先祖に特化した探偵を生業としている風子。
無国籍など問題をテーマにしたも物語は数多く読んできたが
依頼者が先祖をたどり、自身のルーツを探るというのは新しい。
風子がなぜこの職業を選んだのかも読んでいくうちにだんだんわかってくる。
自分の存在は、確かに父・母そしてその先祖から脈々とつながり、自分となるんだと改めて感じた。
着目が面白い。

弁護士らしい作家さんの作品ですね、観点が面白かったです、知らなかった事が多くて参考になりました。まだまだこれからもお話ができそうです。

　５話からなる短編連作作品、両親を知らない探偵主人公が依頼者の戸籍等を調べつつ自分のルーツを探していると言う内容です、興味深く読めましたお勧めです。