甲斐市立図書館

なんか不可思議な物語でした。
題名の「ブデチ」はご想像通りブス、デブ、チビの略です。
主人公のエリはその容姿からいじめられます。
でもエリは神の子でした。
いじめらる子も、いじめる側の子もエリに係わったすべての人を
幸せに導いてしまうのです。
どうしてかって？それは読んでのお楽しみ。

なんか不可思議な物語でした。題名の「ブデチ」はご想像通りブス、デブ、チビの略です...

二人のエッセイと自由律俳句集。写真も。
いきなり始まり、いきなり終わる。
奇をてらった構成である。
内容はハッキリ言ってよく分からない。
自由律は何でもあり。

二人のエッセイと自由律俳句集。写真も。いきなり始まり、いきなり終わる。奇をてらっ...

「風邪ぐらいで病院にかかるな」
くらいのことが書かれている。
医者と薬が大嫌いな私からみてもよくできた本だと思う。
医者の立場でこういう本を書くと、どうしても病院寄りの
意見が強くなる傾向があるが、それがあまり無い。
患者の不安に的確に答えている。
医者の本音を良くさらけ出している。
基本は患者と医者のコミュニケーション。
誰も教えてくれない病院のかかり方への処方箋。

「風邪ぐらいで病院にかかるな」くらいのことが書かれている。医者と薬が大嫌いな私か...

元もと作家志望だけあってつらい仕事をユーモアたっぷり
に描いて読ませるところはさすが。
中年になって会社を辞め、故郷鹿児島で文章修行をしながら
電気の検針員を始めた。いやなこと、理不尽なことが多い中
頑張ってきたが結局スマートメーターの普及で首になる。
でもこの本で念願の作家デビューを果たす。
なんか切なくて”頑張れ”とエールを送りたくなる。

元もと作家志望だけあってつらい仕事をユーモアたっぷりに描いて読ませるところはさす...

「結婚させる家」のさせる？ってどういう事って思いますよね？
主人公の桐生恭子は結婚相談所のカリスマ相談員。
お互い気に入ったカップルが宿泊体験を通して
真剣交際に進むかどうか判断するため、1週間ほど家族同伴で生活して
相性をみる、というシステムを考え出した本人である。
泊まるのは超のつく豪邸。
果たしてこの「家」が結婚「させる」家になるのか、否か。
しかも結婚相談所の会員は中高年限定ときている。
主人公の思惑通り成約率が上がったかに見えたが・・・
作者の鋭い人間観察が男と女の心の襞をじっくりとあぶりだして興味は尽きない。

「結婚させる家」のさせる？ってどういう事って思いますよね？主人公の桐生恭子は結婚...

おいしい料理においしいお酒。
こんな店が近所にあればいいなぁ。
でも実際にはこんないい店なかなか当たらないんだよね。
温泉旅館が夕食の提供をやめて、併設されたヒソップ亭。
旅館の主人と女将と幼馴染のヒソップ亭店主。
色々な問題を抱えながら頑張っている姿にホロリと・・

おいしい料理においしいお酒。こんな店が近所にあればいいなぁ。でも実際にはこんない...

あれだけの遺留品がありながら真犯人を挙げられなかった警察。
あるいは大きな力が解決を阻んだのか。
犯人にとって決して計画通りとはいかなかった犯行も
結果的にうまくいってしまった。
昔から犯行は警察がらみの関係者じゃないかと言われてきたが・・・
こんな男と女の人間ドラマが裏にあったんだ！

あれだけの遺留品がありながら真犯人を挙げられなかった警察。あるいは大きな力が解決...

モォ～リンボー先生相変わらずの一徹さだなぁ。
嫌なものは嫌！好きな事だけやる！
古希を迎えて偏屈人（本人談）に磨きがかかってきた。
でもビシッと一本筋が通ってさすがだな。
育ちの良さと、教養がにじみ出ている。

モォ～リンボー先生相変わらずの一徹さだなぁ。嫌なものは嫌！好きな事だけやる！古希...

驚いた！
この作家の本はよく読むのでレベルの高さは承知していたが・・・
これでもか、これでもかと畳みかけるストーリー展開に思わず一気読みしてしまいました。
女のしたたかさと、金が全てじゃないといいながら、でもやっぱり金の力は強いな、と。
久々に楽しませ貰いました。

驚いた！この作家の本はよく読むのでレベルの高さは承知していたが・・・これでもか、...

持てる者には、持てる人の
持たざる人には、持たざる者の
それぞれ悩みがあるんだなぁ。
「ないものねだり」とはよく言ったもんだ！
団塊ジジイが高校生の青春ストーリーに
迷い込んでしまったような場違いな感じはあったものの
爽やかなこの読後感はなんなんだ。

持てる者には、持てる人の持たざる人には、持たざる者のそれぞれ悩みがあるんだなぁ。...