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甲斐市立図書館
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レビュー一覧 (40件)
きりんさんの投稿レビュー/甲府市立図書館
投稿順
評価順
貸出不可(未所蔵)
(1人)
1. 戦争とおはぎとグリンピース 婦人の新聞投稿欄「紅皿」集
西日本新聞社 2016.5
西日本新聞社 編
きりん さんの評価:
戦争を経験するとはどういうことなのか。
戦争の本や映画から受ける印象は、過酷な戦場、空襲の恐怖、原爆の時の様子などが浮かぶ。
大変な経験だったんだな。
こんなことは二度と起こしてはいけない。
といった感想になる。
どうしても他人事になってしまう。
昭和30年代の新聞に載っていた女性たちからの投稿記事には、「戦後」の「日常」が書かれている。
戦争で息子、家族を亡くした人、食べることを苦労した人たちの食卓での一コマなど。
辛い、苦しい経験をした人たちの、その経験を抱えながら過ごす日常を読んだときに、戦争小説や戦争映画でも感じれない気持ちになった。
この投稿記事を読んでいる人たちの日常でもあり、全員が戦争体験をしているのが当たり前という社会。
「戦争」について、苦しい、辛いといったこととは違ったものを感じさせてくれた一冊でした。
戦争を経験するとはどういうことなのか。戦争の本や映画から受ける印象は、過酷な戦場...
図書
貸出可能
(6人)
2. 子どもの本で平和をつくる
イエラ・レップマンの目ざしたこと キャシー スティンソン‖文 マリー ラフランス‖絵 さくま ゆみこ‖訳
小学館 2021.7
きりん さんの評価:
子どもたちに絵本に触れる機会を増やすことが平和につながる。
1人の女性の考えが広がり、「世界の子どもの本展」が大きくなっていたという、実際の話。
空腹がひどく市場の食べ物を盗もうという気持ちが芽生えるお姉ちゃん。
下をうつむいていた弟は、絵本に興味をひかれ、絵本展にいき、絵本を読んだ後も思い出したり、想像したりして、楽しそうな姿に変わっている。
灰色な世界を鮮やかに彩ってくれる、そんな力が絵本にはあるということを信じている大人たちの行動が、この絵本の中の子どもたちの世界に色を付けてくれた。
信じる大人、また子どもたちの未来を考えるその思い。
そんな大人になりたいなと思える1冊。
子どもたちに絵本に触れる機会を増やすことが平和につながる。1人の女性の考えが広が...
図書
貸出可能
(3人)
3. ダットさん
こもり まこと‖作 絵
教育画劇 2007.11
きりん さんの評価:
車の絵本を探しているときに、色合いが素敵だな~と思い手に取りました。
リアルな車なのですが、温かさを感じる色合いが、図鑑とか見がちになってしまっている甥っ子の興味が引けるかなとおもいました。
そして、予想以上の甥っ子の反応にびっくりしました。
「外国の車」にも興味があったようで、大興奮でした。
車の絵本を探しているときに、色合いが素敵だな~と思い手に取りました。リアルな車な...
図書
貸出可能
(1人)
4. おっとあぶない!
サトウ マサノリ‖作 絵
パイインターナショナル 2018.9
きりん さんの評価:
実際のカエルの進化とは違うのかもしれない。
といっても、学術的に言われていることが「真実」なのか?
学術的なものさえも、研究を進めていくうちに変わっていくのだから、「真実は神のみぞ知る」なのかもしれない。
センセイと呼ばれているカエルが、多種多様な若いカエルたちに、カエルの中で言い伝えられている歴史を語っている一冊。
本当にそうなんじゃないだろうか?
絶対違うなんてことも証明できないぞ?
と、読了後も楽しめる。
絵の躍動感と、語り口調の物語で臨場感がある1冊になっている。
実際のカエルの進化とは違うのかもしれない。といっても、学術的に言われていることが...
図書
貸出可能
(5人)
5. めんぼうズ
かねこ まき‖作
アリス館 2021.8
きりん さんの評価:
一家にひと箱(?)はある綿棒のケース。
しかし、この綿棒たちは家にあるのと様子が違う。
うん?…顔がある。
夜になると、そのめんぼうたちは窓の外へと飛び立っていく。
…綿棒って飛ぶの?
なんて疑問はナンセンス。
様々な家から集まった綿棒たちが向かった先は…
身近なものが、想像もしない動きをして、見たことのない景色に変わっていく様は、ユーモアを感じながらも、不気味さがあり、またどこか神秘ささえ感じる。
「摩訶不思議な世界へいざなってくれる」
絵本の、物語の醍醐味といえば醍醐味。
綿棒たちが向かった先にある景色、気になりませんか?
一家にひと箱(?)はある綿棒のケース。しかし、この綿棒たちは家にあるのと様子が違...
図書
貸出可能
(1人)
6. ぼくはかわです
植田 真‖作
WAVE出版 2016.7
きりん さんの評価:
目線を高めにして読みたい本。
机の上に広げて、上から見ると少しもったいない。
首を下げずに、目線の高さで見ると景色が広がる。
いい景色が見える窓の前で過ごし1日を体験できる1冊。
目線を高めにして読みたい本。机の上に広げて、上から見ると少しもったいない。首を下...
図書
貸出可能
(3人)
7. いわしくん
菅原 たくや‖作
文化出版局 1993.11
きりん さんの評価:
ドキュメンタリー映像を見ているような感覚になった。
こんな構図を思いつくのか!!??という驚き、衝撃がすごい。
いわしが海を泳いでいる姿に迫力を感じ、何度でも見たいと思った絵本。
ドキュメンタリー映像を見ているような感覚になった。こんな構図を思いつくのか!!?...
図書
貸出可能
(5人)
8. おじいちゃんのたびじたく
世界の絵本コレクション ソ ヨン‖文 絵 斎藤 真理子‖訳
小峰書店 2021.2
きりん さんの評価:
「終活」なんて言葉がある昨今。
残された人たちのことを考えて活動するのが終活なのであれば、
「たびじたく」は旅立つときにする自分のしたくのこと。
どんな服をきて、なにを持って、旅先のことを考えながらしたくをする姿は、寂しさを感じさせない。
大人が読んでも、いろいろと感じられるような絵本なのかもそれない。
「終活」なんて言葉がある昨今。残された人たちのことを考えて活動するのが終活なので...
図書
貸出可能
(1人)
9. 老ピエロ レオ
マリアナ フェドロバ‖作 オイゲン ソプコ‖絵 河口 悟‖訳
ノルドズッド・ジャパン 2003.9
きりん さんの評価:
引退したピエロと2匹のねずみのお話。
やわらかい色合いで描かれたピエロとねずみは可愛らしく、読んでいるとほっこりしてくる。
仕事を一生懸命やってきていていても必ず来るのが、老いと引退。
その後の人生はどんなふうに生きていくのか。
生き方のヒントがあるように感じる絵本です。
引退したピエロと2匹のねずみのお話。やわらかい色合いで描かれたピエロとねずみは可...
図書
貸出可能
(9人)
10. ハリネズミは月を見上げる
あさの あつこ‖著
新潮社 2020.8
きりん さんの評価:
2021年子どもススメ(TEEN向け)
「言葉にできない思い」なんて言葉を聞いたことがある。
この本を読むと、それでも言葉にしようとする気持ちが大切だと思う。
主人公は、小学生の頃に同級生が話していた言葉を聞いて、気持ちを言葉として出さないようになった。
言葉によって、言葉を、「キモチ」を抑えられた人。
言葉によって、心も体もボロボロになってしまった人。
言葉で抑えられ
言葉で傷つき
言葉で守り、守られ
言葉で救われる
言葉ってなんなんだろう。
主人公の素直さ、また言葉の使い方が独特なのだが、それがこの物語を進めさせ、また柔らかくしている。小説だけど、主人公の気質か、文章が詩的、言葉遊びのような雰囲気があり、読むのが楽しくなる。
2021年子どもススメ(TEEN向け)「言葉にできない思い」なんて言葉を聞いたこ...
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