トップ
甲斐市立図書館
ログアウト
ログイン
Clear text
レビュー一覧 (26件)
FILOさんの投稿レビュー/飯能市立図書館
投稿順
投稿順
評価順
図書
貸出可能
(4人)
11. わかりあえないことから
コミュニケーション能力とは何か 講談社現代新書 2177 平田 オリザ‖著
講談社 2012.10
FILO さんの評価:
P95 conversation=a talk between two or more people,usually an informal one (二人かそれ以上の間で話すこと、たいていはかたくるしくない)
dialogue -1,the talking in a book,play,or film(本や演劇や映画の中での話し言葉)2,a formal discussion between countries or groups of people (集団や国家間の、きちんとした議論)
P104 日本型のコミュニケーションだけに慣れてしまっていると、海外での対話の時間に耐え切れずに、「何でわからないんだ」と切れるか、「どうせ、わからないだろう」とあきらめてしまう。海外で成功している芸術家の共通点は、粘り強く相手に説明することをいとわないところ。日本では説明しなくてもわかってもらえる事柄を、その虚しさに耐えて説明する能力が要求される。「対話の基礎体力」と呼ぶ。
P179
P183 これからの時代に必要なリーダーシップは、弱者のコンテクストを理解する能力だろうと考える。
社会的弱者は、何らかの理由で、理路整然と気持ちを伝えらることができないケースが多い。
社会的弱者と言語的弱者は、ほぼ等しい。
P197 「シンパシーからエンパシーへ」と呼ぶ。「同情から共感へ」「同一性から共有制へ」と呼ぶ。
P200 エンパシーとは、「わかりあえないこと」を前提に、わかりあえる部分を探っていく営みと言い換えてもいい。
P95 conversation=a talk between two or m...
全文を表示
図書
貸出可能
(0人)
12. 家の匂い町の音
むかし卓袱台があったころ 久世 光彦‖著
主婦の友社 角川書店(発売) 2001.10
FILO さんの評価:
P8 昔の人は死に場所にこだわった。
P46 読書
P60 本
P69 母は黙ってその布団に小さな体を包まれて、父を思い出していたのかもしれない。
P75 そのころの父に優しい言葉をかけてやった憶えが、私にはほとんどない。たまに言う不器用な冗談に付き合って、笑ってやったこともない。私は酷薄な息子であった。
P138 私は五十を過ぎた。昔の父の顔や声が、ふと夢に現れたりして、私は不思議な気持ちになっていた。
そして私は考える。私は父のように、これまで生きてきただろうか。ーそれは、いまから数十年の後に、私の息子が答えをだすことかもしれない。
P139 父が子に遺すのは、微かに揺れる影である。影は陽が傾くにつれて地面に長く伸び、子の体を包み込む。父の大きな影に包まれて、いまその子は不思議な安らぎの中にいる。
P8 昔の人は死に場所にこだわった。P46 読書P60 本P69 母は黙ってその...
全文を表示
貸出不可(未所蔵)
(0人)
13. この時代に想うテロへの眼差し
NTT出版 2002.2
スーザン・ソンタグ 木幡和枝
FILO さんの評価:
タイトルほどのインパクトはない。
P24 明日、中東に平和とパレスチナ国家が実現したとしてもテロリズムは続くと言い・・・デイビット・リーフ『戦争の犯罪』1999『一夜のしとねージェノサイドの時代における人道支援』2002
P35 『The Golden Age 黄金時代』ゴア・ヴィダル
P113 『宙返り』自分が教祖として作り出した教団から、権力に幾重にも包囲されて棄教者として去った人物が、一度裏切った信者たちと、新しい教会を建てようとします。大江健三郎
P120 正しいことを防衛することは終わりのない責務です。
タイトルほどのインパクトはない。P24 明日、中東に平和とパレスチナ国家が実現し...
全文を表示
貸出不可(未所蔵)
(0人)
14. 他人の意見を聞かない人
KADOKAWA 2015.3
片田珠美
FILO さんの評価:
P111 異質な意見を封じ込めて、意見の対立なんかないかのように見せかけるために、<差異の恐怖>を巧妙に利用している。ウンベルト・エーコ『永遠のファシズム』
P129 自分自身をかけがえのない存在として認識することも、「経験によって強化された全能感」を持つこともできず、自尊心を保つことが困難になる。「対象リビドーの満足」は相手次第であり、おひとり様が増えている現状では、「対象リビドーの満足」を自尊心のよりどっころにできるような人は減り続ける一方なので、必然的に自尊心の源泉が「幼児期のナルシズムの残滓」だけということになる。
P111 異質な意見を封じ込めて、意見の対立なんかないかのように見せかけるために...
全文を表示
図書
貸出可能
(11人)
15. 月夜の森の梟
小池 真理子‖著
朝日新聞出版 2021.11
FILO さんの評価:
P126 悔やむ
P133 彼は幼稚園のころから、ははおやとの関係に絶望していた。そんな母親をうまくコントロールしてくれなかった父親に対しても。
P150 残された時間
P158 野生の生き物にも、喪の気配が伝わるのか。
P126 悔やむP133 彼は幼稚園のころから、ははおやとの関係に絶望していた。...
全文を表示
図書
貸出可能
(0人)
16. 暴走老人!
藤原 智美‖著
文藝春秋 2007.8
FILO さんの評価:
肝心なことは解明されていない。
P10 孔子 「吾れ十有五にして学に志す
三十にして立つ
四十にして惑わず
五十にして天命を知る
六十にして耳順う[sitagau](何をきいても素直に耳に入るようになる)
七十にして心の欲する所に従って、矩[nori]をこえず(心おもむくままに行動しても、道 理を外れることはない)
P63 人が生きていくということは、多元的でポリフォニーな時間を受け入れること。同時に一元的でホ モフォニーな帯グラフ的な生活という矛盾した理想を抱え込むことで、ストレスや混乱が生まれている。「待つこと」が「待たされること」として否定され、帯グラフの失敗として記録される。
P67 体内時間は代謝の速さに対応している。酸素消費量が少なければ体内時計の進行は遅い。この酸素消費量は脈拍数から推測できる。高齢者のほうが子供より体内時計の進み方が遅い。体内時計が遅いと、現実の時間が早く感じられる。歳をとるごとに時間が早くたつと感じる理由はそこにある。
肝心なことは解明されていない。P10 孔子 「吾れ十有五にして学に志す ...
全文を表示
図書
貸出可能
(1人)
17. 父のコートと母の杖
親の人生の最終コーナーで私は父と母に出会い直した 一田 憲子‖著
主婦と生活社 2024.11
FILO さんの評価:
P42 「文化的な暮らしへの切符だった気がする。だからこそ、それは単なる「思い出」を超えた宝物だと思う。意外な細やかさの中に、手にしたものは二度と手放さない、という握力を感じる。何かを持ち続けることは、パワーを必要とする。そこへ心を向け続ける力が、少しずつ積み重ねられた時、どんなにささやかなものにも「愛着」という名前の価値が生まれる。
P59 「私が小さかった時から、胸がキュンとする。ずっと使い続けてくきてれてありがとう、と母に言いたくなる。暮らしの中で使う道具には、家族の記憶が刻まれるのだ。」
P42 「文化的な暮らしへの切符だった気がする。だからこそ、それは単なる「思い出...
全文を表示
図書
貸出可能
(0人)
18. 超バカの壁
新潮新書 149 養老 孟司‖著
新潮社 2006.1
FILO さんの評価:
P132 「他人に認めてほしい。だからわざわざ主張する。それは確信のなさの裏返し。自己は初めからある。本当に唯一の自分の価値があることがわかっていれば、別に人に認められていなくてもいい。」
P51 「日々平穏というのは日常どおりのことをやっていても何もおこらないということ。それが実は予防ということ。社会が本当に進歩するというのは、どんどん変化するというのではなく日々平穏になっていくこと。」
P132 「他人に認めてほしい。だからわざわざ主張する。それは確信のなさの裏返し...
全文を表示
図書
貸出可能
(2人)
19. 晩年の子供
山田 詠美‖著
講談社 1991.10
FILO さんの評価:
P34 「私は、海に落ちる運命なのではないだろうか。そう思い、下を見ると、なんだか、波が自分を呼んでいるような気持になった。てが水の中から出てきて、手招きをしているような気にさえなった。」
P157 蝉
P34 「私は、海に落ちる運命なのではないだろうか。そう思い、下を見ると、なんだ...
全文を表示
図書
貸出可能
(3人)
20. バカの壁
新潮新書 003 養老 孟司‖著
新潮社 2003.4
FILO さんの評価:
P27 「わずか一つのことに賭けられることの大きい理論ほど、よい理論である」
P52 「個性は脳ではなく身体に宿っている」
P66 「人間は変わるのは当たり前。武士に二言はない。武士の口が重かったのは、うっかり言ったら大変だったから。責任を持とうと思えば、要するに責任の重い人ほど口が重くなった。綸言[
rinngenn]汗の如し。約束、言葉が軽くなった理由は、同じ人なんだから、言うところは変わるはずがないだろうという前提がいつの間にかできてしまったところにある。」
P109 「人生には意味がある。V.E.フランクル 『夜と霧』みすず書房『意味への意志』『生きる意味を求めて』春秋社。意味は外部にある。人生の意味は自分だけで完結するものではなく、常に周囲の人、社会との関係から生まれる。
P110 「人生の意味は他人が人生の意味を考える手伝いをする。がん患者が運命を知ったうえでとる態度によって、周囲の他人が力づけられる、という意味があるのだ。
P115 「意味について考えつづけること自体が大切な作業。フランクルの言葉を借りれば、人生が常に私たちにそれを問うている。」
P190 「兌換券という考え方が正しいとすれば、それはエネルギー。
P193 「現代世界の三分の二が一元論者。一元論的な世界というのは、経験的に、必ず破綻する。」
P27 「わずか一つのことに賭けられることの大きい理論ほど、よい理論である」P5...
全文を表示
<
1
2
3
>
(c) 甲斐市立図書館
loading...
貸出可能
講談社 2012.10
貸出可能
主婦の友社 角川書店(発売) 2001.10
貸出不可(未所蔵)
スーザン・ソンタグ 木幡和枝
貸出不可(未所蔵)
片田珠美
貸出可能
朝日新聞出版 2021.11
貸出可能
文藝春秋 2007.8
貸出可能
主婦と生活社 2024.11
貸出可能
新潮社 2006.1
貸出可能
講談社 1991.10
貸出可能
新潮社 2003.4