「結婚させる家」のさせる？ってどういう事って思いますよね？
主人公の桐生恭子は結婚相談所のカリスマ相談員。
お互い気に入ったカップルが宿泊体験を通して
真剣交際に進むかどうか判断するため、1週間ほど家族同伴で生活して
相性をみる、というシステムを考え出した本人である。
泊まるのは超のつく豪邸。
果たしてこの「家」が結婚「させる」家になるのか、否か。
しかも結婚相談所の会員は中高年限定ときている。
主人公の思惑通り成約率が上がったかに見えたが・・・
作者の鋭い人間観察が男と女の心の襞をじっくりとあぶりだして興味は尽きない。