻りつ繰り返し練習して頂きたいです。ネットで「歌　簡単コード」で検索すれば、多くの弾き語りできそうな歌が見つかります。

なんだ簡単じゃないか、、と思わせるような初歩の初歩から始まりますが、これは、この...

ある女性が友人の結婚式に招かれて参列します。
テーブルの上には、すでにスープの入った皿も並んでいます。

新郎の仕事関係のどこかの社長が最初に祝辞です。

えー、ただいまぁ　あー　ご紹介にぃ　あづかりましたぁ　
あー　○○チェーンのぉ　おー　XXと申します。

さらに長い祝辞が１０分続きます。
迫る眠気に彼女は耐えられなくなって

やってしまいました。顔面からスープ皿に激突です。
ふふふふふ、我慢できない彼女がいけないのか
眠くなるようなスピーチがいけないのか、、、。

しばらく月日がたって、彼女は同僚の女性の結婚式に出席します。
あらららららら、そこには偶然にも　あの外食チェーンの社長がいるではないか。

その社長の祝辞が始まります。
この(顔面突っ込みハフォ)彼女はテーブルのグラスを、そっと片付けます。

ところがあの社長、えー、ただいまぁ　あー　の出だしは無く(手で払うパフォ)
感動する話の数々、、、何なのだ、まるで別人でははないか
社長のスピーチが終わり、、、気がつくと彼女は懸命に拍手をしています。

この時、社長にはスピーチライターが付いていたのです。
その人のスピーチ原稿を指導するプロのライターです。

そのことを知った彼女はその道に進んでいきます。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
そこからの彼女は山あり谷あり崖ありですが
一貫して優しい愛に包まれた物語です

原田マハさんらしく最後にまたまた感動させてくれます。

ある女性が友人の結婚式に招かれて参列します。テーブルの上には、すでにスープの入っ...

東京で板前の修業をする２５歳の男、
職場での事件をきっかけに人生に失望します。

もう死んでしまおうと思って　バスに乗って　遠くに行きます。
偶然バスから降りたところは　海に面した山の中です。

「はぁ～、もう死ぬしかない　崖の下は海か、、、 
　あれっ、少し先にもっと高い崖があるぞ 
　海に突き出した崖の上に掘立小屋が、、 
よっし、あそこから飛び降りるか、、行ってみよう」

おぉ、掘立小屋かと思ったら
「ん、まぐだら屋、、食堂かぁ」
なんかおいしそうなにおいがしてくる。
腹が減った。
自殺するというのに、腹減ったなどとは変な話だが
もう無意識の世界だ。

「あのすみませ～ん、俺すっげえ腹が減ってるんですけど」

厨房にいる女性が顔を上げた。彼より少し年上の感じだ。

長いマツゲ、吸い込まれそうな瞳、やさしい笑顔、、。

これがマリアとの出会いであった。

食べた後お金がないので働かせてくださいと頼んだ。


 
「私、雇われ人なので、、、、明日にでも 
オーナーに頼んでみてください」 

その夜はマリアの住む小さな家に泊めてもらった。 
四畳半のボロボロの部屋だけど、隅々まで 
掃除が行き届いてる。 

当然だが部屋の端と端に離れて寝た。 
半日前まで人生に絶望していたというのに、、、 
幸せをじわっと感じる。

翌日、オーナーのところに行った。
もうヨボヨボの婆さんだった。

「そうか、、働きたいか、、でも一つだけ条件がある
　それが守れるか、、が問題だ」

なんでも守りますと言った。

「条件はな、絶対にマリアに惚れんことや」
はぁ、、、分かりました。

翌日から彼は厨房で忙しく動き回った。

東京で板前の修業をする２５歳の男、職場での事件をきっかけに人生に失望します。もう...

中国、唐の時代です。 

成りあがりの貴族と豪族の間に生まれた娘、武照。 
親が亡くなり、大変な貧困生活する彼女ですが 
なんとか宮中に勤務します。 

といっても、馬のお世話係ですが彼女は聡明さを 
発揮して当時の唐の第二代皇帝<太宗たいそう>に気に入られ 
後宮(（大奥みたいなの）に迎え入れられ 
皇帝の5番目の側室になります。 
このときの一番目の側室が楊貴妃です。 

しかし、その皇帝は病気であったため彼女は看病に 
あけくれます。 

彼女は書記官の身分でもありましたので 
皇帝が口述する政治の話を文章にしているうちに 
知らず知らず帝王学、政治学を学んでしまいます。 

ところが、なんと彼女に思いを寄せていた皇帝の息子が 
密かに彼女に言い寄ります。 

て、息子と出来てしまったのでさあ大変です。 

聡明で派手を好まない彼女が、なぜ「中国三大悪女」と 
言われるようになったのか、、いや真実の彼女はどうだったのか 

謀略と裏切りと、エロスが渦巻く世界をどう泳ぎ渡るのか、、彼女は。

中国、唐の時代です。 成りあがりの貴族と豪族の間に生まれた娘、武照。 親が亡くな...

２０１１年の東日本大震災で石巻工場が津波の被害に遭いました。
実は、このとき出版界では本の紙が無いと大騒ぎになっていました。

日本製紙、日本で作られる本の紙の４割はここで作られています。
製紙会社と出版社とには紙を供給しつづけるという契約があります。

とりわけ茨城県の日本製紙石巻工場は本の紙造りに特化しています。
この工場が死んだら出版界は終わると言われていました。

雑誌社のライターが石巻工場で何が起きていたのか
記録に残そうと取材をして書き上げた感動の一冊です。

２０１１年の東日本大震災で石巻工場が津波の被害に遭いました。実は、このとき出版界...

高校の演劇部の物語です。
主人公は２年生の女子で演劇部の部長をしています。
すべて彼女の目線で語られています。

どこの高校の演劇部でも目標は、地区大会を勝ち県大会を勝ち
ブロック大会を勝ち、そして全国大会で優勝することです。

弱小演劇部である彼女の高校は、毎年地区予選が通過できません。

新学期になって彼女が部長になったとき、美術部に新任の女性教師が
配属されました。うわさによると演劇が少しは分かるらしい。

部長は女性教師に演劇部も兼任してもらいたいとお願いに行く事にしました。

強引に承諾してもらったあとに分かったことがあります。

実はこの先生はつい最近まで大学の演劇界で「学生演劇の女王」と
呼ばれていた有名人だったのです。れっきとした演劇女優だったのです。

数日後、演劇部の練習を見た新任教師が部員に問います。
「で、みんなの目標は」
すると「地区大会で勝つ事」です。
先生は言います。
「まず、ブロック大会に出て勝ちましよう」
「えー、地区大会でも勝てんのに、、、」

えらいことになりました。
ここから部員は自分自身との戦いが始まります。

どうなる、弱小、高校演劇部よ。

高校の演劇部の物語です。主人公は２年生の女子で演劇部の部長をしています。すべて彼...

場所は満州、時代は満州事変のころです。

戦争の中で敵味方を超えた満州の少女と日本陸軍士官との
運命的な出会いを描いています。

まるで二人の日記を交互に読むように話は展開します。
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士官の男は中国人に変装して現地人になりきれるよう
一人で練習しています。それが任務だからです。
あちこちを歩いた男は、公園で、男たちが碁を打っている
とこ見つけます。
大勢、の男同士が碁盤を挟んで戦っています。
「ん、何だ、女の子がいるぞ」
女の子は碁盤を置いて対戦相手が来てくれるのを
待っていますが、、誰もきません。

女の子の前にふらりと変装した士官がやってきました。

ここから毎日同じ時間に碁の対戦が始まることとなります。
毎日毎日、でもお互いの名前も知りませんし、
男はは女の子が何者なのかも知りません。
女の子も男が軍人であることも知りません。
純粋に碁を打つのに名前もそれぞれの環境も必要ないからです。

だから毎日、何もしゃべらず二人はここで碁を打ち続けます。
彼女は壮絶な環境の中から這い出すようにして碁を打ちに来ています。

男は別の地に転地になり、女の子もこの場所から離れます。
もう会うこともないのだから話は終わりになりそうですが
とんでもない場所で二人は、、。
いやもう言えません。
最後の１ページまで読んでいただきたいです。

場所は満州、時代は満州事変のころです。戦争の中で敵味方を超えた満州の少女と日本陸...