粋でいなせなで信頼厚い千吉親分に育てられた北一。
その親分が、フグにあたって死んでしまう。
千里眼のおかみさん松葉の助けをかり、
親分が手掛けた文庫屋の仕事をしながら、捕り物の世界へと
足を踏みいれる。（本人の自覚はまだないが・・）
まわりのひとの情の深さで、謎の事件を解決していくのだが、
登場人物がそれぞれ個性があり魅力的だ。

そして、相棒になりつつある、謎の多い喜多次との絡みがこれからの楽しみ。

肉親に恵まれない、主人公が、亡くなった親分、おかみさん、相棒、すばらしい人々に囲まれて、事件を解決していきます。
主人公が、ひたむきにいきている姿に感動して、元気が出て来ました。
続編が読みたいです。ＮＨＫ ＢＳで番組を制作してもらいたい。

宮部みゆきさんの江戸ものは大好きです。

新シリーズになるみたいで、楽しみ。
「きたきた」で主人公の名前が「北一」
で、もうひとつの「きた」はなにかな？と思っていたら
第３話で登場。

しかも、長屋の手配人さんや、寺子屋の先生や長屋の子どもは
「桜ほうさら」の登場人物！！
物語のしょっぱなにいきなり亡くなった十手持ちの親分さんの奥さんが
超～かっこいい！！！

続編にも大いに期待しています。