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汚れた手をそこで拭かない
文藝春秋 2020.9
芦沢 央
∥著
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蔵書数: 2冊
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竜王図書館 <1012407803>
貸出可 / 1F棚14/913.6ア-オウ / / /913.6/ア/ / 帯出可
敷島図書館 <411013543>
貸出可 / 一般913.6ア-コ / / /913.6/ア/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-16-391260-8
13桁ISBN
978-4-16-391260-8
書名ヨミ
ヨゴレタ テ オ ソコ デ フカナイ
著者ヨミ
アシザワ ヨウ
分類記号
913.6
価格
¥1500
出版者ヨミ
ブンゲイ シュンジュウ
大きさ
20cm
ページ数
237p
内容
内容:ただ、運が悪かっただけ 埋め合わせ 忘却 お蔵入り ミモザ
抄録
平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、認知症の妻を傷つけたくない夫。元不倫相手を見返したい料理研究家…。気付かぬうちにお金の魔の手はやってきて…。ミステリ全5篇を収録。『オール讀物』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。
著者紹介
1984年東京都生まれ。出版社勤務を経て、「罪の余白」で野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「許されようとは思いません」「火のないところに煙は」など。
内容細目・詳細
1
内容書名
ただ、運が悪かっただけ
内容書名ヨミ
タダ ウン ガ ワルカッタ ダケ
2
内容書名
埋め合わせ
内容書名ヨミ
ウメアワセ
3
内容書名
忘却
内容書名ヨミ
ボウキャク
4
内容書名
お蔵入り
内容書名ヨミ
オクライリ
5
内容書名
ミモザ
内容書名ヨミ
ミモザ
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ただ運が悪かっただけ・・か・・
(2021/01/13)
るなくん/網走市立図書館
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世の中に潜むダークな一面が感じられ、
鋭い差し込み方で描かれている。
ありきたりではない事件は、ただ運が悪かったということか・・
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1人中 1人が好評価
さりげない恐さ
(2020/11/09)
あめんぼう/東温市立図書館
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5話からなる短編集。
「ただ、運が悪かっただけ」
主人公は余命いくばくない主婦。
彼女は夫から、昔、人を殺した事があると言われる。
聞いてみれば、以前勤めていた工務店の顧客の男性に使い古した脚立を売った所、その脚立から落ちて死んだのだと言う。
当時、その顧客の家には、家出して20年ぶりに帰ってきていた娘がいたと言う。
さらに、死ぬ前に顧客は大金を手にしていたと言うー。
「埋め合わせ」
主人公は男性教師。
彼はプールの水を抜くというミスを犯してしまう。
以前同じような事例があった時の事と照らし合わせて弁償しないといけない・・・と思った彼は、他で水が出たままになっていたと見せかけるため細工をしようとするが、そこを同僚の教師に見つかってしまう。
「忘却」
自宅を売り、アパート暮らしの老夫婦。
ある日、同じアパートで一人暮らしの男性が孤独死する。
死因は熱中症で、死亡時、エアコンがつけられてなかった。
実は、彼が死ぬ少し前に男性の電気代の請求書が誤って夫婦のポストに紛れ込んでいた。
妻は認知症の気があり、その請求書を彼に渡すのを忘れていたのではないか、それでエアコンが止まってしまい、男性が死んだのでは・・・と夫は思うがー。
「お蔵入り」
主人公は新人の映画監督。
出世作となるはずの映画の撮影中、その映画の主役である役者が薬物疑惑があるという情報を得る。
映画がお蔵入りになる事を恐れた彼は役者に会いに行き、薬物使用の事実を伏せようとするがー。
「ミモザ」
主人公は料理研究家の女性。
サイン会で、以前つきあっていた年上の男性と再会する。
以前は編集長だった彼は今は落ちぶれていて妻とも離婚、主人公に借金を申し入れる。
彼女は借用書を書いてもらい、お金を貸すが、それが悪夢の始まりだったー。
どの話もさりげない、日常のささいな事をついていて、そんなささいな事から人間の恐い一面が垣間見えるというのが面白かった。
とても繊細な感覚だと思う。
今まで読んだこの作者の本の中ではこの本が一番面白い。
上品で洗練された仕上がりだと感じた。
個人的には、「忘却」と「ミモザ」が面白かった。
「ミモザ」の夫はどういう人なんだろう?
主人公の女性は「優しい人」と言っていたけど・・・。
それが一番気になった。
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敷島図書館 <411013543>
貸出可 / 一般913.6ア-コ / / /913.6/ア/ / 帯出可
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るなくん/網走市立図書館
鋭い差し込み方で描かれている。
ありきたりではない事件は、ただ運が悪かったということか・・
あめんぼう/東温市立図書館
「ただ、運が悪かっただけ」
主人公は余命いくばくない主婦。
彼女は夫から、昔、人を殺した事があると言われる。
聞いてみれば、以前勤めていた工務店の顧客の男性に使い古した脚立を売った所、その脚立から落ちて死んだのだと言う。
当時、その顧客の家には、家出して20年ぶりに帰ってきていた娘がいたと言う。
さらに、死ぬ前に顧客は大金を手にしていたと言うー。
「埋め合わせ」
主人公は男性教師。
彼はプールの水を抜くというミスを犯してしまう。
以前同じような事例があった時の事と照らし合わせて弁償しないといけない・・・と思った彼は、他で水が出たままになっていたと見せかけるため細工をしようとするが、そこを同僚の教師に見つかってしまう。
「忘却」
自宅を売り、アパート暮らしの老夫婦。
ある日、同じアパートで一人暮らしの男性が孤独死する。
死因は熱中症で、死亡時、エアコンがつけられてなかった。
実は、彼が死ぬ少し前に男性の電気代の請求書が誤って夫婦のポストに紛れ込んでいた。
妻は認知症の気があり、その請求書を彼に渡すのを忘れていたのではないか、それでエアコンが止まってしまい、男性が死んだのでは・・・と夫は思うがー。
「お蔵入り」
主人公は新人の映画監督。
出世作となるはずの映画の撮影中、その映画の主役である役者が薬物疑惑があるという情報を得る。
映画がお蔵入りになる事を恐れた彼は役者に会いに行き、薬物使用の事実を伏せようとするがー。
「ミモザ」
主人公は料理研究家の女性。
サイン会で、以前つきあっていた年上の男性と再会する。
以前は編集長だった彼は今は落ちぶれていて妻とも離婚、主人公に借金を申し入れる。
彼女は借用書を書いてもらい、お金を貸すが、それが悪夢の始まりだったー。
どの話もさりげない、日常のささいな事をついていて、そんなささいな事から人間の恐い一面が垣間見えるというのが面白かった。
とても繊細な感覚だと思う。
今まで読んだこの作者の本の中ではこの本が一番面白い。
上品で洗練された仕上がりだと感じた。
個人的には、「忘却」と「ミモザ」が面白かった。
「ミモザ」の夫はどういう人なんだろう?
主人公の女性は「優しい人」と言っていたけど・・・。
それが一番気になった。