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甲斐市立図書館
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レビュー一覧 (20件)
図書館(絵本・紙芝居)さんの投稿レビュー/甲斐市立図書館
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図書
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(1人)
1. もみじのてがみ
きくち ちき‖作 絵
小峰書店 2018.10
図書館(絵本・紙芝居) さんの評価:
むこうのやまから、まっかなもみじのてがみがねずみのもとに届きます。ねずみは、こっちのやまにももみじがあるか、探しに行きます。すぐ見つかったかなと思えば、きのこだったり、つばきだったり。ねずみは他の動物たちともみじを探しますが…。このお話の中には、もみじのてがみがくると、そろそろ雪がふるようだという場面が出てきます。まっかなもみじが冬が近くなってきている合図のようです。真っ赤なもみじのころ、もしかすると、その近くで冬支度をはじめている動物がいるかもしれませんね。
むこうのやまから、まっかなもみじのてがみがねずみのもとに届きます。ねずみは、こっ...
図書
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(4人)
2. ヒロシマ消えたかぞく
ポプラ社の絵本 67 指田 和‖著 鈴木 六郎‖写真
ポプラ社 2019.7
図書館(絵本・紙芝居) さんの評価:
写真を撮るのが大好きなお父さん。お父さんの仕事を手伝う優しそうなお母さん。ペットをかわいがり、元気に遊ぶ4人の子どもたち。何気ない日常を温かい眼差しで見つめているのが伝わってくる写真の数々は、戦時中に撮影されたものです。この幸せそうな笑顔の絶えない一家を、たった一発の原爆が無にしてしまいました。原爆が落とされたその時、そこには今の私たちと何も変わらない「日常」があったということを、改めて教えてくれる写真絵本です。
写真を撮るのが大好きなお父さん。お父さんの仕事を手伝う優しそうなお母さん。ペット...
図書
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(2人)
3. うれしいおいしいはんぶんこ
わたしのえほん 宮野 聡子‖作 絵
PHP研究所 2019.8
図書館(絵本・紙芝居) さんの評価:
ケーキを作ったリスの親子。ウサギにはんぶんあげようと届けに行ったけれど、ウサギはお留守でした。仕方がないので、お手紙をつけておいていきます。家に戻ったウサギの家族は、「仲良しの友だち」からのケーキをイノシシからだと勘違いします。そこで、お礼のゼリーを作って、お手紙と一緒にイノシシの家に置いていきます。勘違いがどんどん広がって、最後はほっこりする一冊です。
ケーキを作ったリスの親子。ウサギにはんぶんあげようと届けに行ったけれど、ウサギは...
図書
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(1人)
4. うさぎがそらをなめました
おはなしえほんシリーズ 24 あまん きみこ‖作 黒井 健‖絵
フレーベル館 2010.9
図書館(絵本・紙芝居) さんの評価:
野原にハンカチを忘れたことに気付いたえりこ。ハンカチを探しに野原へ戻ると、3匹のうさぎが上を見たり下を見たりしています。そーっと近づくと、うさぎたちはえりこの青いハンカチを見て「空がおちた」と言っています。そしてお空の味を確かめようと、小さな舌でペロッとなめてみます。すると・・。あまんきみこさんのお話に、黒井健さんの絵がピッタリマッチした優しいお話です。ピクニックの時など、お空の下で読んであげてはいかがでしょうか。きっと空色のハンカチを置いていきたくなりますよ。
野原にハンカチを忘れたことに気付いたえりこ。ハンカチを探しに野原へ戻ると、3匹の...
図書
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(1人)
5. あみ
中川ひろたかのせいかつかがく絵本 中川 ひろたか‖作 岡本 よしろう‖絵
アリス館 2019.6
図書館(絵本・紙芝居) さんの評価:
あみと言うとあなたは何を想像しますか?私は子供の頃夜寝る前につるした、かやを思い出しました。この本は身の回りにたくさんあるあみを見つけ、生活の中を探してみるととてもたくさんあり、またいろんな材料から作られている事に驚かされます。昔の人達の知恵と工夫で成り立っているのたなと改めて感心しました。この機会にぜひ身の回りのあみ探してみてください。
あみと言うとあなたは何を想像しますか?私は子供の頃夜寝る前につるした、かやを思い...
図書
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(1人)
6. ぽっとんころころどんぐり
いわさ ゆうこ‖さく
童心社 2019.8
図書館(絵本・紙芝居) さんの評価:
優しいタッチで描かれているどんぐりたち。「どーんとやさい」シリーズなど、自然を題材の絵本を出している作家さんです。どんぐりを写実的にやさしく描いていてまず開いてホッとします。
大好きな甲斐信枝さんの絵本に似ています。大きな木を下から見上げた迫力のアングルから始まります。夏には昆虫が幹に集まり、そこにはどんぐりの花が咲いている。そして秋になりどんぐりが落ちてきます。いろいろな種類のどんぐりを紹介していますが、かわいい言葉と、どんぐりの形や「おわん」の様子、そしてその木の葉っぱが1枚一緒に描かれていてとてもいいのです。種類によって葉っぱの色が緑のもの茶色のものもあるんだってよくわかります。そしてどんぐりって食べれるんですよ。渋くないどんぐりをクッキーにするレシピまで・・・。どんぐりを観察する作者の姿が目に浮かびます。1冊丸ごとどんぐり情報でした。
優しいタッチで描かれているどんぐりたち。「どーんとやさい」シリーズなど、自然を題...
図書
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(2人)
7. 時計つくりのジョニー
エドワード アーディゾーニ‖作 あべ きみこ‖訳
こぐま社 1998.7
図書館(絵本・紙芝居) さんの評価:
手先が器用なジョニー。でも、のこぎりを使い始めると両親は「またそんなこと」といいます。ジョニーは大時計を作りたいと思いますが、できっこないと両親も学校の友達も取り合いません。友だちのスザンヌ以外は・・。本を読み、設計し、材料のねじや歯車、振り子を探しますが、なかなか見つかりません。スザンヌの紹介で、鍛冶屋のジョーさんのところで振り子を作ってくれることになり、そして・・・大時計は出来上がります。振り子を調整し、時計はチクタクと時を刻みます。でも、大時計ができてもお父さんは、チクタクの音がうるさいといいます。ある朝、家の時計が壊れて大慌てで駅に向かったお父さんは、「僕の時計ではまだ時間があるよ」といったジョニーの言葉が正しかったことでジョニーを認めます。お父さんはこのジョニーの素敵な時計をみんなに知らせて、評判になります。
「子どもが時計を作るのって現実的に無理でしょ」と思ってしまいますが、絵本では実現します。それは、一人の男の子の夢をかなえるまでのサクセスストーリーとなります。ジョニーが本を読んで大時計を作りたいと思ったこと、材料を集めに鍛冶屋のジョーのところに行って一緒に鉄から振り子を作ったこと、そして振り子の調整で時間を刻むようにしたこと。それらの過程の中で、夢や希望、それに向かう準備、困難の克服、達成感、そして周囲からの認められることなどいろいろな感情が読み手に芽生えてきます。アーディゾーニの静かで落ち着いた絵と淡々とした語りと主人公の気持ちをあえて言葉で表現しないことが、逆に心に秘めている芯の強さを強調しているように感じます。ジョニーが家庭や周囲とのかかわりの中で一人の人間として成長していることを一緒に感じられる作品です。
手先が器用なジョニー。でも、のこぎりを使い始めると両親は「またそんなこと」といい...
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(6人)
8. もじもじこぶくん
こどものとも絵本 小野寺 悦子‖ぶん きくち ちき‖え
福音館書店 2019.4
図書館(絵本・紙芝居) さんの評価:
アイスクリームを買いに来たこぶくんは、はずかしくてなかなか声が出ません。後から来たサイおくさんやワニにいさんたちが、どんどん先にアイスクリームを買っていきます。もじもじ、もじもじ、何も言えなかったこぶくんの耳にどこからかアイスクリームを注文する小さな声が聞こえてきます。もじもじしていたこぶくんが気づいた小さな声は、一体誰の声でしょうか?そして、こぶくんはアイスクリームを買えるのか?私自身も子どものころ、大人に声をかけるときにドキドキしたことを思い出しました。小さなお友だちのために勇気を出したこぶくんに思わず拍手です。
アイスクリームを買いに来たこぶくんは、はずかしくてなかなか声が出ません。後から来...
図書
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(5人)
9. そらのうえのそうでんせん
鎌田 歩‖作
アリス館 2018.12
図書館(絵本・紙芝居) さんの評価:
私たちの生活に欠かせない電気を、発電所から届けるための送電線。その送電線は機械ではなく人の手で点検・整備をされています。この本では、みんなの元に無事に電気が届くように整備をする「ラインマン」の仕事について詳しく紹介しています。重い工具を背負い、高い鉄塔に登り、太い送電線をつたいながら進み、部品の交換や点検をしていくラインマン。町の上をスルスル進み、テキパキと作業を進めるラインマンの姿に、毎日快適に暮らせていることへのありがたさを感じることができる一冊です。
私たちの生活に欠かせない電気を、発電所から届けるための送電線。その送電線は機械で...
図書
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(1人)
10. おじいちゃんのコート
ジム エイルズワース‖文 バーバラ マクリントック‖絵 福本 友美子‖訳
ほるぷ出版 2015.10
図書館(絵本・紙芝居) さんの評価:
物があふれているこの時代、古くなれば捨ててしまうような一着のコート。
ここでとりあげられるおじいちゃんのコートは、おじいちゃんの人生また、その子ども、その孫の代まで寄り添い大切にされてきたコートなのです。
おじいちゃんはお気に入りのコートをミシンで修理しながら、コートからベストに、また最後には、まごのおもちゃにまで仕立てます。
ものを大切にするというメッセージだけではなく、ひとりの男性の人生があらわされており、生きていく中での喜びもあらわされています。
人間が生きていく歴史の重みも感じる作品です。
物があふれているこの時代、古くなれば捨ててしまうような一着のコート。ここでとりあ...
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