家族構成が変わっても　一止の人間味は変わりません
そして　病院の、患者さんのかかわる重い内容なのに
いつも　信州の風景が後ろに控えていて　行ったこともない土地に
愛着を感じさせてくれます

読み終わるころには　いつも泣けてくるのはなぜでしょうか

運命には逆らえないが、その中で微かな希望の光を見出し、生きる活力を与えたいと奮闘する栗原医師の物語。
白い巨塔の中、権力と患者、本音と建前、理想と現実の狭間で家族や友人の愛に包まれ、高みの医療のため努力を惜しまない医師たちとともに毎日が真剣勝負。
医師たちの過酷な現場を知り、体こわさないでね。と小さくつぶやいてしまう。
膵臓癌と戦う若き母親の姿に涙した。死を迎えるとき、穏やかにに過ごし終えることが私にで来るだろうか・・・。ただその時残された人たちに僅かでも暖かい気持ちを残したい、と願う。
補足として多くの著名人の名言が織り込まれていて、その場になるほど感が漂うのがとても気に入りました。

　特に大学病院においての医療行為の難しさについて語らている、真面目な著者による真面目な内容です、刺激が少なく面白みに欠けます。