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子門さんのブックリスト / 筑前町図書館
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貸出不可(未所蔵)
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271. 佐々木とピーちゃん 異世界の魔法で現代の異能バトルを無双していたら、魔, 2
KADOKAWA 2021.3
ぶんころり カントク
子門 さんの評価:
貸出不可(未所蔵)
(3人)
272. 佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能
KADOKAWA 2021.1
ぶんころり カントク
子門 さんの評価:
図書
貸出可能
(13人)
273. 鑑定人 氏家京太郎
中山 七里‖著
双葉社 2022.1
子門 さんの評価:
図書
(19人)
274. 本を守ろうとする猫の話
夏川 草介‖著
小学館 2017.2
子門 さんの評価:
ウィリアム・ブレイズの「書物の敵」を読んだ後、本書を手に取った。
できすぎのようだけど、本当の話(本だけに!)
むろん著者の夏川草介氏も「書物の敵」はお読みであったろうとおもう。
案外、そのあたりが本書をかくキッカケになったのかもしれない。
ヒトの歴史と共に本もまた存続してきたとするウィリアム・ブレイズは、その
著書のなかで、「書物の敵」のひとつに「二本足の略奪者」たる人間の所業を
「火」「水」らと同列のモノとしてあげている。
蒐書家、コレクターともいうが、中にはぼくたちの想像を絶する類いの方々も
いらっしゃるようで(詳しくは「書物の敵」を参照のこと)本作品にもそんな
キャラたちがデフォルメされた形で描写されているようだ。
それと、この作品はクリスマスのお話としても読めるとおもう。チャールズ・
ディケンズ「クリスマス・キャロル」は三人の精霊との出逢いにより偏屈男が
生来の人間性を取り戻していくお話だったが、本作品もそれと相似形な印象を
うけるのだ。
だとするなら、主人公の少年の相棒たる「猫」も何かしらの精霊だったかもし
れず、彼の叔母さん(可哀想に、名前をつけてもらえなかった!)も何かの化
身だったかも・・・?
追記
ウィリアム・ブレイズが「書物の敵」を上梓したのは1880年であり、死去
はその十年後である。よってそれ以降の本の受難に関しては他者が責任をもっ
て記録する必要がある。また欧米以外の地域、中国をふくむユーラシア地域、
わが日本、インド、東南アジア、オーストラリア等、編纂すべき歴史はほぼ無
限にあるといっていいと思う。
著述家であり、書誌学者である庄司浅水氏「著作集書誌篇 第三巻」(出版ニ
ュース社)もそうした仕事のひとつ。この本のなかで、庄司浅水氏は、ウィリ
アム・ブレイズの「書物の敵」を紹介しながら、加えてブレイズ以降の事象、
日本のエピソードを加味した新たな「書物の敵」を執筆している。
「書物の敵」はこれ以降も無限に増殖していくハズだ。
ウィリアム・ブレイズの「書物の敵」を読んだ後、本書を手に取った。できすぎのようだ...
図書
貸出可能
(0人)
275. 図説日本妖怪史
ふくろうの本 香川 雅信‖著
河出書房新社 2022.1
子門 さんの評価:
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276. その「正義」があぶない。
日経BP社 2011.11
小田嶋隆
子門 さんの評価:
図書
貸出可能
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277. 愚かな薔薇
恩田 陸‖著
徳間書店 2021.12
子門 さんの評価:
この方の本って、好きでわりと昔から読んでいました。
「六番目の小夜子」とか「夜のピクニック」とか、最近では「蜜蜂と遠雷」とか。
「月の裏側」なんか、ホラー小説としても最高の出来だと思います。
「SFマガジン」初代編集長、福島正実氏など生きておられたら、どれほど
随喜の涙を流されたことか・・・。
で、本作品。
今回は584ページという大作。
そんなボリュームでも期待して、一気に読み上げました。
ですけどね、ハッキリ言うとよくわからないってのが正直なところ、です。
「愚かな薔薇」というタイトル、コレは作中で登場人物がキチンと説明してくれ
ているので意味はわかるのですけどネ。
物語全体にどうそれが絡んでくるのか、となると、よく理解できないのです。
差し詰め、クラークの「幼年期の終わり」みたいなお話なのかなとも思うのです
が、ヒロインたちが吸血する行為とソレがどうつながるのか、これまた理解が困
難な気が・・・。
ダークマター、とかエネルギーとか作中で扱われてはいますが、ガジェットとし
て扱うなら、もっとべつの処理の仕方があったのではないでしょうか?
この本、図書館でよめて良かったと思います。
自腹きって読んでたら、読了すると同時にその辺に放り出したでしょうから。
てなこと書いたのですけど、あまり気にしないでください。
好みの問題もあるし、トシをとるに従ってそれまで面白く読んでいた作家さんの
作品が読みづらくなった、そんなケースはいくらでもあります。
かくいうぼくなど、若いころにファンだった平井和正さんの本など、現在はとて
もじゃないけど読めないというか、心に響いてこないのです。
この「愚かな薔薇」だって、そうだと思います。
人によって、大傑作になるんじゃないでしょうか?
この方の本って、好きでわりと昔から読んでいました。「六番目の小夜子」とか「夜のピ...
図書
貸出可能
(1人)
278. 火守
劉 慈欣‖著 池澤 春菜‖訳 西村 ツチカ‖絵
KADOKAWA 2021.12
子門 さんの評価:
図書
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279. 謎の蔵書票
ロス キング‖著 田村 義進‖訳
早川書房 2000.4
子門 さんの評価:
図書
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280. サマーゴースト
loundraw‖原案 乙一‖小説
集英社 2021.10
子門 さんの評価:
同時発売の「一ノ瀬ユウナが浮いている」とはベツのお話。
夏の日、幽霊、花火(それも線香花火)といったキー・ワードは共通したものはあ
るけど。それと「ユウナ」の場合の、幽霊出現のためのファクターとしての特殊な
線香花火といった縛りもなく、本作はそこまで拘っていないらしい。
本作は、三人の高校生男女と、廃棄された空港跡に出現する女性幽霊との物語。
ある事情でネットで知り合った三人。やはりネットで噂をきいた幽霊にコンタクト
すべく空港跡へとでかけていく高校生男女。幽霊に関心をもつだけに、マトモな事
情があるはずもなく、三人共に自殺志願者であった。そして女性幽霊もまたとある
理由から地上を彷徨っていた・・・。
幽霊とコンタクトできるのが死にたがりの人間というのは理解できる。結果として
三人それぞれが生きる意思を取り戻すストーリーとなるのだが。
そうなるのに力となったのが、幽霊との交流とはどういう理屈であるのか?
周囲の生者たちはなんら寄与してはいない!
むしろ死へと追いやっている観すらある。
とくに主人公格の少年の母親。彼女はけっしてわるい人間ではないのだろう。け
ども我が子を理解することなく、自分の型にはめようとする一点で暴君なのだと
指弾せざるを得ない。
生者たちが三人の生きる意欲を奪っている、というのはそういう意味でだ。
この物語、一見、ラブストーリーにみえるかもしれない。
だがその根底には深刻なテーマが隠されているのではないだろうか?
読者諸賢の感想を待ちたい。
付記
53ページ 8行目
「すでに閉館時間を過ぎており・・・」とある。
コレ、例えば、開館時間を過ぎており、が正しいとおもうぞ?
同時発売の「一ノ瀬ユウナが浮いている」とはベツのお話。夏の日、幽霊、花火(それも...
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