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ブックリスト (712件)
子門さんのブックリスト / 筑前町図書館
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(8人)
161. 体育館の殺人
青崎 有吾‖著
東京創元社 2012.10
子門 さんの評価:
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(3人)
162. 建築史探偵の事件簿
新説・世界七不思議 蒼井 碧‖著
宝島社 2020.10
子門 さんの評価:
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163. オーパーツ死を招く至宝
蒼井 碧‖著
宝島社 2018.2
子門 さんの評価:
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164. 図書館の殺人
青崎 有吾‖著
東京創元社 2016.1
子門 さんの評価:
裏染天馬という名の引き籠もり体質の高校生名探偵が活躍するシリーズ第三弾!
主人公たちが通う風ヶ丘高校からほど近い街の図書館で、殺人事件が発生する。
その被害者は、事もあろうに、山田風太郎「人間臨終図巻上巻」(函入り初版
本)でもって撲殺されていた・・・。
ミステリ史上、本が凶器というのは先例があるのですが、本書を最後まで読んで
も「人間臨終図巻」にこだわる理由が見当たりません。この本でないといけない
という必然性がないのです。
この点は、瑕疵といえば、そうなるでしょう。
そもそも、「人間臨終図巻」でもって人間を殴打して死に至らしめることが可能
なのか、どうか?ぼくの家の本棚にもその本はあるのですが、でもって一応試し
てみたのです。たしかにそれなりに痛かった。さりながら、鈍器としてつかえる
かというと、ちょっと弱い気もするのです。
いますこしのインパクトが欲しい。
それゆえに、ぼくは「特装版デルフィニア戦記第一巻」(中央公論社2019)
を推します。425ページの「人間臨終図巻上巻」に比較して、「デルフィニア
戦記」の方はじつに661ページ、撲殺武器としては万全です。
いざというとき、お薦めします。
裏染天馬という名の引き籠もり体質の高校生名探偵が活躍するシリーズ第三弾!主人公た...
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(1人)
165. 残照
田中 芳樹‖著
祥伝社 2023.1
子門 さんの評価:
ここ数年、田中芳樹さんの著作の刊行ぶりを拝見していると、たまっていた宿
題を片付けている、とそんな印象をうける。
本書もその一冊に入るかもしれない。
「中国武将列伝」(上・下中央公論社 1996年)その冒頭、「私選中国歴
代名将百人」の一人に選出されたのが、本書の主人公、郭侃。
1252年、モンゴル帝国、フラグ汗の西方大遠征に従軍し、常勝将軍ぶりを
発揮。「神人」と称されたという。
「正史」ではそんなに詳しく書かれてはいない。異伝もあったりする。
地中海の涯に沈む夕日をみたさ、という酔狂な動機付けは、むろん田中芳樹
さん一流の脚色だろう。投石機や火箭、そして回回砲などの兵器をあつかう漢
人部隊の指揮官としての郭侃は近いものがあっただろうけども、気候とか地形
をもみわけるナチュラリストとしての才能は、さてどうだろう?
しかしだからといって、失望したり、落胆するのは違うと思う。
作家・鈴木輝一郎の言に次のようなものがある。
歴史小説は歴史「小説」であって、「歴史」小説ではない。
(中略)正確な歴史を再現することではなく、気楽にたのし
んでいただくものだ。けっこう間違えられる
(「光秀の選択」毎日新聞出版 附記 より)
田中芳樹氏本人も、ベツのところで、いかに魅力的なウソをつくのか、それ
が作家としての腕の見せどころ・・・そんな意味のことを書いておられる。
読者としては、ソレをわきまえて楽しめば良いとおもうのだ。
付記1
本書で語られているような漢人による回回砲の部隊が存在したのは歴史的事実
である。豊田有恒さんの「モンゴルの残光」でも登場している。
付記2
本作品中、ぼくが気になったのは、モンゴル軍の残虐行為について、非難して
いるような箇所が二カ所ほどあったこと。現代人の感覚からするなら当然の批
判なのだろう。だけども、現代人の規範である近代ヒューマニズムでもって過
去の歴史を断罪するのは果たして妥当な行為なのだろうか?
僭越とは思うが、指摘しておきたい。
ここ数年、田中芳樹さんの著作の刊行ぶりを拝見していると、たまっていた宿題を片付け...
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166. 民衆暴力
一揆・暴動・虐殺の日本近代 中公新書 2605 藤野 裕子‖著
中央公論新社 2020.8
子門 さんの評価:
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167. 名探偵外来
泌尿器科医の事件簿 似鳥 鶏‖著
光文社 2022.12
子門 さんの評価:
この物語の主人公、泌尿器科医・鮎川さんは何が凄いかって、いざという時、ハラ
をすえてとうとうと弁じ立てるその度胸!「解決編」でもって皆がその弁舌を拝聴
しているシーンでのことならともかく、おのれの命(だけでなく周囲の人達もふく
めて)の安全がかかっている中で、凶器をふりかざす相手をむこうにまわし、理路
整然とした反論をぶちかます!
最終話でのエピソードだけど、あの毅然とした対応、鮎川医師には憧れます。むろ
ん彼をとりまくスタッフたち、全面的にバックアップしてくれる病院長などの支援
があればこそ、なのでしょうけども。
続編を期待したいものです。
この物語の主人公、泌尿器科医・鮎川さんは何が凄いかって、いざという時、ハラをすえ...
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168. 秋雨物語
貴志 祐介‖著
KADOKAWA 2022.11
子門 さんの評価:
「秋雨」をテーマにした四篇のホラー集。
格好つけていうなら、秋雨でもって異界への扉が開く物語集といえるかも。
冒頭の「餓鬼の田」は短編だが、他の「フーグ」「白鳥の歌」「こっくりさ
ん」は中編といってもいいボリュームがある。
すべて救いのないお話ばかりで、バイオリズムが低下気味の方にはお薦めはし
ない。
とくに、「白鳥の歌」!世間から忘れ去られた天才的な二人の歌姫の物語。色
々と音楽の蘊蓄が語られているので、それなりに勉強にはなるのだけども、結
末がイケナイ。おぞましいというか、著者の過去の作品で云うと「天使の囀
り」を想起させる怖さがある。
ただ、物語を離れたところでいうなら、「だから、どうした?」という感じ。
人類の進化自体、ある種のウィルスが介在していたとの学説があるくらいで、
人間ばなれした歌声のウラにどんな事情があるによ、感動した事実はまちがい
ないところだろう。それまでも否定してしまうのはどうかと思う。かのご隠居
氏には、そんな風に申しあげたいところではある。
それと、冒頭のお話で、ラストシーン。あの、女性が「心変わり」する場面。
コレがどうにも理解できないのだ。なぜに、ああまで豹変してしまったのか、
どなたか、説明できる方がおられるならば、ぜひご教示いただきたい。
「秋雨」をテーマにした四篇のホラー集。格好つけていうなら、秋雨でもって異界への扉...
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169. 名探偵の生まれる夜
大正謎百景 青柳 碧人‖著
KADOKAWA 2022.12
子門 さんの評価:
本書に登場する主立った人々は、以下のとおり。江戸川乱歩、相馬愛蔵、黒
光、野口英世、星一、鈴木三重吉、芥川龍之介、吉岡信敬、松井須磨子、与謝
野晶子、鉄幹、松下幸之助、富田銀蔵、南方熊楠、宮沢賢治、柳田国男、平塚
らいてう、山下清。
後世、歴史上にその名をのこすことになった人々の、日常系のささやかな謎解
きの物語集・・・本書を紹介するとそんな風になるかとおもう。
本書を彩る彼ら、彼女らの大半はそれなりの自負はあるにせよ、まさか自分の
名前が後世へと伝わろうとは夢想だにしていない。およそ権力とは無縁の人
々。それでも懸命に生きようとするその姿、なんともいとおしい。
第一話に登場する平井太郎、後に「江戸川乱歩」として知られる存在である
が、ホントにこんなそそっかしく素っ頓狂な人物だったのか?フィクションと
して盛った(!)部分もあるのだろうけど、いかにもありそうなストーリーで
笑いを誘われてしまう。第二話で披露された野口英世の破天荒な人柄も、先年
紙幣になったほどの人物とおよそかけ離れた人物像で、これまた驚くばかり。
本書に登場する野口の親友で、後援者の一人となった星一をはじめとする同時
代の人々の証言があり、おそらくは真実に近いのであろう。
・・・という風にいちいちコメントをしていたら、いつまでたっても終わらな
いので、最後にひとつだけ。
ぼく個人の願望が実現できるのであるなら、星一氏本人、もしくは星新一氏、
そして吉岡信敬の名を知らしめた作家・横田順彌氏。この方々には、本書を読
んでもらいたかった。
いやむろん、ソレは本書で「探偵役」をつとめた人々、すべてに共通すること
であろうけども、さぞかし楽しんでもらえたのではないかと僕はおもうのだが
如何であろうか?
本書に登場する主立った人々は、以下のとおり。江戸川乱歩、相馬愛蔵、黒光、野口英世...
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170. ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。
14歳の世渡り術 雨宮 処凛‖著 新井 紀子‖著 石原 千秋‖著 上野 千鶴子‖著 大澤 真幸‖著 岡ノ谷 一夫‖著 恩田 陸‖著 角田 光代‖著 金原 瑞人‖著 貴志 祐介‖著 木田 元‖著 工藤 直子‖著 小池 龍之介‖著 佐藤 優‖著 島田 裕巳‖著 辛酸 なめ子‖著 橘木 俊詔‖著 出久根 達郎‖著 中江 有里‖著 長沼 毅‖著 野中 柊‖著 服部 文祥‖著 本田 由紀‖著 ホンマ タカシ‖著 森 絵都‖著 森 達也‖著 村上 陽一郎‖著 柳澤 桂子‖著 山崎 ナオコーラ‖著 吉田 篤弘‖著
河出書房新社 2012.5
子門 さんの評価:
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