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秋雨物語
KADOKAWA 2022.11
貴志 祐介
∥著
(4人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 1冊
貸出可能数: 0冊
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竜王図書館 <1012488746>
貸出中 / 1F棚15/913.6オオーコ / / /913.6/キ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-04-112894-7
13桁ISBN
978-4-04-112894-7
書名ヨミ
アキサメ モノガタリ
著者ヨミ
キシ ユウスケ
分類記号
913.6
価格
¥1700
出版者ヨミ
カドカワ
大きさ
20cm
ページ数
312p
内容
内容:餓鬼の田 フーグ 白鳥の歌 こっくりさん
抄録
秋雨の降る日には触れてはいけない世界の歪みが姿を現す…。奇妙な宿命を背負った男が語る「餓鬼の田」をはじめ、作家が体験した超常現象の記録「フーグ」など、全4編を収録。現代ホラーの第一人者が贈る暗黒奇譚集。
著者紹介
大阪府生まれ。京都大学経済学部卒。「黒い家」で日本ホラー小説大賞、「硝子のハンマー」で日本推理作家協会賞、「新世界より」で日本SF大賞を受賞。
内容細目・詳細
1
内容書名
餓鬼の田
内容書名ヨミ
ガキ ノ タ
2
内容書名
フーグ
内容書名ヨミ
フーグ
3
内容書名
白鳥の歌
内容書名ヨミ
スワン ソング
4
内容書名
こっくりさん
内容書名ヨミ
コックリサン
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奇妙で不気味な短編集
(2023/02/19)
あめんぼう/東温市立図書館
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ちょっと奇妙で不気味な雰囲気の4話からなる短編集。
「餓鬼の田」
社員旅行で意中の男性と話す機会を得た女性。
彼はモテそうなのに誰にも愛されない事が悩みだと言う。
そして、そこには過去の因縁が関係しているのだと言う。
「フーグ」
主人公は編集者の男性。
彼は連絡が取れなくなった作家の自伝的な小説を受け取り読む。
そこには、眠れば別の場所に知らない内に飛ばされる、そんな不思議な体験をずっとしてきた作家の苦悩が綴られていた。
作家はそれを防ぐために霊能者に相談、一時は成功したように感じたがー。
「白鳥の歌」
小説家の男性は、ある自伝を書いて欲しいという依頼を受けて京都の資産家の男性の家を訪れる。
資産家は音にこだわりのある男性で、彼から聴かされたある女性のレコードは信じられないような声だった。
その声はどこから生まれたものかー。
「こっくりさん」
こっくりさんをする4人の男女。
そのこっくりさんをすると、メンバーの誰かが死ぬが他の人間の願いが叶うと言う。
どれも結末はこれで終わり?という感じで物足りない。
ただ、フーグなら夢遊病の話、白鳥の歌なら音というものについて、作者の豊富な知識が綴られていて、文章も魅力的なので、さほど興味もない分野の話なのに読まされる。
得もすると、荒唐無稽で浅い話になりがちな話ばかりなのに、もしかしてあるかも・・・と自然に読ませる所はさすがだな・・・と思う。
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女心と・・・
(2023/01/14)
子門/筑前町図書館
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「秋雨」をテーマにした四篇のホラー集。
格好つけていうなら、秋雨でもって異界への扉が開く物語集といえるかも。
冒頭の「餓鬼の田」は短編だが、他の「フーグ」「白鳥の歌」「こっくりさ
ん」は中編といってもいいボリュームがある。
すべて救いのないお話ばかりで、バイオリズムが低下気味の方にはお薦めはし
ない。
とくに、「白鳥の歌」!世間から忘れ去られた天才的な二人の歌姫の物語。色
々と音楽の蘊蓄が語られているので、それなりに勉強にはなるのだけども、結
末がイケナイ。おぞましいというか、著者の過去の作品で云うと「天使の囀
り」を想起させる怖さがある。
ただ、物語を離れたところでいうなら、「だから、どうした?」という感じ。
人類の進化自体、ある種のウィルスが介在していたとの学説があるくらいで、
人間ばなれした歌声のウラにどんな事情があるによ、感動した事実はまちがい
ないところだろう。それまでも否定してしまうのはどうかと思う。かのご隠居
氏には、そんな風に申しあげたいところではある。
それと、冒頭のお話で、ラストシーン。あの、女性が「心変わり」する場面。
コレがどうにも理解できないのだ。なぜに、ああまで豹変してしまったのか、
どなたか、説明できる方がおられるならば、ぜひご教示いただきたい。
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あめんぼう/東温市立図書館
「餓鬼の田」
社員旅行で意中の男性と話す機会を得た女性。
彼はモテそうなのに誰にも愛されない事が悩みだと言う。
そして、そこには過去の因縁が関係しているのだと言う。
「フーグ」
主人公は編集者の男性。
彼は連絡が取れなくなった作家の自伝的な小説を受け取り読む。
そこには、眠れば別の場所に知らない内に飛ばされる、そんな不思議な体験をずっとしてきた作家の苦悩が綴られていた。
作家はそれを防ぐために霊能者に相談、一時は成功したように感じたがー。
「白鳥の歌」
小説家の男性は、ある自伝を書いて欲しいという依頼を受けて京都の資産家の男性の家を訪れる。
資産家は音にこだわりのある男性で、彼から聴かされたある女性のレコードは信じられないような声だった。
その声はどこから生まれたものかー。
「こっくりさん」
こっくりさんをする4人の男女。
そのこっくりさんをすると、メンバーの誰かが死ぬが他の人間の願いが叶うと言う。
どれも結末はこれで終わり?という感じで物足りない。
ただ、フーグなら夢遊病の話、白鳥の歌なら音というものについて、作者の豊富な知識が綴られていて、文章も魅力的なので、さほど興味もない分野の話なのに読まされる。
得もすると、荒唐無稽で浅い話になりがちな話ばかりなのに、もしかしてあるかも・・・と自然に読ませる所はさすがだな・・・と思う。
子門/筑前町図書館
格好つけていうなら、秋雨でもって異界への扉が開く物語集といえるかも。
冒頭の「餓鬼の田」は短編だが、他の「フーグ」「白鳥の歌」「こっくりさ
ん」は中編といってもいいボリュームがある。
すべて救いのないお話ばかりで、バイオリズムが低下気味の方にはお薦めはし
ない。
とくに、「白鳥の歌」!世間から忘れ去られた天才的な二人の歌姫の物語。色
々と音楽の蘊蓄が語られているので、それなりに勉強にはなるのだけども、結
末がイケナイ。おぞましいというか、著者の過去の作品で云うと「天使の囀
り」を想起させる怖さがある。
ただ、物語を離れたところでいうなら、「だから、どうした?」という感じ。
人類の進化自体、ある種のウィルスが介在していたとの学説があるくらいで、
人間ばなれした歌声のウラにどんな事情があるによ、感動した事実はまちがい
ないところだろう。それまでも否定してしまうのはどうかと思う。かのご隠居
氏には、そんな風に申しあげたいところではある。
それと、冒頭のお話で、ラストシーン。あの、女性が「心変わり」する場面。
コレがどうにも理解できないのだ。なぜに、ああまで豹変してしまったのか、
どなたか、説明できる方がおられるならば、ぜひご教示いただきたい。