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レビュー一覧 (28件)
ママンナさんの投稿レビュー/池田市立図書館
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(3人)
11. 平蔵の首
逢坂 剛‖著
文藝春秋 2012.3
ママンナ さんの評価:
私は池波さんの鬼平ファンなので、かなり期待して読みました。まず、雰囲気は原作そのものです。鬼平の行動が原作よりいささかハードボイルドですが、キャラは原作風です。ストーリーもしかり。ただ、鬼平以外の登場人物がすべて「新人」なんですね。おなじみの部下や密偵は一人も出ません、少なくともこの巻では。原作キャラを多数登場させると、いわゆる2次創作=同人になってしまうので、あえて避けられたのかもしれませんが、「おなじみメンバーの鬼平世界」が好きだったファンとしては寂しいです。
私は池波さんの鬼平ファンなので、かなり期待して読みました。まず、雰囲気は原作その...
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(1人)
12. 母の呪縛から解放される方法
タツコ マーティン‖著
大和書房 2012.1
ママンナ さんの評価:
いわゆる毒母との関係に悩む娘のための本で、症例が多く紹介されパターンで分類されていて読みやすいです。が、同様の信田さんの本とは異なり、この著者は「できるなら母親を許したほうがいい」という考えです。誰かをずっと憎み続けるのは心の闇を抱え続けることであり、「あなた自身のために」できるなら昇華したほうがいいと。それは本当に理想です。でもトラウマってそんなに簡単に消えないということを、母が死んで3年もたってからまた症状が出てきた私は痛感しています。許したい、でも許せないというのが本音かな。
いわゆる毒母との関係に悩む娘のための本で、症例が多く紹介されパターンで分類されて...
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(1人)
13. 母が重くてたまらない
墓守娘の嘆き 信田 さよ子‖著
春秋社 2008.4
ママンナ さんの評価:
いわゆる毒母との関係に悩む娘へのメンタルアドバイス本。母親がタイプ別に整理されていて、それぞれの対処法も書かれているので、自分の母親がタイプに当てはまる人には実践的なアドバイスとなります。ポイントは、この著者は「どうしても許せないと思うなら、無理して母親を許さなくていい。母親とかかわらずに生きていけるならそれでいい」という考えだということです。
いわゆる毒母との関係に悩む娘へのメンタルアドバイス本。母親がタイプ別に整理されて...
貸出不可(未所蔵)
(3人)
14. 母がしんどい
新人物往来社 2012.3
田房永子 著
ママンナ さんの評価:
母親によって精神的DVを受けた作者が、その体験とそこから立ち直る(逃げ出す)までの過程を描いた、実体験漫画です。被害者側から体験を描いているのみなので、同じ悩みを持つ人なら「私だけじゃないんだ」と共感できますが、こうしたらいいというアドバイスは一切ありません。あくまでもこの作者はこんな風に苦しんだけど、こうやって立ち直ろうとしている、という情報だけです。私自身の感想としては…自分はこんなにひどい症状は出なかった、この人は私より大変だったんだなあ。です。
母親によって精神的DVを受けた作者が、その体験とそこから立ち直る(逃げ出す)まで...
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(3人)
15. 私の夫はマサイ戦士
永松 真紀‖著
新潮社 2006.12
ママンナ さんの評価:
私はアフリカにもマサイにもあまり興味がないのですが、バリキャリの日本人女性がどうしてマサイ族の嫁になったのか、どうして結婚後も働きながらマサイ族の嫁でいられるのか、まさに小説よりも奇なりの事実を知りたくなりました。
いやもう、すごく面白かったです。著者のパワフルさはすごいです。マサイ族の人生観はアメリカインディアンの教えに通じるものがありますね。人間もまた自然の一部なのだと感じます。
ちなみに著者は現在も現役のツアコンで、ネットでホームページを見ると、現在のご夫婦の写真が見られます。ご主人がちょっと文明化(?)していて、ほほえましいです。
私はアフリカにもマサイにもあまり興味がないのですが、バリキャリの日本人女性がどう...
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(1人)
16. 昭和ちびっこ未来画報
ぼくらの21世紀 初見 健一‖著
青幻舎 2012.1
ママンナ さんの評価:
この手の本は自分の記憶に照らし合わせて「そうそう、こんなのあったよね」と懐かしむために手に取るのですが、この本は、怪獣や空想科学ではなく、まじめに考察したまじめな未来図が掲載されていて、したがって結構暗い未来もあります。(地球に住めなくなって宇宙に脱出するとか、人類滅亡後の世界とか)
子どもの頃、そういう未来には興味のなかった私にとっては、いささか期待はずれでした。
この手の本は自分の記憶に照らし合わせて「そうそう、こんなのあったよね」と懐かしむ...
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(2人)
17. いろは判じ絵
江戸のエスプリ・なぞなぞ絵解き 岩崎 均史‖著
青幻舎 2014.4
ママンナ さんの評価:
絵本「江戸のなぞ絵」3巻を先に借りました。こちらは文庫本で、大人向けの解説付きですが、登場する判じ絵は絵本とほぼ同じです。
私は元グラフィックデザイナーなので、浮世絵も好きだし、こういう絵遊びみたいなものも大好きです。こんなのちょろいわ、と思って借りたのですが、なんの解けたのは3割ぐらい。当時とは仮名遣いも違うし、描かれたものの呼び名も違ったりして、ほとんどわかりません。ただ、解説は面白かったです。展覧会があったら、ぜひ行きたい。
絵本「江戸のなぞ絵」3巻を先に借りました。こちらは文庫本で、大人向けの解説付きで...
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(49人)
18. ナミヤ雑貨店の奇蹟
東野 圭吾‖著
角川書店 角川グループパブリッシング(発売) 2012.3
ママンナ さんの評価:
この作者は、一見かかわりのない人々が、最後には1本の糸にぶら下がるようにつながっていくという群像劇がうまいですが、この作品も見事でした。今回の「糸」はタイトルの雑貨店のように見えて、実は「時間」だと思います。過去と未来がつながったらという設定で、過去の少女と文通していたのに、その少女は実は近くにいる年上のおばさんだった、というような状況が起こります。現実には起こりえない設定が、マイナス★ひとつ。
この作者は、一見かかわりのない人々が、最後には1本の糸にぶら下がるようにつながっ...
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(5人)
19. 死ぬ気まんまん
佐野 洋子‖著
光文社 2011.6
ママンナ さんの評価:
自分の両親を見送ったら、次は自分の番。それが当たり前と思いながら、やはり死ぬのは不安であり恐ろしくもありました。「生まれてこなかった人はいるが、死ななかった人はいない」現代は死をタブー視しすぎ、当たり前のこと、日常茶飯事なのに、と言う作者は、これを書いたとき余命2年を宣告されていました。作者の「(やりたいことやって準備して)元気に死にたい」という気持ちが、とてもよく伝わります。またお医者様との対談で、いよいよのときは苦しくないようなシステムにちゃんと体はできているというお話は、5年前見送った母も最期は苦しまずに済んだのだ、とちょっと安堵しました。
自分の両親を見送ったら、次は自分の番。それが当たり前と思いながら、やはり死ぬのは...
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(1人)
20. シズコさん
佐野 洋子‖著
新潮社 2008.4
ママンナ さんの評価:
著者は大嫌いな母親と同居し、あちこち旅行にも連れていき、母が認知症になったのちは有料のきれいなホームに貯金をはたいて入居させます。それは母親をどうしても愛せなかったことへの贖罪行為でした。「私は金で母を捨てた」と著者は言い切ります。やがて母親の認知症が進んで初めて、著者は母親を好きだと思えるようになります。本当はずっと好きだったんですよ。私もそうだったからわかります。最後の1行が泣かせます。佐野さん、天国でお母さんに会えましたか?
著者は大嫌いな母親と同居し、あちこち旅行にも連れていき、母が認知症になったのちは...
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