甲斐市立図書館

なんと爽快な！
なんとドラマティックな！

こどもの遊び「かんけり」が、こんなすばらしい物語になるとは驚きです。

引っ込み思案な女の子が、友達に誘われるまま「かんけり」に加わります。
まずはオニにみつからないように隠れます。
狭くて暗いひみつの場所にかくれる女の子二人の息をつめる様子が見て取れる緊迫感。
そしてオニに捕まった友達を助け出すまでのドキドキと、友達への想いの強さ。
そして最後には、ありったけの勇気を振り絞るのです。
そして缶をけりあげます！

カーン！という空に響く爽快な音が、読み手にも聞こえてくるようです。

今の子どもは缶けりをする場所があるのかしら、隠れる場所があるのかしら・・・・

まずは缶けりのルールを説明しないとわからないかもしれませんが、暗くて狭い隠れた空間、缶をける場面の大空のシーンと、まるで女の子の心模様を表すようです。

むかしむかし、缶けりをした大人にも読んでほしい一冊です。

また最後のページの女の子の姿もぜひお見逃しなく。

なんと爽快な！なんとドラマティックな！こどもの遊び「かんけり」が、こんなすばらし...

たいやきのなかに、いっぱいつまっているおいしい「あんこ」。
あずきという豆で作られています。
この絵本を読むとあずきのことがとてもよくわかります。土に植えて成長するようすや、ひとつぶのあずきからびっくりするような数のあずきがとれることがわかります。絵はリアルで写真のようです。あんこを使ったおかしがたくさん描かれていて、どれもおいしそうで思わず食べたくなってしまいます。作者の荒井真紀さんの本には自然をテーマにした本があります。『あさがお』や『ひまわり』などぜひ一緒に読んでください。

たいやきのなかに、いっぱいつまっているおいしい「あんこ」。あずきという豆で作られ...

果樹園の木たちは、卵をうみ、騒がしい蝶や鳥たちを追い払いました。受け入れてくれたのは、一本の古いリンゴの木だけでした。訳者の八木博は、当時、山梨大学教育人間学部教授をされていました。私の幼稚園でこの絵本の劇があり、蝶の役を演じました。
楽しい思い出のある一冊です。
寒い冬に、このリンゴの木の優しいぬくもりにふれてみてはいかがでしょう。

果樹園の木たちは、卵をうみ、騒がしい蝶や鳥たちを追い払いました。受け入れてくれた...

日本でも長く多くの人に愛され、親しまれているピーターラビットですが、キャラクターは知っていてもおはなしを読んだことはないという人も多いのではないでしょうか。ピーターラビットの絵本は白くて手のひらサイズのかわいい絵本なので、そちらもぜひ読んでみてほしいのですが、まだ自分で物語を読むのが難しい小さな子や、大人数で楽しみたいときにぴったりの紙芝居が出版されました。ビアトリクス・ポターの繊細な絵を大きな画面で見ることができて、眺めているだけでも美しく、楽しめます。ほかにも紙芝居になったピーターラビットのおはなしがあるので、ぜひ読んでみてください。

日本でも長く多くの人に愛され、親しまれているピーターラビットですが、キャラクター...

双子の兄弟のネッドとドニーは、ある日、手袋を片方失くしてしまいます。それを知った近所の人たちは、手袋を見つけると兄弟のおうちに届けてくれ……あれよ、あれよという間に表紙のようにたくさんの手袋が集まりました。最後には、とても良いアイディアでこの手袋たちを、ちゃんと持ち主のところへ返します。人々の思いやりにほっこり心が温まるお話です。

双子の兄弟のネッドとドニーは、ある日、手袋を片方失くしてしまいます。それを知った...

なかよしのくまに、おくりものをしたいこりす。
自転車は？花束は？遊園地は？と聞きますが、くまは、いまのままで十分と応えます。なんにも欲しがらないくまに、こりすはしょんぼりしてしまいます。しかし、それに対してくまは、とても素敵なことを言ってくれます。
読んでいるだけで、しあわせなきもちになる本です。

なかよしのくまに、おくりものをしたいこりす。自転車は？花束は？遊園地は？と聞きま...

秋になり、万次郎さんの田んぼではたくさんのお米ができました。そのお米をつかって、万次郎さんは大きなおにぎりを作りました。のりを巻いてもらったおにぎりたちが突然、転がっていってしまいます。まだのりを巻いてもらっていなかったおにぎりも急いで後を追いかけます。おにぎりたちは一体どこへむかうのでしょうか？
読んだ後、思わずおにぎりを食べたくなってしまいました。

秋になり、万次郎さんの田んぼではたくさんのお米ができました。そのお米をつかって、...

秋はおいもほりのきせつですね。さつまいもをほりにいったこどもたちに「えいっ！」とぬかれたはずみで、たか～くとばされてしまった、さつまいもおくさん。おひさまのそばまでいって、あわや焼きいもになりかけたと思ったら、今度は海のうえへまっさかさま！それからそれから…？
おとぼけなさつまいもおくさんの、とんでもない大ぼうけんへ、いっしょに行ってみたくなっちゃいますよ！
自由なそうぞうをふくらませながら親子でいっしょにたのしめる絵本です。いもほりに行ったらぜひ「さつまいもおくさ～ん！」ってよんでみましょう！

秋はおいもほりのきせつですね。さつまいもをほりにいったこどもたちに「えいっ！」と...

「ぼくがいちばんすごいでしょ」と、ゾウやもぐらやカメレオンなど、動物たちは自分がいちばんすごいと自慢をします。みんなそれぞれにいちばんすごいところがあります。だれがいちばんだなんて決められません。ふと、人間のいちばんすごいところはどこだろうと考えました。みなさんはどう思いますか？

「ぼくがいちばんすごいでしょ」と、ゾウやもぐらやカメレオンなど、動物たちは自分が...

うずらかあさんのうんだたまごがどこかへいってしまい、うずらかあさんはとてもこまります。
なにを探しているのと声をかけてくれたのは、ヘビさん、カラスさん、オオカミさん。たまごを探していると伝えたら、大事なたまごがたべられてしまうと思ったうずらかあさんは、そのことを上手に伝えられません。でも…。たまごはぶじにみつかるのでしょうか？

うずらかあさんのうんだたまごがどこかへいってしまい、うずらかあさんはとてもこまり...