トップ
甲斐市立図書館
ログアウト
ログイン
レビュー一覧 (46件)
藤雪花さんの投稿レビュー/池田市立図書館
投稿順
評価順
図書
貸出可能
(2人)
31. 囚われの島
谷崎 由依‖著
河出書房新社 2017.6
藤雪花 さんの評価:
とても美しく、幻想的でありながら、現実的で、ちょっと怖い。
最近本をしっかり読み始めたばかりで、現実世界に限りなくリンクさせた幻想世界を何て分野にくくられるのかわからないのだけど、人間的なものをえぐりだされたような気がします。
ほんの少し怖い要素がありました。
とても美しく、幻想的でありながら、現実的で、ちょっと怖い。最近本をしっかり読み始...
図書
貸出可能
(1人)
32. 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史
NHK出版新書 517 磯田 道史‖著
NHK出版 2017.5
藤雪花 さんの評価:
日本人の歴史観を醸成したといっていい、司馬遼太郎さんの本を一冊も読んでないように思い、手に取りました。
司馬遼太郎が描いた時代とその人物たち、そして描けなかったこと。
磯田さんらしく、とても分かりやすく、司馬遼太郎の本のどれを読もうかと思っていた私には、非常に参考になりました。
「二十一世紀に生きる君たちへ」という、推敲に推敲を重ね原稿用紙10枚ほどの「小学国語6年下」に掲載されたという、わたし達に向けた遺言ともいえるものを読みたくなりました。
日本人の歴史観を醸成したといっていい、司馬遼太郎さんの本を一冊も読んでないように...
図書
貸出可能
(1人)
33. 戦国武将の精神分析
宝島社新書 489 本郷 和人‖著 中野 信子‖著
宝島社 2018.4
藤雪花 さんの評価:
対談形式で歴史学者と脳科学者が分析していきます。
推しキャラ(!!)がサイコパスの疑いが濃厚とされたのがショックではありましたが、なるほどと、納得のいく理由でした。
その精神的なあり方により、歴史的な選択がなされたのだとみていくと、歴史的な人物が実際に血肉のある生きた人として浮かび上がってきます。
大変面白かったです。
対談形式で歴史学者と脳科学者が分析していきます。推しキャラ(!!)がサイコパスの...
図書
貸出可能
(4人)
34. 我々はなぜ我々だけなのか
アジアから消えた多様な「人類」たち ブルーバックス B-2037 川端 裕人‖著 海部 陽介‖監修
講談社 2017.12
藤雪花 さんの評価:
小さな原人フローレンス原人、海の底から引き上げられた第4の原人、原人たちは交雑していたのかどうか。
今も進行形で明らかになっていく、多様な「人類」たち。
同じ時代に、容姿や風習、風俗、言葉を異にする彼らが生きていたと思うと、想像が膨らみます。
最新の知見を、分かりやすく楽しく読ませていただきました。
小さな原人フローレンス原人、海の底から引き上げられた第4の原人、原人たちは交雑し...
図書
貸出可能
(19人)
35. 食堂かたつむり
小川 糸‖著
ポプラ社 2008.1
藤雪花 さんの評価:
こんがらがっていた気持ちが、おいしい料理でほどけていきます。
最後には自分の心までも。
母親の件に関してはドラスティックに盛り上げようとしてる?なんて思い、そこのところだけちょっと疑問符が付きましたが、そういうこともあるのでしょう。
食材のこと、料理のこと、それを食べる人のこと、料理を作る道具のこと、丁寧に生きられている糸さんらしさが随所に感じられました。
読んでよかったと思えました。
こんがらがっていた気持ちが、おいしい料理でほどけていきます。最後には自分の心まで...
貸出不可(未所蔵)
(1人)
36. [図説]毒と毒殺の歴史
原書房 2020.2
ベン・ハバード 上原ゆうこ
藤雪花 さんの評価:
本文、動物界には有毒な生物が何千種類もいて、鳥類が唯一の例外と書かれていましたが、鳥類にも毒をもつものは存在したのでは。
内容は、とても興味がひかれて面白いと思うものと、さらっと読み飛ばしてしまったものがありました。
日本の事件としてはサリン事件が。
2020年2月初版(日本)なところで、2017年の金正男の暗殺が取り上げられていたら、もっと良かったのにと思いましたが、作者がイギリスの在住の方なので、興味がないのでしょう。
序文は、別の方が、ポワロ小説と犯罪に使う毒のことを書かれていて、とても興味深く面白く思いました。
サド侯爵、トマスクリームなど面白かったです。
わたし的には日本の歴史における毒の歴史、戦国武将、大奥などのがまとまった本を、改めて読んでみたいなと思いました。毒殺なので、成功した毒殺は歴史に浮上してはこないとは思いますが。
本文、動物界には有毒な生物が何千種類もいて、鳥類が唯一の例外と書かれていましたが...
図書
貸出可能
(1人)
37. 幻想皇帝 第3巻
アレクサンドロス戦記 荒俣 宏‖著
角川春樹事務所 1997.12
藤雪花 さんの評価:
アレクサンドロスと信長の、二人の人生をたどる物語でした。
長い、長い旅をしてきたかのような読後感に浸りました。
フロイトがアレクサンドロスの話をすればそちらの世界へ、秀吉や信長、明智と話せば、彼らの時代へ誘われます。
面白かったです。世界を征服したアレキサンダー大王の時代も網羅していて本当に勉強になりつつ、とても面白かったです。
おすすめです。
アレクサンドロスと信長の、二人の人生をたどる物語でした。長い、長い旅をしてきたか...
図書
貸出可能
(1人)
38. 「しるし」の百科
荒俣 宏‖著
河出書房新社 1994.10
藤雪花 さんの評価:
図表も多く、非常にわかりやすかったです。
かつ、いろんな博物学の本を書かれている荒巻先生。
アリストテレスが出てくるところなんかは、「幻想皇帝」のアリストテレスを思い出しました。
タイトルの「しるし」がなぜにひらがなだったのかもわかります。
するりと入ってきました。
図表も多く、非常にわかりやすかったです。かつ、いろんな博物学の本を書かれている荒...
図書
貸出可能
(18人)
39. 日本国紀
百田 尚樹‖著
幻冬舎 2018.11
藤雪花 さんの評価:
初めの方は正直言って、井沢元彦さんの「逆説の日本史」の短縮版かな?なんて思いながら気軽に読んでおりました。
ですが、その私の意識が変わったのが、江戸末期ごろから。(井沢さんの本はこのあたりまでしか読んでおりません、すみません)
通史の視点が対外国の脅威をどうしのぐかに変わります。
極東の、最後の植民地としての狩場であった日本。
原爆が落とされたことも、真珠湾攻撃をした日本の参戦を喜び、チャーチルが発言したという、
「ヒトラーの運命は決まった。ムッソリーニの運命も決まった。日本人についていうのなら、彼らはこなごなに打ち砕かれるだろう」
と民族全体の滅亡も予言された、白人至上主義社会での有色人種、日本人の悲愴な苦難と抵抗。
近現代のあたりは祖先たちの辛苦の歴史に涙なしには読めませんでした。
きちんと学び、切磋琢磨し、誇りをもって生きよう、そんな気持ちになる日本国の歴史でした。
章の前には、時代を読みとくポイントが書かれていてわかりやすいです。
たくさんちりばめられたコラムも、当時の実像がみえて理解を深めることができます。
おすすめです。
初めの方は正直言って、井沢元彦さんの「逆説の日本史」の短縮版かな?なんて思いなが...
貸出不可(未所蔵)
(1人)
40. 食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか
プレジデント社 2020.3
ジャック・アタリ 林昌宏
藤雪花 さんの評価:
人肉を食らう風習が古くからあり、かつ世界各地で禁忌にしなければならないほどであったことは衝撃。世界の歴史と食材や料理の歴史がリンクする。
食事とは、大量生産で安くて手軽、無言の食事、それでいいのかと改めて考えさせられました。
人肉を食らう風習が古くからあり、かつ世界各地で禁忌にしなければならないほどであっ...
<
1
2
3
4
5
>
(c) 甲斐市立図書館
戻る
カレンダー
お知らせ
マイページ
貸出可能
(2人)
河出書房新社 2017.6
貸出可能
(1人)
NHK出版 2017.5
貸出可能
(1人)
宝島社 2018.4
貸出可能
(4人)
講談社 2017.12
貸出可能
(19人)
ポプラ社 2008.1
貸出不可(未所蔵)
(1人)
ベン・ハバード 上原ゆうこ
貸出可能
(1人)
角川春樹事務所 1997.12
貸出可能
(1人)
河出書房新社 1994.10
貸出可能
(18人)
幻冬舎 2018.11
貸出不可(未所蔵)
(1人)
ジャック・アタリ 林昌宏