はるか昔から時代を跨ぎ、生き抜いてきた、闇神紅鈴。
相棒か恋人かは、はたまた姉弟か・・心を許せるただ一人の欣次とともに、
現代の世界に生きている。

そんな折、暴力団の手下の圭一と知り合い、共同生活が始まった。
次第に圭一に気を許した二人は、圭一を助けるために暴力団抗争に関わっていく。
そして彼女らの本性が浮き彫りに。

ダーク感のある紅鈴が、残酷な行為をサラッとやってしまうのに、
憎めない可愛さがある。
ただ、裏社会の暴力団のリンチの表現は、とても怖かった。

　妖（あやかし）の華を何度も読んだことがあるので、目新しさはなかった。
　ラストの方は良かったです。