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レビュー一覧 (48件)
子門さんの投稿レビュー/筑前町図書館
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図書
貸出可能
(7人)
21. ギフテッド
藤野 恵美‖著
光文社 2022.11
子門 さんの評価:
ギフテッドとは一般的に生まれつき知能がたかく、いろんな才能をしめす子ども
をさすらしい。よく言うところの「鳶が鷹を生んだ」状態になった場合、両親を
はじめ家庭はどう遇するのか、社会の対応の仕方、そしてその子本人はどう生き
ていくのか・・・なかなかに難しいモノがあるのだとおもう。
本書の主人公は国立大学を卒業した才媛で、就職した会社で上司のパワハラに遭
い「挫折」し、現在は翻訳業をで自立した女性。妹の長女の中学受験の件で相談
をうけ、家庭教師を引き受けることになる。その姪がギフテッドなワケで、彼女
との対応もそうだけど、次女や長男との関係などもあり、なかなかに多忙で苦労
する日々。リアルなコロナ禍とシンクロした描写が興味ふかい。
同時に、主人公には子どものころに行方が判らなくなった少年の存在が心に残っ
ていて(彼もまたギフテッドだったらしいのだが)その消息がストーリー上に奇
妙なアクセントをもたらしている。所々に挿入される「それらしきエピソード」
がそうなのでは?とぼくは思っていたのだが・・・。
社会に生きる「天才児」たちがどう生きていけばよいのか、社会は」どう彼らを
遇すればよいのか?じつはこのテーマでは、サイエンス・フィクションは随分昔
に一応の「答え」を出しはしている。
例えば、ウィルマー・H・シラス「アトムの子ら」(ハヤカワSFシリーズ)等
がソレで、どこの比重をおくかで、「解答」の内容も変化するようだ。
ギフテッドへの対応の仕方は、もしかすると我々の社会の成熟度を測るバロメー
ターとなりうるかもしれないとは思う。
ギフテッドとは一般的に生まれつき知能がたかく、いろんな才能をしめす子どもをさすら...
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図書
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(2人)
22. ホロヴィッツホラー
アンソニー ホロヴィッツ‖作 田中 奈津子‖訳
講談社 2022.10
子門 さんの評価:
この作者の本を読むのは初めて。
表紙のイラストと、タイトルに惹かれて手に取った。
全部で九篇のお話(ソレもガチガチのホラー!)を収録。
未成年の男女がメインのお話で、彼らが恐るべき事象に翻弄されるさまを
描いている。命を長らえているのは幸運な方で、第七話「田舎のゲイリー」
の主人公なんぞ、ラストでは・・・・!
それどころか、第二話「殺人カメラ」では人死にこそでなかったものの大都
市ロンドンが消滅してしまう大惨事がおこる始末。
なんとも救いのない作品集ではあるのだが、奇妙なユーモアがないわけでは
なくて、最終話「猿の耳」など、主人公の少年とその家族を除外するならば
思わず笑ってしまうシーンの連続。モロッコに家族旅行に行った主人公たち
がとある市場の土産物店で売りつけられたのが、四つの願いがかなうという
呪物「猿の耳」。ところがソレが難聴性疾患(!)を患っているシロモノ。
願いの発音をすべて聞き間違え、その結果とんでもない結末をひきおこして
しまうのだ。往年のフレドリック・ブラウンあたりなら、或いは書いていて
おかしくない作品だとおもう。
とにかく、楽しめた一冊。お薦め!
この作者の本を読むのは初めて。表紙のイラストと、タイトルに惹かれて手に取った。全...
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図書
貸出可能
(1人)
23. 月蝕姫のキス
ミステリーYA! 芦辺 拓‖作
理論社 2008.10
子門 さんの評価:
日本一の名探偵、明智小五郎と女賊黒蜥蜴との対決は江戸川乱歩によって世に
知られましたけども、あの二人、本書で展開されたような「出逢い」の物語が
あったのでは・・・?この本を読んでいくとそんな気もするのです。
で、本書はずっと現代へと飛んでまして、「女賊」はそうなのだけども、一方
の「名探偵」の方は、未だ「そう」ではなく、誕生前というか、自分を見いだ
せていない少年なのです。
自らが何者であるのか(はたまた何者かになり得るのか、そのこと自体不明)
の主人公の少年が、「女賊」(として自らを確立済み)の女の子と出逢い、幾
度かの「激突」の末、名探偵たりうる自分を見いだしていくのです。
できることならば、続編をよんでみたいと思いますが、さてどうでしょうか?
日本一の名探偵、明智小五郎と女賊黒蜥蜴との対決は江戸川乱歩によって世に知られまし...
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図書
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(26人)
24. invert [1]
城塚翡翠倒叙集 城塚翡翠倒叙集 相沢 沙呼‖著
講談社 2021.7
子門 さんの評価:
去年、2021年4月3日に亡くなった田村正和さん演じるところの古畑任三
郎、本書は彼へのレクイエムなのだと思います。
本書に収録された「雲上の晴れ間」「泡沫の審判」「信用ならない目撃者」、
そのすべてで、古畑任三郎よろしくヒロイン城塚翡翠が「解決篇」を披露する
のです。
読者としては、古畑任三郎のあの飄々とした推理劇をイメージしながらの読み
通し、楽しませてもらいました。
とくに!
女性小学校教諭が犯人役の「泡沫の審判」
224ページから225ページにかけての翡翠のセリフ。
「いいえ!いいえ先生!それは違います。よろしいですか。この世に正しい殺
人なんてものはありません!正しさなんて、泡のように儚くて脆いものなんで
す!独善的な人殺しなんて、あっていいはずがない!」(以下、略)
まさに、古畑任三郎その人の言葉、です!
このシーン、ぼくは「古い友人に会う」(容疑者役、津川雅彦)をイメージし
て読みました。あの、古畑が津川さんの容疑者を説得するシーンです。シリー
ズ通して、名場面の一つだと思います。
そして、第三話「信用ならない目撃者」(!)
未読の方にワルいので、ストーリーは省きますけど、こんなのアリですか?
すっかり騙されたというか、タイトルのINVERTの意味がようやく呑み込めまし
た。ただし、納得できたかというと、ちと疑問です。
いくら読みかえしてみても、よく理解できない・・・?
去年、2021年4月3日に亡くなった田村正和さん演じるところの古畑任三郎、本書は...
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図書
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(4人)
25. 沈みかけの船より、愛をこめて
幻夢コレクション 乙一‖著 中田 永一‖著 山白 朝子‖著 安達 寛高‖作品解説
朝日新聞出版 2022.5
子門 さんの評価:
こうなると、単にペン・ネームの使い分けというレベルではないのでは?
そんな気もしている。
乙一、中田永一、山白朝子、そして安達寛高。コレラが同一人物、とはごく最近
知ったのだけど(なんともウカツにも、だ!)
山中貴光さんが上梓された「マルジナリアでつかまえて 第二巻」を読んでいて
教わったことだけど、19世紀から20世紀にかけてのポルトガルの詩人、フェ
ルナンド・ベソアという人物、いくつもの名前を使い分け、それぞれに異なる人
格、経歴、職業を設定していたそうで、総数70名近くあったそうな!
それはそれとして。
本の内容、作品のことである。
ホラーも入った奇想小説といってよいか。
どれもこれも楽しめる内容だと思う。
ただ、「東京」っていま少しタイトルを考え直した方がよいのでは?
惹く内容だっただけに、そう思えてしまった。
以下、少しコメントをさせてもらうならば・・・
「無人島と一冊の本」
ウェルズの「盲人の国」あたりを意識するなら、かの人物の未発表の作品と称
しても違和感がないとおもう。猿たちを乗せた船が今なお海上を彷徨っている
というイメージ、じつに幻想的でいい!
「地球に磔にされた男」
広瀬正が長生きされたら、案外こんな作品をのこされたかもしれない。次元の
放浪者となった男が自分の居場所を見いだすラスト・シーン、感動もの。
「沈みかけの船より、愛をこめて」
本書の表題作。両親が離婚することになり、右往左往する姉弟の悲哀・・・で
はなく、どちらかというと、こどもたちに品定めされる親たちの悲喜劇とでも
言うべきか?にしても今どきの子ども(とくに姉の方!)のドライさというか
冷徹さというか、いっそ清々しいとさえいえる。
「二つの顔と表面」
ゾンビあり、鬼あり得体のしれぬ亡霊ありの本作品集の掉尾を飾る作品。
人面瘡を宿した高校一年女子のお話。
じつをいうと、ストーリーとはベツなとこにひっかかるモノが僕にはあった。
今どきの子達って、女の子同士でも名字呼びすて、なんですネ?
時代が変わった感じで、なにか新鮮(笑)
それはそうと、事件の真犯人、ぼくは黒幕は優等生の子だとばかり思ってまし
て信頼していた相手に裏切られたヒロイン(プラス人面瘡)が立ち直れないシ
ョックをうけて・・・なんて展開を予測していました。
以上、とにかく面白い一冊ではありました。
こうなると、単にペン・ネームの使い分けというレベルではないのでは?そんな気もして...
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貸出不可(未所蔵)
(4人)
26. 戦をせんとや生まれけむ
祥伝社 2022.3
若木未生
子門 さんの評価:
「讒言者」として後世にその名をのこした梶原景時。
そのイメージを塗り替えた作品。
本作は、そう評してもいいかもしれません。
源義経って悲運の名将として日本人に人気のあるキャラであるけども、気の毒にも梶原景時はその憎まれ役としてその名を知られてきたわけです。
どんな人物にも固有の物語があり、真実があるとするなら、そんな憎まれ役にもベツの一面があり、存在価値があるのではなかろうか?
てなわけで、こんな梶原景時、義経、そして頼朝・・・また良いのではないかと思うのですけど。
NHKでやってる「鎌倉殿の13人」、ちょうどその時代です。
最近の歴史の研究成果を反映させた作品になっていると思います。、
「讒言者」として後世にその名をのこした梶原景時。そのイメージを塗り替えた作品。本...
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図書
貸出可能
(2人)
27. 夏の陰
岩井 圭也‖著
KADOKAWA 2019.4
子門 さんの評価:
自らの息子を人質に立てこもり事件をおこし、出動した機動隊員を射殺して自殺
した男の息子、倉内岳。その子どもを救おうとして凶刃に斃れた警察官に遺され
た一人息子、辰野和馬。本書は、そんなそれぞれの立場での「遺された者たち」
の物語。
犯罪被害者の遺族の悲しみは、勿論言語に尽くしがたいものがあるのだが、同時
に「加害者の遺族」の苦悩も到底看過できるものではない。
加害者の遺族ということで(本来、責任などないはずなのだが)悪意に満ちたマ
スコミの執拗な取材、そして周囲の住民を始めとする様々な嫌がらせ・・・アメ
リカなどでは加害者遺族に対するこの手のハラスメントは殆どないという。
父親のせいで日の当たらぬ人生を歩むことになった岳は、恩師の薦めもあり剣道
に打ち込んでいく。一方の和馬も警察官を志し、剣道の修行に励むことになる。
全日本剣道選手権の決勝。その舞台で両者は相対する。
本書のラストシーン、剣道の試合のなかで、剣を交える中、人知れず語り合う
二人。彼らは確信する「俺たちは、どこかで会っている」と。
そう。ずっと昔、岳と和馬とは出逢っており、その歩みがこの場で再び交錯し
たのだ。「エピローグ」でもってその事情は明かされている。それは、和馬の父
親が何故命を捨ててまで岳を助けようとしたのか、その理由でもある。
本書が二人にとって、少しでも救済の物語となっていればいい。そう願う。
自らの息子を人質に立てこもり事件をおこし、出動した機動隊員を射殺して自殺した男の...
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図書
貸出可能
(2人)
28. まぜるな危険
高野 史緒‖著
早川書房 2021.7
子門 さんの評価:
高野史緒さんの本書、「まぜるな危険」はどういう案配なのか、収録された六
篇ともすべてロシア文学ネタ!
2022年3月、ロシア軍によるウクライナ侵攻が全世界を震撼させている現
在、本書を手にとるのもこれまた一興ではないか。ドストエフスキーにしろ、
バルザックにしろ、チェーホフにしろ人類が誇りえる文学的遺産であり、不滅
の輝きを発してやまない。糾弾すべきは、狂ったとしかおもえないどこぞの国
の大統領とその政権であって、一緒くたにロシアすべてを排する動きがあると
したら、それこそ愚考の極みだろう。
それはともかく、本書の内容。「カラマーゾフの妹」にみられたごとく、筆者
は本来なれば共存するハズのないファクターの結合が異常なまでに巧みであ
る。その技量、尋常ではないレベルにあるといっていい。
連作短編集「まぜるな危険」に収録されたのは、「アントンと清姫」「百万本
の薔薇」「小ネズミと童貞と復活した女」「プシホロギーチェスキー・テス
ト」「櫻の園のリディヤ」「ドグラートフ・マグラノフスキー」の六篇。タイ
トルからして「何」と「何」を混合させたのか、あるていど推測がつこうとい
うものだが、かえってソレが怖ろしく思えるのはぼくだけだろうか?
冒頭の「アントンと清姫」はタイトルからすると「ダジャレかよ!」とツッコ
ミたくなるが、実際に読んでみると歌舞伎ネタとSF、そして「鐘の皇帝」を
完璧なまでに融合させて誕生した「ワイドスクリーン歌舞伎」なのだ。
この短編が書かれたのは2010年。いまだ小松左京さんが存命中であり、も
し読まれていたとしたら、その感想をぜひとも聞いてみたかった。
「小ネズミと(以下、略)」は本文はもちろんのことだが、末尾の「主要参考
文献」に注目すべきと思う。ドストエフスキー「白痴」にはじまり、「ソラリ
ス」「アルジャーノンに花束を」「ドウエル教授の首」「キャプテン・フュー
チャー」(野田昌宏!)・・・等々。それらの要素が完璧なまでのハーモニー
でもって作品を完成させている!
でもって、ぼくが一番注目したのが、「プシホロギー(以下、略)」
ドストエフスキー「罪と罰」をベースにした一篇。殺人者となった貧乏学生
ラスコーリニコフと、その犯罪を暴こうとする判事ポルフィーリー。膠着状態
となった事件の捜査であったが、そこへドストエフスキー本人がカオをだし、
打開の糸口として提供したエドガワ・ランポなる異国の作家が書いた犯罪小説
の情報。発行年月日は彼らの時代より70年も先のシロモノ!最近巷に出回っ
ている本の一冊らしく、ラスコーリニコフはこの本を参考に完全犯罪をもくろ
んでいるのではないか、というのがドストエフスキーの推論。犯罪を暴くため
にはエドガワ・ランポの小説を入手するしかない!ポルフィーリーは暗黒街へ
と潜入し、ついにランポの小説を発見するのだが・・・同時に見いだしたのが
ヒサオ・ジュウラン、ユメノ・キュウサク、ウチダ・ヒャッケン、ナカイ・ヒ
デオ、ウンノ・ジュウザ、イズミ・キョウカ、イナガキ・タルホ、ヨコミゾ・
セイシ・・・!なんでこんな本が1865年のロシアの暗黒街に存在するの
か、説明は一切ないのだけど、そこがまた筆者の作品らしくてよい。
とにかく、ポルフィーリーはランポの「心理試験」を入手。ソレを読み込むこ
とでラスコーリニコフとの対決にのぞむのである。結末がどうなったかは実際
に読んでもらうとして・・・よくぞこんなストーリーを考えつくものだ!そう
ぼくなどは慨嘆するしかなかった。いや、脱帽!
ついでに言うと、江戸川乱歩「心理試験」は、サイト「青空文庫」にアップさ
れているので、ネットに繋がる環境であればすぐに読むことが可能。
高野史緒さんの本書、「まぜるな危険」はどういう案配なのか、収録された六篇ともすべ...
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図書
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(2人)
29. 君の名残を
浅倉 卓弥‖著
宝島社 2004.6
子門 さんの評価:
現代日本から三人の少年・少女が平安時代末期へとタイムスリップする。一人は
武蔵坊弁慶、一人は巴御前、そして三人目は北条義時として後世にその名を知ら
れることになる・・・
TVドラマになりそうなお話であって、そういえば「鎌倉殿の13人」などその
ものズバリなのかな。
巴御前になったヒロインが現代にのこした親友に手紙をしたため、数百年の時を
経てその友人が手紙の記された歌詞を読んでいくシーン。
タイムスリップテーマとしても秀逸な作品。
久方ぶりに再読することになった。
現代日本から三人の少年・少女が平安時代末期へとタイムスリップする。一人は武蔵坊弁...
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図書
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(7人)
30. ミッドナイト・ライブラリー
マット ヘイグ‖著 浅倉 卓弥‖訳
ハーパーコリンズ・ジャパン 2022.2
子門 さんの評価:
このお話のヒロイン、イギリス女性のノーラはいろんな才能、優れた資質をもっ
て生まれながらソレを生かすことが出来ず、失敗続きの人生をおくってきまた。
結果、絶望のあまり自殺を試みますが、死の間際、不思議な図書館へと迷い込む
のです。ソコはノーラの人生の無限の可能性が書物として収められた図書館でし
た。その図書館の司書として現れたのがノーラの学生時代の知人、エルム夫人と
そっくりの人物。夫人に導かれたノーラは、「あり得たかも知れない人生」の中
から、自分の望む人生を選択する旅へでかけることになります。
ケン・グリムウッド「リプレイ」なんかもそうですが、願望充足的なテーマとい
っていい本作品、自分にこんなことがおこったらどうするか?そんな思いで読ん
でいく人も多いと思います。
結果として、ノーラが選び取ったのは以前と変わらない人生だったのですが、コ
レが人間というものなのでしょう。
今ひとつ、ぼくがこの本を手にしたのは、翻訳者が浅倉卓弥さんだったからで
す。「四日間の奇跡」「君の名残を」の感動を久々に味わいたくて・・・
このお話のヒロイン、イギリス女性のノーラはいろんな才能、優れた資質をもって生まれ...
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