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レビュー一覧 (58件)
山口の駑馬さんの投稿レビュー/山陽小野田市立中央図書館
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(1人)
11. 我々の死者と未来の他者 戦後日本人が失ったもの
集英社インターナショナル 2024.4
大澤真幸
山口の駑馬 さんの評価:
現代社会の諸現象を高度なロジックで多角的に検証する・・・とあり期待して手にして読むが・・・どこが「高度」??と愕然。
我田引水の論理しかない酷さ。欧米が進歩した社会(のはずだ)という仮説が正しいという土台の上で身勝手な解釈しか見えない。多角的視点は皆無。
1)市民運動の多さが社会の先進性を示し日本は少なく、遅れている・・という著者の論理。
市民運動で動かされてしまう「未来の政治」の行き着く先については言及しない。
市民運動=善行という思考停止の土台しか見えない。
2)その例として、地球温暖化による破局を止めようとする市民運動が日本では少ないと嘆き、
その解釈(?)を展開しているが・・・
「温暖化の先に地獄がある」と信じる宗教信者と同じ姿しか見えない。
教祖の「破局が来る」という言葉を信じないものは「遅れてる社会??」という思考停止。
これを高度なロジックで多角的に検証だと称しているとすれば、大いなる勘違い。笑止。
3)異常気象=地獄の「前兆」であると信じ、この前兆で地獄が見えない人を啓蒙し、
理解しない人々を無知だと断言。市民運動しない日本は「遅れてる」と結論。
日本の理科の教育レベルの高さを認めながら、「通説となった差し迫った地球の環境破壊」
に関心を持たず、グレタの様な人が出ない遅れた日本と嘆くが・・
これは科学の門戸を閉ざす宗教家の言葉。むしろ脱炭素という「免罪符」を求める姿は、
まるで中世欧州社会に見えるのだが?。
常に異説に耳を傾けることこそ科学者。環境原理主義者達のプロパガンダに利用されているグレタに
科学教育をもっと教えるべきだと思うのだが?
4)この温暖化地獄を信じない日本人の先にあるのは、日本人は子孫を見てないと言い切るが・・・
・・・日本にある先祖崇拝という価値観こそ、欧米社会にない過去と未来を繋ぐ価値観の存在する
社会では?
5)市民運動の少なさが日本の後進性を示す例として、ウーマンリブなどを上げているが、一度内村鑑三
の著書を読むべき。
欧米社会の市民運動は、基督教の女性蔑視と選民思想の価値観で生まれた狭量な社会に対する、「人間性を取り戻す人間の戦い」という側面は見えない?
悪人も善人も生きられる社会とGODの言葉に従う人しか生きられない社会の何れが幸せか。
共産主義という理想(絶対神)で生まれた社会が巻き散らした多くの不幸を望む?
6)「日本人は死者を失った」。その理由に、戦争を上げ「我々は、戦前の日本人の根本的な過ちを
知っている」と理論展開しているが・・・その土台が間違い。
戦勝国の歴史観で洗脳された思考停止した土台の上で話が踊っている。
連合国の国々が集まった「大西洋憲章」、日本が拠り所にした「開戦の詔勅」と「大東亜宣言」
を読み比べてない?
両者を先入観なく素直に読み比べれば、「大西洋憲章」に加担したい現代人などいるのだろう
か?、むしろその手前勝手さに驚くしかないはず。
現に、日本敗戦後、アジアの再支配に舞い戻ったきた連合国の国々の姿をみれば、戦勝国史観の
身勝手さに気づく。
これに気づけば、日本人が戦ったのは第二次大戦(米が欧州で第二次大戦に参加しただけ)でも
なく、太平洋戦争でもなく、大東亜戦争だったと気づくハズ。
戦後の日本人は、「死者を失った」は正しい。戦勝国の史観で、先祖の行為を全面否定する
戦後の日本人。
戦った人々は、残された人々に自分らの行為を否定されるとは露にも思ってなかたはずなのに。
「可哀想」や「犠牲者」と呼び、死者達の心に寄り沿わない。
国の為戦った人の心に寄り添う事と、軍国主義を結びつける行為こそ戦後の日本人が
死者を失った根本。
所属する集団(or国)の為に戦った人々に、砂を掛ける集団は、世界の何処を見てもない。
即ち、歴史の中に消え、記録に残らないだけ。
現代社会の諸現象を高度なロジックで多角的に検証する・・・とあり期待して手にして読...
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(1人)
12. TPP黒い条約
集英社 2013.6
中野剛志 著, 関岡英之 著
山口の駑馬 さんの評価:
マスゴミに歓迎されない?7人の論客が、公共放送NHKが見せない多様で新しい景色を見せてくれる
グローバリズムは「正しい」時代の流れで不可避という風潮が日本社会を席巻してる。
だが、企業と国民経済が一致しない現代の日本人に、閉塞感をもたらす目にみえないモノの正体を見せてくれる本。
日本の良さが崩壊する姿に懸念を抱きながら手を打てない社会に、その原因と対策を提案している、決してNHKやマスゴミがみせない景色が見える。
「失われた20年」とは、国民経済は失ったがグローバル企業は大成長した時代。企業の成長と国民経済が結びつかなくなった社会構造を作った時代。
格差が拡大し、物作りよりマネーゲームに走る国民と教育が今も正しいことして進められている日本。
グローバリズムとグローバリゼエーションの違いは、前者はイデオロギー、後者は客観的な現象を表す「ゼーション」=モータリゼーションという一次の流行。
イデオロギーとは共産主義と同じ範疇。過っては共産主義こそ資本主義の行き着く先の正義だと多くの人が信じ、楽園に見えた北朝鮮。結果、ソ連の崩壊。
グローバル化は、米の国家戦略の産物であり、経済の法則でも歴史の不可避の流れでもない景色も見せてくれる本。
グローバル化と国家主権は「相いれない」。国家主権に拘束着を着せるグローバル化の問題点が、今EUで起こり、EUの混乱に繋がっている。
関税と金融という拘束着を着たEUでは、不況でもコストカットによる競争という手段しか取れない。日本でよく耳にする生産性の向上=コストカットという誤魔化しと同じ?
TPPの参加の対価は、国家主権の制約という必然を伴う事が余りに軽視されている事に警鐘を鳴らしてる。
戦後のGATT、WTO、FTAという自由貿易の流れが解説されている。
「世界を戦争に導くグローバリズム」も併せて読むと、GHQやNHKの垂れ流す善悪史観から離れ、「なぜ戦争が起こるのか」の教訓も見えてくる。
日本社会の良さこそ世界に広げるべきという論客・・「良さ」とは・・・詳しくは第6章。
マスゴミに歓迎されない?7人の論客が、公共放送NHKが見せない多様で新しい景色を...
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図書
貸出可能
(2人)
13. ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略
世界はどう変わるのか PHP新書 1306 遠藤 誉‖著
PHP研究所 2022.4
山口の駑馬 さんの評価:
静岡に立ち止まったまま富士山の景色しか報道出来ないメディア。でも甲府側からの景色も知ってこそ、初めて富士山の全貌を知る事が出来る。読書の醍醐味。
◆バイデンの甘い罠に嵌ったゼレンスキー。プラハの春の21世紀版のウ露戦争という景色を見せてくれる。
2008~2022年までの米・露・ウクライナの親露・親EU派の史実が丹念に調べられた表があり、TVやマスゴミから省かれている視点が面白い。
バイデンが獲得した物は、EUのガス需要、EUへ向かう投資、アフガン撤退で失った米の威信とNATOからの信頼、息子のスキャンダルのウヤムヤ化。
ソ連崩壊時にウクライナからミサイル技術など手に入れ、一帯一路の欧州の拠点の地となったウクライナ。中国との絆は深い。
中国がウクライナに不利なロシア援助はありえず、「軍冷経熱」でロシアに向き合う習。
◆「台湾は中国の一部」はニクソンとキッシンジャーが大統領再選の為に決めた国際秩序でしかなく、歴史背景も民族も無視した秩序でしかない。
台湾の武力侵攻と直接支配は、香港とは異なる。国内の社会不安に繋がり支那共産党の基盤を揺るがすリスクなど取れない習。
経済で台湾の取込みを狙う。「台湾は中国の一部」を支援しない企業には、容赦ない罰金や制裁が既に課せられている。
既に台湾と大陸を結ぶ北・中央・南ルートの準備は進んでいる。南ルート=厦門-金門-澎湖-嘉儀。金門島を狙う「4通」=電気・水・ガス・橋。真水は既に完成。
現在の支那共産党の台湾周辺の軍事行動は、国内の行き過ぎた愛国教育で育った若者のガス抜きでしかない・・
遠藤誉の戦争体験は悲惨過ぎる。多くの被害者が善悪史観で戦争を語るが、彼女の発信は冷徹な目で因果を分析をする。
静岡に立ち止まったまま富士山の景色しか報道出来ないメディア。でも甲府側からの景色...
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(2人)
14. 変異する資本主義
ダイヤモンド社 2021.11
中野剛志
山口の駑馬 さんの評価:
新自由主義万歳に走った日本社会の失敗と政治も経済も安全保障も一体だという景色が見える本。
会社が株主の為にあり社員の為になくなり、社員を育てるのではなく使い捨てる現在社会。需要もないのに生産性を上げろ、規制緩和すればイノベーチブな社会になるという勘違いを指摘している。
企業の行動原理が「内部留保と再投資」というイノベーションから「労働者の削減と配当」が優先され、格差拡大が自然の帰結となる退化した米社会制度を目指した日本が見える。
米の移民という低賃金労働者を入れて儲かるのは資産家だけ。この移民のピンハネ構造で支えられた野蛮な米社会を目指した新自由主義。
人が足りなければ連れてくる、材料がなければ奪ってくる、土地が無ければ土人を追出し囲い込む・・大陸国家の野蛮な価値観の社会が進歩してるという勘違い。
海に囲まれた日本の伝統は、人が足りなければ人を育て効率を上げ、材料がなければ代替品を探し勿体ない精神で使い、土地が無ければ開拓し住める場所を広げてきた。自然に学び、男女一対の価値観で歴史を刻んだ日本の価値観が「海外出羽」で失われ続けた社会が見える。
新自由主義万歳に走った日本社会の失敗と政治も経済も安全保障も一体だという景色が見...
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図書
(1人)
15. 物語江南の歴史
もうひとつの中国史 中公新書 2780 岡本 隆司‖著
中央公論新社 2023.11
山口の駑馬 さんの評価:
中国は一つ?。遊牧する北。揚子江で緑が生い茂り定住できる江南以南。この黄河文化と揚子江文化の交じり合う中国。「武」の北、「文」の南。南の政権は常に北に負け従属し、面従腹背の複雑な中国人、国家より血縁を重視する華僑を生む歴史が改めて見える。明治以前の日本が見ていたのは、江南の中国だった事も知れる。中国として北京を見るのは近代。同時に読みたい、「砂の文明・石の文明・泥の文明」。その文化の生まれる違いを知る事が出来る。
中国は一つ?。遊牧する北。揚子江で緑が生い茂り定住できる江南以南。この黄河文化と...
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(1人)
16. 砂の文明・石の文明・泥の文明
PHP研究所 2003.10
松本健一 著
山口の駑馬 さんの評価:
「文明」と「文化」の違を考察できる。西洋文化に触れて漢字になかった「哲学」・「自由」・「民主主義」・「文化」等々の訳語を生み出した日本人の底流に流れる気候風土で培われた思考回路・・・自然観、死生観、宗教観等々。これ等が生む文化。他文化との触れ合いで又新たな文化を生み続ける。文化には民族のアイデンティティーとなりえるが、「文明」はアイデンティティーにはならない。
「文明」のもたらす「豊かさ」と「便利さ」。「便利だから」こそ皆が「自主的」に使い普及する。「文明」は押し付けるモノではない。故に「文明」が衝突するはずもない。
なぜ文明が衝突しているように見えるのか?。自動車という文明も、相手に合わせハンドルを右左に変え、計器も相手の言語に合わせれば皆が自主的に買う。
一方、ハンドルは左だけ、計器は英語表記のみで自動車を押付けられても、便利な方を買うだけ。左ハンドル、英語表記を読めない相手は「野蛮人」?。
今、グローバルという大義で、「文明」の「自由・法の支配・民主主義という社会制度」を「GODの正義」の如く相手に押付る世界。価値観は、気候風土で共同体を営む相互扶助の中で共有するモノであり、押し付けるモノでは無い。共有しない人々は野蛮人?。野蛮人は洗脳教育が必要?
生み出した文明の術で、世界で強盗を働き豊かになった欧米という史実。文明で豊かになった訳ではない。
「海外出羽」の溢れるNHKやマスメディア。「海外出羽」に合っていなければ「遅れた社会、世界に認められない」という姿は、明治の文明開化と変わらない。海外出羽の進歩した国々は基督教の価値観で作った社会に過ぎない。
「古事記の読み方」・「逆説の世界史②一神教のタブーと民族差別」も参考になる。
「文明」と「文化」の違を考察できる。西洋文化に触れて漢字になかった「哲学」・「自...
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(1人)
17. 2038滅びにいたる門
河出書房新社 2019.3
廣田尚久
山口の駑馬 さんの評価:
地域毎の生活の場で各々の神が祀られ、神々の正義が共存できる価値観のある日本と違い、
ローマ帝国がイブをアダムの慰め者として創った聖書物語を受入れて以降、ローマやギリシャの神々は日常から消え、GODの正義のみが残った歴史を刻んだ欧米社会。
GODは絶対的な問答無用の善であるから敵対する者は悪となり、この世から抹殺されても当然の欧州中世の教会社会を生む。善人だけの完璧社会だった?。
善悪が同居する人間の本質を否定し、善悪二元論で、「善だけ」でない人間は堕落し全てを破壊し、その後にGODが現れ、人間(但しGODを信じる者だけ)を救う。この聖典を信じる信者ほど、人の行動に失望し続ければ全てを破壊しGODの到来を求める。
大統領が聖書に手を置き宣誓する宗教国家の米。
未来の大統領が敬虔な信者である故に、人間に失望し、核のボタンを押せる物語。
個々人が幸せになると考えた選択が、集団全体に取って好ましい結果にならないという個と全体の
ジレンマの解決には、GODではなく個々の正義を認め合い共存する日本の価値観が必須。
我が子が一番可愛いという人間の感情や愛が生む欲等の煩悩を持つ人間を否定するGODの価値観の「海外出羽」では、悪を抹殺することでしか解決できない。
日本人のDNAに刻まれた価値観を顧みず、海外出羽守達の問答無用の正義が横行する現在の社会を皮肉った物語?
地域毎の生活の場で各々の神が祀られ、神々の正義が共存できる価値観のある日本と違い...
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18. 日本人が知らない近現代史の虚妄 インテリジェンスで読み解く第二次世界大戦
SBクリエイティブ 2021.12
江崎道朗
山口の駑馬 さんの評価:
第二次大戦とは、独ソのポーランド分割で始まり、両国の国土拡大のための戦いだった。太平洋での戦いは、大西洋憲章構想vs対東亜共栄圏構想の戦い。
米から見れば太平洋戦争。日本から見れば大東亜戦争という史実の景色がある。
何れの構想が、後世の人々から見て”よりまともな構想”だったかは、誰のも目にも明らか。それでも違うという人には、戦後の史実を正視して欲しい。
日本敗戦後、アジアの再支配に舞い戻った連合国の国々、中国内の自国の利権を取り戻した米の行動は、大西洋憲章で謳った大義など気にもしてない。
これに反発し、独立したアジアの国々を見れば、日本は負けたが、大東亜共栄圏構想が勝った戦いだったと言える。
この戦争の景色を見れば、日本が戦ったのは第二次大戦でもなく、太平洋戦争でもなく、大東亜戦争だったという景色が見える。
旧ソ連の支配下で泣いていたバルト三国での第二次大戦の見直しは、大西洋憲章で謳われた事を全く適用しなかった連合国の矛盾を指摘し始めている。
ヤルタの密約でバルト三国の自由をスターリンに売ったFルーズベルト。米議会の承認も得ない勝手な行動が、違法行為として問われ始めている。
又ハワイのアリゾナ記念館のパネルに書かれた「アジアで日米両国の国益がぶつかり戦争が始まった」という掲示は、東京裁判史観を否定している
世界の一部で東京裁判史観が変わり始めている。
この景色を認めたくないNHKが毎夏に報道する戦争特集は、米の一方的な東京裁判史観しか流さない。突き詰めれば、連合国の不誠実が暴かれるため、その代替えとして「戦争の悲惨さ」を語るしかない。
だが、戦争という狂気の空間で起こった非人道的な行動を非難できるのは、「平時の平和という空間に身を置いた身分だ」という甘えに過ぎない。
目の前に現れた相手が敵か市民かなど気にする間に仲間が自分が撃たれ殺されてしまうという狂気の空間で間違いがゼロなどあり得ない。
大事なのは「戦争という狂気の空間を生まない事」であり、「狂気の中に身を置いた当事者たちの行動の非難する」ことではない。
責任を取れるのは、狂気の空間という戦場にいた当事者たちではなく、その戦争を始めた責任者達のみ。その意味では東京大空襲させたルーズベルトは戦犯に値する。
もう敗戦直後の東京裁判史観という勝者の歴史観から日本国民を開放して欲しい。今のNHKでは未来永劫精神的な戦後は終わらない。
1990年代アイリスチャンの『レイプオフ南京』でプロパガンダされた反日に再び火が付き、捕虜賠償を訴訟した退役軍人等(120兆円)とバックアップする米議会。
止められない米大統領。流れが変わったのは、9.11テロによるテロとの戦争及びイラク戦争支援を表明した小泉。
戦後に何度も起こった反日運動。繊維摩擦、自動車摩擦、半導体摩擦等々、その度に反日の風潮が煽られ、訴えられる日本企業。
これを止められない駐米日本大使や領事館。「リメンバーアラモ」・「リメンバーパールハーバー」のプロパガンダに踊る米国民の気質は今も変わってない。
プロパガンダで影響される米国民をコントロールするには、本著のソ連のコミンテルンのような、「日本版コミンテルン」が必須の気がする。
インテリジェンスに関わる名もなき英雄たちこそ世界を動かし、国の平和を守っていることを感じる。
第二次大戦とは、独ソのポーランド分割で始まり、両国の国土拡大のための戦いだった。...
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(1人)
19. GHQ焚書図書開封 6, 日米開戦前夜
徳間書店 2016.8
西尾幹二 著
山口の駑馬 さんの評価:
・GHQが始皇帝の如く焚書にした戦前の出版物。日本が戦ったのは第二次大戦でもなく、太平洋戦争でもなく、大東亜戦戦争だったという史実が明らかに。
・史実を見れば開戦理由のあった日本と開戦理由のなかった米の姿が分析されている。
・「リメンバーアラモ砦」の二番煎じの「リメンバーパールハーバー」を使い米国民を騙し開戦理由にするしかなかったFルーズベルト。
・日本敗戦後にアジアの再支配に舞い戻った連合国の国々を見れば、彼らの唱えた自由も平等も民族自決も連合国の国々の偽善の言葉だと知っていた戦前の日本人、この史実に目を瞑り続ける戦後教育された日本人。勝者の史観しか報道しないNHKに洗脳され、「日本は悪かった」と思考を止めた戦後の日本人には見えない景色が見えてくる。
・戦後の日本人がタブー視して目を瞑っている多くの史実を、昭和5年当時の日本人が目を開き分析し、戦争の意味を一生懸命考えていた事がわかる。
日本は敗戦したが、その後アジアの各国は独立を果たし、新たにAA諸国という世界が生まれた。1961年には国連に植民地支配を罪だと認めさせる。
この意味では、戦で負けたが、戦争の大儀を実現したのは日本だった。勝った米は、今も正義の名の下で新たな戦争を生み出し続けている。
・米が他国の主権を無視し暗殺部隊を送り込んでテロリストを殺害する行為を誰も非難しない国際社会。横暴な米の正義が横行する国際社会は戦前と同じ。
・GHQが始皇帝の如く焚書にした戦前の出版物。日本が戦ったのは第二次大戦でもなく...
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図書
(1人)
20. 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄
祥伝社新書 351 ヘンリー・S.ストークス/著
祥伝社 2013.12
山口の駑馬 さんの評価:
私の言いたいことが書いてある。戦勝国史観に目隠しされ続けている日本を描く。
ただ、戦後70年も経っても戦勝国史観の洗脳が日本で消えないのは何故かの疑問には答えてない。
著者がジャーナリスト故に仲間の批判は書けないのか?
この戦勝国史観を報道し続けて戦後の日本人を洗脳し続けているNHKやメディアへの批判は全く見られないのが残念。
NHKが毎夏に報道する戦勝国の善悪史観報道では見えない大東亜戦争史観を書いている。ただ残念ながら、英語版ではなく、日本語版のみ。
これでは日本人の洗脳は解けても、連合国の国々の洗脳は解けない。
やはり日本人が、NHKが大東亜戦争史観を世界に向けて堂々と発信するしかない。
この時、ようやく日本人は「物質的な戦後」だけでない、「精神的な戦後」を終わらせることができる。
1948年米のヘレンミアーズが「mirror for American:JAPAN」を出版し同じことを書いている。当時のGHQは当然翻訳禁止、米人に不快な本故に闇に沈んだ史観。
善悪ではない多角的な視点で戦争原因を眺めれば、史実の景色の全貌が見えて教訓も見えてくる。ここに戦争を回避する手段がある。
ぜひ、大西洋憲章も同時に読み、当時の欧米の身勝手さを受入れられるか考えてほしい。喧嘩両成敗という日本の多神教の価値観と善悪の2色しかないGODの価値観。後者では、日本が悪でなければ連合国が悪になってしまう。連合国にとって不都合な大東亜戦争史観を隠すため、
GHQの創った太平洋戦争史観。だが大西洋憲章を読めば、米兵の太平洋の戦いに大義はまるでなかった事が判る。Fルーズベルトに騙された米国民達。
独の全ヨーロッパを覇権の下に置くための征服戦争vs日本の主権を守るための自衛戦争の違いに気づかず混同したまま第二次大戦と呼ぶ日本人。
日本の力を利用し独立を目指したアジアの国々。日本が『アジアの白人植民地』に『侵入』しなかったなら、今でも植民地が残っていたかも?
日本軍による「欧米勢力からの『解放』」で生まれた独立の精神。日本敗戦後、再支配に舞い戻ってきた連合国の国々の横暴を乗り越えたアジアの国々。ついに1961年 連合国(国連)に植民地は罪だと決議させた。
民主主義国は無責任で横暴なジャーナリズムと臆病な政治家達で運営されている。意図を持った報道で、事実の景色の一面しか見せないメディア。要は善人のふりをしたプロパガンダで溢れてる。
平和憲法の前文は、冷静に読めば、他国に平和を依存する『属国条文』でしかない。
「国民投票もしてない憲法」を護憲という思考停止。自主憲法がない独立国家などあり得ない。あり得ると誤魔化す臆病な日本のリーダー達に失望した三島。
なぜ三島由紀夫が命を懸け割腹自殺したのかも描かれている。
私の言いたいことが書いてある。戦勝国史観に目隠しされ続けている日本を描く。ただ、...
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