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レビュー一覧 (86件)
kansokotanさんの投稿レビュー/島本町立図書館
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図書
(15人)
61. 生きるぼくら
原田 マハ‖著
徳間書店 2012.9
kansokotan さんの評価:
おばあちゃんの作ったお米で握ったおにぎりって最高においしいな!
母親にさえ見捨てられた引きこもりの主人公は蓼科のおばあちゃんを頼る。だがそこには思わぬ同居人も。
一人暮らしで昔ながらの超自然栽培の田んぼでおいしい米を作ってきたおばあちゃんだが認知症に。働きながら介護をし、知り合い、近所の人々の助けを借り自分たちで米作りをすることに。
普段何気なく食べていたコンビニのおにぎりって
出来るまでこんなに手間暇かかるんだ!と思い至る。
コメの成長とともに自分たちも成長する。そして収穫した米で最高の
おにぎりを作り、自分を見捨てた母親に会いにいく。
おばあちゃんの作ったお米で握ったおにぎりって最高においしいな!母親にさえ見捨てら...
図書
(15人)
62. 縁結びカツサンド
冬森 灯‖著
ポプラ社 2020.7
kansokotan さんの評価:
駒込うらら商店街にある昔懐かしいような小さなパン屋。
「コテン」の3代目若き音羽和久を軸に物語は展開する。
ドーナツ、カレーパン、コロネ、カツサンドをめぐり
パン好きなお客さん、商店街の人々、家族等多くの人
の人生模様が行き交い交錯するほのぼのとした作品。
確かこの作品がデビュー作ということなので、
若干表現の仕方であったり話の展開が練れてないというか、
こなれていないという印象が残る。
駒込うらら商店街にある昔懐かしいような小さなパン屋。「コテン」の3代目若き音羽和...
図書
貸出可能
(16人)
63. タクジョ!
小野寺 史宜‖著
実業之日本社 2020.8
kansokotan さんの評価:
タクジョは卓ジョ(卓球女子)でもあった。卓球強い。
こんな感じのいい娘(もう私の歳だと孫か)がいたらいいなぁ
と思わせるような夏子は大学新卒でタクシードライバーに。
会社の同僚にも恵まれ健気に頑張る姿がなんか眩しくもある。
タクシーの業界裏側、実態が窺えて興味深い。
二人暮らしの母親の勧めで見合いして、お互い好意を持つも
彼から心配だからタクシードライバーを辞めて欲しいと言われ
結果的に分かれることに・・
小野寺史宣の作品はよく読むが、なんというか
若者に注ぐ眼差しが優しくて好きだなぁ。
タクジョは卓ジョ(卓球女子)でもあった。卓球強い。こんな感じのいい娘(もう私の歳...
図書
貸出可能
(15人)
64. 横道世之介 続
[「横道世之介」シリーズ] [2] 吉田 修一‖著
中央公論新社 2019.2
kansokotan さんの評価:
なんというか不思議な読後感が残る。
吉田修一は芥川賞作家なんだけどこういう柔らかな
ヒューマンあふれる小説も面白いなぁ。
一見チャランポランで無責任そうなフリーターの
横道世之介だが周りの人から好かれ人々を幸せにする。
根底に流れるのは「善良」であること。
人付き合いの基本を教えてもらったような気がする。
なんというか不思議な読後感が残る。吉田修一は芥川賞作家なんだけどこういう柔らかな...
図書
貸出可能
(4人)
65. 「2020」後新しい日本の話をしよう
河合 雅司‖著
講談社 2020.5
kansokotan さんの評価:
2020は思いもよらぬコロナ過で始まった。
たとえコロナは収束したとしても、しかしその後には決して
逃れられぬ少子化による人口減少社会が待っている。
以前から予想されて来たことではあるが
手をこまぬいているうちに、想像をはるかに超える
現実がすでにすぐそこにある。
著者は多くのデータを示しながら、ピンチをチャンスと考え
知恵を絞れば乗り越えられると。
決して暗いばかりの未来ではないと明かりをともしてくれる。
2020は思いもよらぬコロナ過で始まった。たとえコロナは収束したとしても、しかし...
図書
(12人)
66. 雨降る森の犬
馳 星周‖著
集英社 2018.6
kansokotan さんの評価:
直木賞取った「少年と犬」読みたくて図書館検索したら
まだ数十人の予約待ちだった。で、同じ犬物のこの本をチョイス。
馳星周はノアール物の印象が強く敬遠していたが初めて読んだ。
蓼科を舞台にそれぞれ家族に問題を抱える若者が愛犬の
バーニーズマウンテンドッグと一緒に成長していく姿が描かれる。
作者がこの犬に注ぐ並々ならぬ愛情が感じられる。
一気に物語に引き込む筆力はさすが。
やっぱり「少年と犬」も予約しておこう。
直木賞取った「少年と犬」読みたくて図書館検索したらまだ数十人の予約待ちだった。で...
図書
貸出可能
(1人)
67. あとを継ぐひと
田中 兆子‖著
光文社 2020.4
kansokotan さんの評価:
「あとを継ぐひと」という題名から2代目、3代目といったいわゆる
アトツギを想像しがちだが、それだけじゃなく
コウケイと言った仕事を引き継ぐ意味合いも含む。
様ざまな仕事、親子、兄弟、先輩後輩といった関係のなかで
苦悩しながら生きてゆく人たちを描く。
お涙頂戴もあり、コミュニケーションに苦労する場面もあり
楽しめるヒューマンドラマでした。
「あとを継ぐひと」という題名から2代目、3代目といったいわゆるアトツギを想像しが...
図書
貸出可能
(31人)
68. 家族じまい
桜木 紫乃‖著
集英社 2020.6
kansokotan さんの評価:
思わず読みながら登場人物の相関図をメモってしまった。
オムニバス形式なんだけど登場人物がどっかで繋がっている。
親子、姉妹、夫婦それぞれ絡まった糸が徐々に見えてくる。
テーマは「老い」「確執」だと思うが、その取り上げ方、始末の仕方が
さすが桜木紫乃。一気に読ませる筆力がある。
いまそこにある老後がヒシヒシと迫ってくる。
思わず読みながら登場人物の相関図をメモってしまった。オムニバス形式なんだけど登場...
図書
貸出可能
(6人)
69. 黙
[介錯人別所龍玄始末] [3] 辻堂 魁‖著
光文社 2020.5
kansokotan さんの評価:
私、時代物の小説はあまり読まないんだけど
文句なく面白い。
辻堂魁の作品も初めて。
しかし昔の若者ってしっかりしてて深いなぁ。
凛としていてカッコいい。
「しじま」という題名も作品の内容にピッタリ。
辻堂魁やるなぁ。
私、時代物の小説はあまり読まないんだけど文句なく面白い。辻堂魁の作品も初めて。し...
貸出不可(未所蔵)
(1人)
70. 「老いる」とはどういうことか
講談社 1997.2
河合隼雄
kansokotan さんの評価:
歳をとっていくって誰しも初体験なんだよね。
死ぬことへの不安もあるし、老化に対する心配もある。
だから先人はどんな考えで老後を生きたんだろう、とこういう本に頼りたくなる。
でも個人個人歳の取り方、人生観、死生観みんな違うんだよね。
結局他の人を参考に考えるんじゃなく、自分の身の丈で判断していくしかない。
と教えてくれた本でした。
歳をとっていくって誰しも初体験なんだよね。死ぬことへの不安もあるし、老化に対する...
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