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甲斐市立図書館
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レビュー一覧 (149件)
はるちゃんさんの投稿レビュー/小郡市立図書館
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評価順
貸出不可(未所蔵)
(3人)
71. 下流の宴
文藝春秋 2013.1
林真理子
はるちゃん さんの評価:
由美子→地方の開業医の娘として生まれ、
国立大学を卒業後、有名企業に勤める男性と
結婚したプライドの高い専業主婦。
息子の翔が高校を中退しフリーターになった上
沖縄の離島出身の学歴のない珠緒と結婚すると
言い出し、断固反対を決意。
珠 緒→由美子から育ちや学歴のなさを侮辱され、
「医者になる」と宣言。
加 奈→由美子の娘でプライドの高さは母親以上。
セレブ妻になる事に執念を燃やす。
〔結末〕
珠緒は多くの協力者が現れ、通信教育で医学部合格。
(↑話が旨すぎ)
由美子に結婚を認めさせるための受験だったが、
がむしゃらに努力する人間が苦手な翔から
ついていけないとフラレる。
加奈は年収1000万超えの理想の男性と結婚するも、
出産直後、夫が鬱病となり会社を解雇された挙げ句、
実家で療養を始める。
田舎での姑との同居を嫌い、娘を連れて由美子の元で
別居生活を送る。
由美子→地方の開業医の娘として生まれ、 国立大学を卒業後、有名企業に勤める...
図書
貸出可能
(4人)
72. 正妻 上
慶喜と美賀子 林 真理子‖著
講談社 2013.8
はるちゃん さんの評価:
定説では慶喜と美賀子はかなり不仲で、
その大きな原因は、
美賀子の嫉妬深さと、世継ぎを産む事に
執念を燃やしていた事に対し、
慶喜の嫌気が差したものとされるため、
〔六条御息所源氏がたり〕を彷彿とさせる
内容を想像していたが、
この小説では美賀子は第一子が夭折した時点で
早々に慶喜に見切りをつけており
肩透かしをくらった感がある。
(小説では美賀子が産んだ子は一人、
史実では三人、いずれも早逝。)
ただ、当時の公家社会の様子や言葉遣いなど、
細部は実に緻密に調べて書かれていて興味深かかった。
定説では慶喜と美賀子はかなり不仲で、その大きな原因は、美賀子の嫉妬深さと、世継ぎ...
図書
貸出可能
(14人)
73. 悟浄出立
万城目 学‖著
新潮社 2014.7
はるちゃん さんの評価:
中国古典作品の脇役にスポットをあてた短編集。
万城目学といえばファンタジーだが、
この短編集は一線を画す。
虞美人を主役にした〔虞姫寂静〕の
鬼気迫る内容に惹かれた。
・悟浄出立
・趙雲西航
・虞姫寂静
・法家孤憤
・父司馬遷
中国古典作品の脇役にスポットをあてた短編集。万城目学といえばファンタジーだが、こ...
図書
貸出可能
(11人)
74. 鴨川ホルモー
万城目 学‖著
産業編集センター 2006.4
はるちゃん さんの評価:
爆笑とまではいかないが、クスリと笑わせる場面が
随所に散らばる。
万城目学さんは、森見登美彦さんに通じるような
古めかしい表現を使って笑いを取る作品が多そう。
(私は結構ツボに嵌った)
爆笑とまではいかないが、クスリと笑わせる場面が随所に散らばる。万城目学さんは、森...
図書
貸出可能
(11人)
75. 博士の愛した数式
新潮文庫 小川 洋子‖著
新潮社 2005.12
はるちゃん さんの評価:
ストーリーとしては面白かったが、全編に出で来る
数や数式に対する登場人物たちの愛着が
私にはどうしてもついていけなかった。
理由はただ1つ。
主人公の誕生日と博士の時計に刻まれた数次がともに
〔友愛数〕であった事に感激したり、
〔因数〕や〔完全数〕、〔双子数〕
〔アルティン予想〕、〔オイラーの公式〕· · ·
といったものに「美しい」とか、「気高い」という
感性を私は微塵も持ち合わせていない事だ。
世の中の数学者や、大学で勉強している人たちに
「この数式は感動的で、何時間でも見ていられる」
という人がいるが、彼らであればこの本の良さを
十二分に堪能しただろう。
頭の悪い自分が本当に悔しい。
ストーリーとしては面白かったが、全編に出で来る数や数式に対する登場人物たちの愛着...
図書
(3人)
76. 鴨川食堂
小学館文庫 か38-1 柏井 壽‖著
小学館 2015.5
はるちゃん さんの評価:
小さな隠れ家的食堂を営む父娘が、
客の依頼に応じて思い出の料理を再現する話。
朧げで僅かな記憶を頼りに推理し、
毎回2週間で見事解決するにはあまりにも
無理がある内容。
心温まる話も目指しているようだが、
表現力の乏しさと、短編集というページ数の少なさ
から なし得ていない。
ただ、客が初めて訪れた時に出される
《おまかせ定食》はきめ細やかな内容で、
そこだけは評価が出来る。
小さな隠れ家的食堂を営む父娘が、客の依頼に応じて思い出の料理を再現する話。朧げで...
図書
貸出可能
(6人)
77. リハーサル
[「リカ」シリーズ] [4] 五十嵐 貴久‖著
幻冬舎 2019.2
はるちゃん さんの評価:
シリーズが進むごとにグロテスクな内容になっている。
さらに今回怖かったのが あと書き。
《リカ》が刊行されたばかりの頃は
「こんな女がいるはずがない」
「主人公の危機意識の低さは異常」(←同感)
といった批判的な感想が多かったが、
文庫化された後くらいから
「《リカ》は私の事だ」と
共感する人が増えていったとの事。
勘弁していただきたい💦
《リカ》シリーズ時系列
・リバース ③(1970〜1980)
・リハーサル ④(1990)
・リカ ①(2000)
・リターン ②(2010)
・リメンバー ⑥(2020)
※丸数字は刊行順
ちなみに本作でリカは自称28才だが、
5才以上サバを読んでいるという設定。
だとすると、最新作《リメンバー》では
実年齢は相当いっているはず。
「どんだけ元気なメンヘル ストーカー バァさんだ❗」
と、変な意味で読みたくなった。
シリーズが進むごとにグロテスクな内容になっている。さらに今回怖かったのが あと書...
図書
貸出可能
(45人)
78. ノースライト
横山 秀夫‖著
新潮社 2019.2
はるちゃん さんの評価:
前半はミステリーとは思えないほど建築物の描写が
延々と続くため、評価は大きく分かれると思われる。
興味がない人が読むと苦痛だろうが、私個人としては
フランク・ロイド・ライト設計の《カウフマン邸(落水荘)》や、
ブルーノ・タウト設計の《日向別邸(地下改築)》の描写は秀逸で、
主人公が設計した《Y邸》や《藤宮春子メモワール》も
実在したら是非見てみたいと思った。
ミステリーとしては、
吉野が《Y邸》建設を依頼したのが
昔、吉野の父が、主人公 青瀬の父を過失とはいえ死なせてしまったからという理由で、
父親の犯した罪を息子がここまで周りくどいやり方で
贖罪するだろうか?という疑問が拭えなかったので
マイナス1。
前半はミステリーとは思えないほど建築物の描写が延々と続くため、評価は大きく分かれ...
図書
貸出可能
(11人)
79. マーダーハウス
五十嵐 貴久‖著
実業之日本社 2019.3
はるちゃん さんの評価:
いかにも【リカ】の作者と思わせる作品で、
グイグイ引き込まれ、一気に読めた。
シリーズ化出来そうな結末で、自作が楽しみ。
いかにも【リカ】の作者と思わせる作品で、グイグイ引き込まれ、一気に読めた。シリー...
図書
貸出可能
(5人)
80. 芥川症
久坂部 羊‖著
新潮社 2014.6
はるちゃん さんの評価:
・病院の中(藪の中)
・他生門(羅生門)
・耳(鼻)
・クモの意図(蜘蛛の糸)
・極楽変(地獄変)
・バナナ粥(芋粥)
・或利口の一生(或阿呆の一生)
《クモの意図》だけはコメディタッチの
軽い作品。
それ以外はグロテスクまたはくどい小説
ばかりであまり好きではなかった。
・病院の中(藪の中)・他生門(羅生門)・耳(鼻)・クモの意図(蜘蛛の糸)・極楽変...
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