甲斐市立図書館

コミュニケーションの核となる「見る・聞く・言う」の中で唯一コントロールできるのが、しゃべることであり、「言う」は自らの意志を持つことで、初めて実現する能動的な行為。これを、医学的根拠に基づいて具体的な方法を述べている。話し方やコミュニケーションについてのビジネス本と共通する点が多い。特に、最終章の「言い方を変える習慣」で、「ため息は体にとって望ましいもの。ため息は不幸だから出るのであって、ため息をついたら不幸になるわけではない」という点が新鮮だった。何にしろ、豊かな人生にするには、余裕をもって、意思を持って「言う」ことが大事であろう。

コミュニケーションの核となる「見る・聞く・言う」の中で唯一コントロールできるのが...

国民投票を題材とした作品。直前に、赤川作品の「東京零年」を読んだので、偶然にも政治に関わる作品を連続して読んだことになった。どちらも、今の社会に潜む危うい傾向をテーマにしたものだが、個人的には伊坂作品のほうがよりエンターテイメント性があるように思う。「東京零年」と合わせたレビューにはなるが、監視社会や民衆をあおるような劇場型政治など、今の社会の危険性をテーマにしていることを、考えさせられた。

国民投票を題材とした作品。直前に、赤川作品の「東京零年」を読んだので、偶然にも政...

馳さんの作品、初読みです。ハードボイルドの作家と思っていたので、レビューなどでコメディタッチの話と聞き、手に取りました。本来の作風とは違うのでしょうが（他の作品よんでいないので）、最後まで楽しく読めました。落ちこぼれの刑事、宮澤と元エリート公安の椿との掛け合いで、テロ（？）未然防止にストーリーは展開されるが、最後の結末まで、どう話が転ぶのかワクワクしながら読み通しました。

馳さんの作品、初読みです。ハードボイルドの作家と思っていたので、レビューなどでコ...

題名や帯から想像していたミステリー物かと思って読んでみたところ、いい意味でだまされました。ハウスキーピングという仕事を通じて、少しずつ成長していったり、家族やお客も幸せにしていく様子が楽しく読めました。前作があるようなので、順番が逆になるけれど、早速読んでみよう。

題名や帯から想像していたミステリー物かと思って読んでみたところ、いい意味でだまさ...

料理好きのオヤジ３人が、夫婦・家族・友人問題に奮闘するさまをコメディタッチで描かれている作品。
比較的重いテーマではあるが、ストーリー展開もよく面白く読める。
また、所々で登場する料理がおいしそうでたまらない。
料理も夫婦・家族も同じで、相手が喜ぶ姿を想像することが大事ということを、改めて気づかされた。

料理好きのオヤジ３人が、夫婦・家族・友人問題に奮闘するさまをコメディタッチで描か...

近くに住んでいるのに、ホテルアソシア名古屋ターミナルのことは知らなかった。「日本一幸せな従業員をつくる! 」というスローガンの元、 顧客満足ではなく、ひたすら従業員満足を高めることでV字回復させた総支配人の柴田秋雄さんの経営哲学を一冊にまとめたもの。言葉の一つひとつは人間味あふれて、共感するところや学ぶところが多い。サービス業でなくモノ作りの現場にどこまで横展できるか、少し不安な面もあるが、「人を粗末にしない」というおわりの言葉をいつも心にとめて仕事をしていこうと思った。

近くに住んでいるのに、ホテルアソシア名古屋ターミナルのことは知らなかった。「日本...

読み終ったあと「うん～？」と少々うなってしまった。上巻の出張料理というおいしいそうな料理と淡い恋心の織り交ぜたストーリーから、急転。イケメン料理人とアラサー女子だけでなく、周りの登場人物含め、話の展開がすごい。ちょっと、この設定強引すぎないかと読むほうが心配になるくらいだ。最後は、もやもや感は残るものの、なんとなくまとまったかなぁと思う。もう少しお腹がすくような話が、個人的には好みです。

読み終ったあと「うん～？」と少々うなってしまった。上巻の出張料理というおいしいそ...

知人から勧められて読んだ本。堂場作品初読みです。普通の刑事像らしくない刑事「大友鉄」が追う誘拐ミステリー。テンポもよく読みやすい。謎解きの面では、なんとなく途中でわかってしまった。同僚の刑事や途中で絡んできた新聞記者とか、主人公の引き立て役で終わってしまい、話の厚みとしてはどうかなと感じるが、全体としては面白い作品だった。他の作品も読んでみよう。

知人から勧められて読んだ本。堂場作品初読みです。普通の刑事像らしくない刑事「大友...