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真珠とダイヤモンド 上
蔵書数: 3冊 貸出数: 0冊
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竜王図書館 <1012496061>
貸出可 / 1F棚15/913.6オオーコ / / /913.6/キ/1 / 帯出可
敷島図書館 <411009830>
貸出可 / 一般913.6ア-コ / / /913.6/キ/1 / 帯出可
双葉図書館 <2811212717>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / / /913.6/キ/1 / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-620-10860-5
13桁ISBN 978-4-620-10860-5
書名ヨミ シンジュ ト ダイヤモンド
著者ヨミ キリノ ナツオ
分類記号 913.6
価格 ¥1600
出版者ヨミ マイニチ シンブン シュッパン
大きさ 20cm
ページ数 365p
抄録 1986年春。福岡の証券会社で出会った佳那と水矢子は、それぞれ2年後に東京に出ていく夢を温めていた。佳那は、同期の望月と結託してマネーゲームの渦に身を投じていき…。『サンデー毎日』連載を大幅に加筆修正。
著者紹介 「顔に降りかかる雨」で江戸川乱歩賞、「柔らかな頰」で直木賞、「ナニカアル」で島清恋愛文学賞と読売文学賞受賞。紫綬褒章受章。毎日芸術賞受賞。
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バブルの時代が懐かしい上巻
(2023/02/22)
るなくん/網走市立図書館
バブル時代、証券会社に入社した水矢子と佳那の会社での仕事ぶりが、あの時代を象徴していると思う。
高景気で誰もが浮かれてた。
会社内預金の利回りの高さ。今思えば異常な世界。
欲が欲を呼ぶ、金銭感覚は底が見えない。でもそんな時代は長く続かはずがない。
二人の2年後の姿は後編となる。
これから読むのだが、はじけた後の日本の世界を知っているだけに怖い。
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舞台はバブル時代
(2023/06/11)
あめんぼう/東温市立図書館
物語の時代はバブルの頃。
証券会社に働く三人の若い男女、特に女性二人が主人公。
フロントレディーいわゆる営業の女性、佳那と事務員の水矢子。
そして、佳那とつきあう事になる同期の男性、望月。
三人共、同僚や会社にどこかなじめず、2年を目途に辞めようとお金を貯めようとしている。
佳那はここではないどこかへ行くため。
水矢子は大学資金を貯めて東京へ行くため。
望月は金を得てもっと上に上がるため。
上巻ではそんな三人の様子を描いている。

とにかく読んでいて懐かしかった。
バブルというと、知らない人はテレビで見るたけだから華やかな面ーディスコで踊ったり、ブランド物を買ったりというのばかり見てそんな時代に生きた人間を羨ましく思うかもしれない。
だけど、その反面、過酷だったと思う。
今の時代しか知らないと、こんな事信じられない・・・と思うような事ばかり書かれている。
煙草の煙で職場内が真っ白になって服に臭いがつくだとか、当たり前のセクハラ、パワハラ発言。
男性は今よりも上昇志向が高くギラついてたし、男は仕事をするのは当たり前、残業もバンバンやってた。
そんな中で短大や高校を卒業したばかり、特に大きな後ろ盾もない三人が物語の中で必死で生きていっている。
その様子に引き込まれて集中して読めた。
文章ひとつでこんなに物語に入りこめるんだと思う。

タイトルの「真珠とダイヤモンド」は「牡丹と薔薇」みたいに二人の女性を例えたものだろうか。
それだと、華やかな容姿の佳那がダイヤモンド、シャープでおとなしい印象の水矢子が真珠だと思うけど。
二人共、好感がもてる人でいい人だと思った。
そんな水矢子が物語の冒頭で、住む所もなくホームレスになっている。
どうして、こんないい人が・・・いや、いい人だからこんなになっちゃったのか・・・。
その経緯が知りたいと思うから下巻が楽しみ。
図書館で借りて読む事になるけど、人気があっていつ読めるやら分からない。
だからちゃんと上巻を読んで、その内容を把握して覚えておこうとこのレビューを書いている。

上巻の後半ではヤクザが登場し、証券会社が舞台という事もあり、キナ臭い話になりそうな予感がしている。
この三人はいったん上がるかも知れない。
だけど、落ちるんだろう・・・その後。
そう思わせる。
早く下巻が読みたいな~。

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