地球（生命のすべて）が死する日時が分かった時、ひとはどう
行動するのだろうか。
なによりも自分は、どう感じ、どう行動するのだろうと
滅び前を問われたように思う。

そして、日常の安全と愛情は、平穏な状態が約束されてはじめて
バランスが保たれことがだと、気付かされた。

2021本屋大賞ノミネート作品

1ヶ月後、地球に小惑星が衝突して人類は滅びる。そんな中の話。

おかしくなっていく世界。
終わることが決まった世界でそれぞれの決意が固まり、動いていく。
懸命に、大切なものを守る。どうなるのかと息を呑み、応援したくなる。
面白かったです！ あっという間に読めました。

前半は休む間もなく読み進める内容でしたが、後半は想像と違う展開になり、読み込むのも難しく、ちょっと残念でした。

2021年本屋大賞入賞作

学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。
一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる世界で巡り合った家族たち。
日常は徐々に略奪、強奪、殺人、レイプが蔓延した世界へと変わっていった。
行動を共にした友樹の母と父、友樹の初恋の相手、静香の4人が心の支えにしたのはLocoのライブだった。

暴力の中で育った両親が守りたかったものは、コロナが蔓延している今にも近い世界観の中でどう映るのか!?
死ぬならやりきってやろう！というLocoの気持ちと一緒に前向きになれるストーリー。