元刑事だった平良正太郎は定年退職した後、彼の人柄を見込まれ日常にあるトラブルの相談をたびたびされる。
トラブルに発展するには何らかの事情が双方にあり、証言が本当かどうかは証言した本人にしかわからない。
正太郎は刑事としてではなく、善良な市民として平等な姿勢でいい分を検証・考察していく。単編の連作でどのトラブルにも「嘘」が潜んでいた。
意外と生活圏内でトラブルに巻き込まれることは、多いかもしれない。
最近は特に無関係者も巻き込まれ多大な損害を受けるケースもあり、正太郎のように冷静に静かに見極める人材がいて欲しいとおもった。