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甲斐市立図書館
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レビュー一覧 (510件)
るなくんさんの投稿レビュー/網走市立図書館
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図書
(1人)
1. レーエンデ国物語 4 夜明け前 レーエンデコク モノガタリ 24016125
The Chronicles of Leende 多崎 礼著
講談社 2024.4
るなくん さんの評価:
正義に熱く公平な、名家の嫡男レオナルドの成長物語。
幼い頃には知り得なかった、父そして偉大な祖父の功績は多大な
レーエンデの民からの搾取だったとわかった時から、彼は名家を捨て
平等な世界を作ることに奔放する。
義理の妹クレツイアも、父の悪行に心を壊された娘だ。
二人は正反対の正義を貫く。
父の大罪に立ち向かう二人の未来はどうなってしまうのか・・
大長編だけど全然飽きずに読めるシリーズ。
次回は2024年の秋頃とのこと、早くも期待でわくわくしている。
正義に熱く公平な、名家の嫡男レオナルドの成長物語。幼い頃には知り得なかった、父そ...
図書
(3人)
2. ようこそ、ヒュナム洞書店へ
ファン ボルム‖著 牧野 美加‖訳
集英社 2023.9
るなくん さんの評価:
登場人物の距離感が心地いい。
優しさだとしても土足で心に入られるのはたまらない。
折り合いをつけながら生きいく人生に
ちょっとだけ静かに寄り添う暖かい距離感。
本とコーヒーをこよなく愛する読者としては、こんな書店が
わが街にほしいと切に思った。
登場人物の距離感が心地いい。優しさだとしても土足で心に入られるのはたまらない。折...
図書
(34人)
3. 成瀬は天下を取りにいく
宮島 未奈‖著
新潮社 2023.3
るなくん さんの評価:
「成瀬は信じた道を行く」を読んで、成瀬にどっぷり嵌まった。
高校生から大学生の成瀬の行動がすっごく感動的に心に響き
先だし初本、原点の中学生成瀬も知りたくなった。
期待を裏切らない、行動力と信念、そしてちょっぴりセンチな面。
彼女の発する清涼感がたまらない。早くも次回作に期待
出してください。宮島先生(笑)
「成瀬は信じた道を行く」を読んで、成瀬にどっぷり嵌まった。高校生から大学生の成瀬...
図書
(5人)
4. 君を守ろうとする猫の話
夏川 草介‖著
小学館 2024.3
るなくん さんの評価:
喘息の持病がある中2のナナミは、病弱にため
行動範囲が狭く、癒しは大好きな本を読める図書館。
すこしづつ、本が消えていくことに不安を覚えたナナミの前に
しゃべる不思議な猫が現れる。
本を消し去る者と、本を守るため心の真実を武器に奮闘するのだが・・
最近は図書館に人が少なくなったようにに感じる。
網走市の今は無き古い図書館は広い木の階段で、登るときギシギシと
お迎えの声がしたし、二階の達磨ストーブ、古びた棚、少年少女コミック、
ドリトル先生、文豪物語・・多々が懐かしい。
もちろん今の図書館はとてもきれいだし、居心地もいい。
本は身近で私の心に小さい頃から寄り添っている。
だからナナミの気持ちに共感した。
喘息の持病がある中2のナナミは、病弱にため行動範囲が狭く、癒しは大好きな本を読め...
図書
(25人)
5. リカバリー・カバヒコ
青山 美智子‖著
光文社 2023.9
るなくん さんの評価:
公園にあった古びたパンダを思い出した。
カバヒコくん・・なにをするわけでもないのに、人の心を癒す(?)
出会いは良いものばかりではないし、嫌な辛いことも人生には
多々あるけれど、見方を変えれば、ちょっと違う面も見えてくる事が
あるのかもしれない。
答えは自分の中にあり、少しだけ自分に向き合うのには、声に出して
吐き出してみるのが効果的なのかもしれない。
返事はしないけれど、受け止めてくれるカバヒコくん。
自分に問うことは心を整えることになると、読みながら感じた。
公園にあった古びたパンダを思い出した。カバヒコくん・・なにをするわけでもないのに...
図書
(1人)
6. spring
恩田 陸‖著
筑摩書房 2024.4
るなくん さんの評価:
天才バレリーナ、そして振付師として成長していく萬春。
バレエについて全く知識がないが、なぜか読んでいるうちに
春の踊ってる姿や背景そして、聞いたこともない曲が流れてくる。
登場人物が春を含め、とても魅力的で知的で美しく繊細。
天才とは、生まれ持った天分とそれを上回る努力の結合だと実感。
パラパラで踊るバレリーナのおまけも斬新でよかったし、
スマホでバーコド読み込みしてのお楽しみ内容もしゃれている。
天才バレリーナ、そして振付師として成長していく萬春。バレエについて全く知識がない...
図書
(2人)
7. 定食屋「雑」
原田 ひ香‖著
双葉社 2024.3
るなくん さんの評価:
離婚話を夫健太郎から突然迫られた沙也加。
納得のいかない彼女は偵察を兼ねて、彼が通っていた定食屋でバイトし始める。
店主ぞうさんことみさえと、厨房での調理や雑用を通して、
べったり過ぎず、武骨そうなみさえの対応、店主とバイト人の距離感で
彼女の心が変化。その様がほんの少しづつでとてもいい。
離婚は結婚より何倍ものパワーが必要とはよく聞く話で、沙也加の戸惑いや
迷い、不安は理解できるが、健太郎ぐずっぷりにはあきれた。
沙也加とみさえとの心のふれあいには、本物の心が備わっていて
無理のない愛情が感じられた。二人に幸あれ!
離婚話を夫健太郎から突然迫られた沙也加。納得のいかない彼女は偵察を兼ねて、彼が通...
図書
(2人)
8. 守護者の傷
堂場 瞬一‖著
KADOKAWA 2024.2
るなくん さんの評価:
警察の「訴訟課」の存在を初めて知った。
三人集まれば派閥ができるとは、よく聞く話だし
警察の身内を守る団結力?、甘い処罰や隠蔽に違和感がある、
正義感を貫くむずかしさも伝わった。
ハードな内容と思いきや、食レポートが織り込まれ硬くならずに読めた。
横浜に10年以上住んでいて、まさに黄金町は最寄り駅だったので
懐かしさで景色が浮かびあがり親しみを持った。
警察の「訴訟課」の存在を初めて知った。三人集まれば派閥ができるとは、よく聞く話だ...
図書
(2人)
9. 猫のお告げは樹の下で
宝島社文庫 Cあ-23-2 青山 美智子‖著
宝島社 2020.6
るなくん さんの評価:
神社でミクジという猫からお告げを受けた人は幸運だと宮司さんはいう。
タラヨウに書かれた短い言葉から、悩める人はなにかを見出し
救いの着地点に辿り着く。
青山氏のほのぼの癒しの内容がやっぱりいい。
神社でミクジという猫からお告げを受けた人は幸運だと宮司さんはいう。タラヨウに書か...
図書
(14人)
10. スピノザの診察室
夏川 草介‖著
水鈴社 文藝春秋(発売) 2023.10
るなくん さんの評価:
甘党のマチ先生が語る名店のお菓子紹介を織り込まれていて
医療本としても奥が深いが、ほっこりとする。
医療仲間との交流も暖かくしっとりした心地がする。
京都の町並みも臨場感があり、看護宅訪問で末期症状の患者との会話も
優しい色合いだ。
「急がなくてもよい」末期患者への言葉にも深みを感じる。
凄腕大学准教授の「医者は科学者と哲学者の二通りがいる」
マチ先生は、技術的にかなり優れているけれど、まさに哲学者だと感じた。
甘党のマチ先生が語る名店のお菓子紹介を織り込まれていて医療本としても奥が深いが、...
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