村上春樹を初めて読んだ。一人称単数は小説ではなので一概には言えないが、とても人気がある理由がわからない。特に良くも悪くもない。小説も読んでみる必要がある。

ついついビッグネームなので手に取らされてしまうが・・
彼の作品は私の理解が及ばないというか戸惑う事もあるが
表題作含む８篇の短編集のなかで、「品川猿の告白」は面白い。
山奥の小さな古びた旅館で使用人の猿と一献酌み交わす事になる。
そこで告白されたこととは・・・

村上氏の現実と空想が入り混じった独特の文書健在。
ラストの書下ろし「一人称単数」そして、読んだことことがある短編を
含め「品川猿の告白」が一番印象に残る。
猿と酒を酌み交わす、粋だな・・・と。

　エッセイテイストな短編集、ファンの方が読んだら面白いかも・・・。
　一般の方には他の有名な作品をお勧めします。