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自転しながら公転する
蔵書数: 4冊 貸出数: 1冊
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竜王図書館 <1012408603>
貸出可 / 1F棚19/913.6モロ914.6カ / / /913.6/ヤ/  / 帯出可
竜王図書館 <1012431654>
貸出可 / 1F棚19/913.6モロ914.6カ / / /913.6/ヤ/  / 帯出可
竜王図書館 <410994958>
貸出中 /  / / /913.6/ヤ/  / 帯出可
双葉図書館 <2811037403>
貸出可 / 一般小説913.6ナ-913.9 / / /913.6/ヤ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-10-308012-1
13桁ISBN 978-4-10-308012-1
書名ヨミ ジテン シナガラ コウテン スル
著者ヨミ ヤマモト フミオ
分類記号 913.6
価格 ¥1800
出版者ヨミ シンチョウシャ
大きさ 20cm
ページ数 478p
抄録 東京で働いていた32歳の都は、親の看病のために実家に戻り、近所のモールで働き始めるが…。結婚、仕事、親の介護、ぐるぐる思い惑いながら幸せを求める姿を描く。『小説新潮』掲載に書き下ろしを加えて単行本化。
メディア化タイトル 自転しながら公転する
著者紹介 1962年神奈川県生まれ。OL生活を経て作家デビュー。「恋愛中毒」で吉川英治文学新人賞、「プラナリア」で直木賞を受賞。ほかの著書に「なぎさ」など。
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とある女の子の人生の話
(2021/04/06)
あおば/北斗市立図書館
どこにでもいそうな、ちょっと可愛くて、周りに合わせたり、でもいざと言うときに保身に回ってそのあと自己嫌悪しちゃうような、そんな女の子の人生の話。普通なんだけど、どのシーンも輝いている。
共感とか、そういうんじゃないけど、主人公の気持ちは理解出来るし、悩んでもがいていたりすると頑張れって応援したくなる。ちょっと子供で、素直で、頑張り屋。

読み終わって、あーーーよかったってなりました。
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心情がリアル。
(2021/04/27)
るなくん/網走市立図書館
「都」、30代の女性の心情がとてもリアルに反映されている。
都を軸に、恋人、親、友人、結婚観、職場事情がとても
実社会にありそうな人間模様を呈して
その立場ごとに「わかーる!」でした。

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個人的感想
(2022/02/27)
あめんぼう/東温市立図書館
主人公はアウトレットモールの婦人服店で店員として働く女性。
彼女は父、母との三人暮らしで、母親は更年期障害を患っており、彼女はそのため仕事を週4日の勤務にして母親に付き添い病院に通っている。
つき合っていた男性は彼女に何も告げずに地元に帰り、独り身。
そんな折、ひょんな事から回転寿司屋で働く男性と知り合い、成り行きでつき合う事ととなる。
所が、彼は勤めていた寿司屋がつぶれて無職になってしまう。
ほどなくして、そんな彼を両親と会わせるも、父親は中卒で無職の彼とつき合う事に反対。
しかも、お金の使い方の事で彼とケンカして疎遠になってしまう。
勤めているアパレル会社の上司からのセクハラ、アルバイトの女性の不満を聞いたり、ストレスのたまっていく日々ー。
そんな30代女性のあれこれを描いた話。

私は以前からこの作者の書いたものを読むと、繊細な感覚で書かれていると感心しながらも、読んでいるとずっと気分が低調になるのを感じている。
この話もそうだった。
話の結末は爽やかなものではあるけど、読んでいる最中ずっと頭に重い雲がかかっている感じがした。

この作者の書くものに限らず、最近読む本の中で主人公がいい人だと周りに思われている、そんな主人公をどうもいい人だと思えなくなってる。
この話の主人公もそうで、周りにいい人と思われてるけど、私には冷たい人だと感じられた。
ずっと一緒に働いてるのに目下のバイト女性がパワハラやセクハラを受けてた事に気づかない事、何かあるとバッサリと人を切り捨てる事、そうかと思えばあっさりとつき合いを再開させる事。
かと思えば、ひどいセクハラを受けたのに仕事を辞めないので、その辺の情緒はどうなってる?と思った。
さらに、最初は彼女は仕事を押さえてまで生活を占めていた母親の更年期障害の事はどうなった?と思った。
私自身、もう10年近く更年期障害だけど、ひどくなるとこの話の母親のようにバスに一人で乗る事も出来なくなるのか・・・と思った。
だけど、読んでいると母親は家族と普通に会話をしていて、それなのに・・・?と想像力が乏しいので思ってしまう。

最近、世の中でいいとされるものが私にはどうもよく思えない事が多くて、大分、感覚が世間とズレてるので、これはそういう人間の個人的な感想と思われたら良いと思います。
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自転しながら公転する
(2021/05/25)
おりーぶーぶー/中野市立図書館
何かに拘れば拘るほど、人は心が狭くなっていく。
幸せに拘れば拘るほど、人は寛容さを失くしていく。


実家に戻るきっかけは、何でも良かったのかもしれない。
恋に仕事に区切りをつけて、母の更年期を口実に実家へ戻り、何となく新しい恋を始めた主人公。
現代の生き辛さは学力や経済力によるところが多いかもしれないけど、一緒に笑って泣いて愚痴を言って、時には戒めてくれる友人が心の支えになってくれる。
職場のセクハラ、不倫。中卒、無職の彼は介護施設の父へ仕送り。自宅の売却などやるせない環境は満載。
ぐるぐる回る自分、人生だけど何が幸せなのか、これでも良いじゃないか。と、思えるストーリー。

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