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52ヘルツのクジラたち
蔵書数: 4冊 貸出数: 3冊
貸出可能数: 1冊 予約件数: 0件
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竜王図書館 <1012422786>
貸出中 / 1F棚18/913.6ヒ-モリ / / /913.6/マ/  / 帯出可
竜王図書館 <1012431639>
貸出中 / 1F棚18/913.6ヒ-モリ / / /913.6/マ/  / 帯出可
敷島図書館 <411204399>
貸出中 / 一般913.6マ-913.9 / / /913.6/マ/  / 帯出可
双葉図書館 <2811190665>
貸出可 / 一般小説913.6ナ-913.9 / / /913.6/マ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-12-005298-9
13桁ISBN 978-4-12-005298-9
書名ヨミ ゴジュウニヘルツ ノ クジラタチ
著者ヨミ マチダ ソノコ
分類記号 913.6
価格 ¥1600
出版者ヨミ チュウオウ コウロン シンシャ
大きさ 20cm
ページ数 260p
抄録 自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる-。
メディア化タイトル 52ヘルツのクジラたち
著者紹介 1980年生まれ。福岡県在住。「カメルーンの青い魚」で、第15回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。同作を含む「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」でデビュー。
7人中 7人が好評価
自分のこととして
(2021/02/10)
内子町図書情報館/内子町図書情報館
世界で一番孤独だと言われている52ヘルツのクジラ。
その声は広大な海で確かに響いているのに、受け止める仲間はどこにもいない。誰にも届かない声をあげ続けている。
眠れない夜や寂しくて死にそうになるときもあるでしょう。言葉を失うほど哀しい経験をし、声を殺して泣いている子どもがいるとしたら、その声を受け止められる人になりたいと思う。その声を聴いてくれる人に出会えますように、目標をもって生きていけますように。

2021年本屋大賞ノミネート作品
3人中 3人が好評価
利用者の方からのレビューです。
(2021/06/15)
西都市立図書館/西都市立図書館
自分以外のクジラに聞こえない声でなくクジラ。
そのクジラの様に自分の苦しい境遇に気づいてもらえず孤独な中にいる人(キナコやいとしなど)。
その聞こえない声に気づき手をさしのべる人になりたいと思いました。
2人中 2人が好評価
あなたの声は届いたよ。
(2021/02/22)
るなくん/網走市立図書館
孤独で寂しくて、心が痛くって「たすけて・・・」の
声が誰にも届かない・・。
そんな切ない心の内が、読んでいて、ガラスの破片のごとく
突き刺さる。

生んだだけでは、無条件で子供を愛せない親もいることが
悲しい。
愛し方を間違えて、心を育てることができない親もいる。
この本には、いろいろな問題が含まれている。

ただ救われるのは、そんな絶望的な状況であっても己が心を開けば
助けてくれるひともいる。
同じ境遇だからこそ、寄り添うことができることもある。
そんな優しさ染みた。
1人中 1人が好評価
大好きな1冊になりました
(2021/03/18)
あおば/北斗市立図書館
美しい小説だと感じた。
ひりひりとした痛みは残るけど、ずっと残ってるけど、温かいし心地いい読了感。人の温かみも世間からの無遠慮な目も、友情・愛情も、進んでいく姿も、全部好き。
1人中 1人が好評価
52ヘルツだけでない。一人一人が魂の悲鳴を発信している。
(2021/12/22)
1080magic/北斗市立図書館
魂の孤独な叫びが聞こえるか? 群れ=社会に溶け込めない=排除された者たちが、共感しあって寄り添いあう。
しかし、52ヘルツで集まったが、すべての人が、心の中に孤独を抱えているのではないか。最後に一行付け加えて、52ヘルツ仲間だけでなく、田舎のくすぶる村中らほかの人たちも孤独を抱えているということに主人公たちが気づけば、テーマがより広がると思う。[人それぞれに心の闇を持ち、自分の波長で悲鳴を上げ、魂の番を求めていることに気づいた。私の波長は52ヘルツだったけど。]
0人中 0人が好評価
他者を通した自分のトラウマとのたたかい、人の温かみ
(2022/01/22)
taruto/明和町立図書館
主人公と境遇が重なる少年との物語
少年が主人公へ段々と心を開く情景
主人公が少年を通して向き合う自分のトラウマ

互いが次第に過去と向き合い、折り合いをつけ
その道のりを支える人たちの温かい心のこもった
サポートと言葉

本で描ききれなかった未来を
想像しながら本を閉じました。
0人中 0人が好評価
クジラたち
(2021/05/20)
ちゅっこ/町立小清水図書館
虐待に心を閉ざした子供たちの話し。本屋大賞にふさわしい筆力で一気に読み終わりました。感動しました。オススメです。
0人中 0人が好評価
児童虐待とやさしさの感動作
(2021/06/06)
ドラゴン/島本町立図書館
52ヘルツのクジラと同じく、虐待を受けている子供の悲痛な叫びは誰にも届かない。
その声を聴けるのは、過去に同じ経験を持つ者のみ。その人のやさしさは、まさに神様のよう。そのような魂の番に出会えますように。主人公と彼女にに救い出された子供の二人が安直に二人暮らしを始めることにならない結末に現実感が増します。
0人中 0人が好評価
聴こえないふり、見えないふりはもう止めよう
(2021/04/29)
かずちゃん/市立富良野図書館
育児放棄、幼児虐待、自分の身近では見受けられないがニュースでは時々取り上げられてる、
これらは氷山の一角であり世間に知られないまま見逃されてる「事件」は数知れずだろう
それらの事情を抱えた人たちの悲しく、耐え難い人生を描いてる
彼らはお互い寄り添い、助け合い、信頼しあい生きてゆく、ただ慰めあいながら生きてるのはなく
相手の声を聴き手を差し伸べる事、自分が「助けられた」今度は「助ける」番だ何とかしなくては・・・と。
外の世界にも必ずいる、ロープを投げて引き上げてくれる人が、仲間が・・・・

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