トップ
甲斐市立図書館
ログアウト
ログイン
検索結果詳細
前へ
次へ
燕は戻ってこない
集英社 2022.3
桐野 夏生
∥著
(19人)
蔵書数: 2冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 2冊
予約件数: 0件
予約かごに入れる
ブックリストに登録する
あなたの評価
変更
削除
レビューを書く
所蔵
詳細
レビュー
資料の状況
竜王図書館 <1012461982>
貸出可 / 1F書評 / / /913.6/キ/ / 帯出可
敷島図書館 <411216377>
貸出可 / 一般913.6ア-コ / / /913.6/キ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-08-771761-7
13桁ISBN
978-4-08-771761-7
書名ヨミ
ツバメ ワ モドッテ コナイ
著者ヨミ
キリノ ナツオ
分類記号
913.6
価格
¥1900
出版者ヨミ
シュウエイシャ
大きさ
20cm
ページ数
445p
抄録
29歳、女性、独身、地方出身のリキは、非正規雇用ゆえに貧困にあえぐ。子宮・自由・尊厳を赤の他人に差し出し、東京で「代理母」となった彼女に、失うものなどあるはずがなかったが…。『すばる』連載を加筆修正し単行本化。
メディア化タイトル
燕は戻ってこない
著者紹介
1951年金沢市生まれ。「顔に降りかかる雨」で江戸川乱歩賞、「柔らかな頰」で直木賞、「ナニカアル」で島清恋愛文学賞と読売文学賞を受賞。2015年紫綬褒章を受章。
当館優先
有用性順
新しい順
人中 人が好評価
({0})
null
修正する
削除する
イイネ!
イマイチ
違反報告
2人中 1人が好評価
代理母の選択の両者の苦悩。
(2022/04/05)
るなくん/網走市立図書館
修正する
削除する
貧困と代理母がテーマ。
持つものと持たない者では心の重みが全く違う・・・
のだと読んでいて実感する。
「子供という宝」授かりたいが授かれない苦悩が、
痛いほど心に刺さる。
また職場=金銭=生活基準が等しくない現状は
努力だけではどうにもできない。
社会システムの狭間にはまったら、果たしなく落ちていく。
そしてその貧困が、代理母となる決断に至るのだが、揺れる心。
登場人物それぞれに切なかった。
イイネ!
イマイチ
違反報告
0人中 0人が好評価
傷つくのは
(2023/01/22)
あめんぼう/東温市立図書館
修正する
削除する
主人公は北海道から上京して、派遣で病院事務の仕事をしている女性。
彼女は常にお金が無くて、同じようにお金に困っている友達とエッグドナーに登録し、卵子を提供してお金を得る事にする。
その登録先で彼女は思いがけず、代理母になる事を提案され、悩んだ末に受け入れる事に。
代理母を希望するのは有名なバレエダンサーの男性とその妻。
妻の方は代理母について乗り気ではないが、夫の熱意にほだされて渋々受け入れた。
そのため、二人はいったん離婚し、主人公とその夫が結婚する事に。
無事、子供が生まれたら、主人公と離婚、二人はまた再婚するという事になった。
代理母になる代わりに、大金を手に入れる事になった主人公の女性は北海道に里帰りするが、その時以前つきあっていた男性と再会し、性的関係を結んでしまうー。
読んでいて途中まで、こういうのって結局傷つくのは女性だよな・・・と思った。
不妊治療で痛い思いをするのも、出産の痛みを味わうのも。
だけど、主人公が妊娠した時点で、ああ、男性はどんなに努力してもこの思いを味わえないんだ・・・と思った。
どんなに自分一人で努力しても叶わない。
それもある意味、痛みなのかも知れないと思い当った。
それにしても、代理母って何て大変でリスキーなんだろうと思う。
せっかく夫婦仲がうまくいってても、日本の今の現状では離婚して代理母と結婚しなきゃいけない。
もし、夫がその女性を本当に好きになったら?とか、子供を手離したくないと代理母が言い出したら・・・とか。
ラストの主人公の行動は、人間はやはり感情があって機械じゃないんだって事を見せてる。
そういう衝動って、理屈じゃないんだろうと思う。
イイネ!
イマイチ
違反報告
(c) 甲斐市立図書館
戻る
カレンダー
お知らせ
マイページ
ブックリストに登録する
読みたい
今読んでる
読み終わった
資料を評価する
0~5までの値で評価を登録できます。
(増減量0.5)
変更後、[決定]ボタンを押してください。
決定
閉じる
レビューを書く
貸出可 / 1F書評 / / /913.6/キ/ / 帯出可
敷島図書館 <411216377>
貸出可 / 一般913.6ア-コ / / /913.6/キ/ / 帯出可
null
るなくん/網走市立図書館
持つものと持たない者では心の重みが全く違う・・・
のだと読んでいて実感する。
「子供という宝」授かりたいが授かれない苦悩が、
痛いほど心に刺さる。
また職場=金銭=生活基準が等しくない現状は
努力だけではどうにもできない。
社会システムの狭間にはまったら、果たしなく落ちていく。
そしてその貧困が、代理母となる決断に至るのだが、揺れる心。
登場人物それぞれに切なかった。
あめんぼう/東温市立図書館
彼女は常にお金が無くて、同じようにお金に困っている友達とエッグドナーに登録し、卵子を提供してお金を得る事にする。
その登録先で彼女は思いがけず、代理母になる事を提案され、悩んだ末に受け入れる事に。
代理母を希望するのは有名なバレエダンサーの男性とその妻。
妻の方は代理母について乗り気ではないが、夫の熱意にほだされて渋々受け入れた。
そのため、二人はいったん離婚し、主人公とその夫が結婚する事に。
無事、子供が生まれたら、主人公と離婚、二人はまた再婚するという事になった。
代理母になる代わりに、大金を手に入れる事になった主人公の女性は北海道に里帰りするが、その時以前つきあっていた男性と再会し、性的関係を結んでしまうー。
読んでいて途中まで、こういうのって結局傷つくのは女性だよな・・・と思った。
不妊治療で痛い思いをするのも、出産の痛みを味わうのも。
だけど、主人公が妊娠した時点で、ああ、男性はどんなに努力してもこの思いを味わえないんだ・・・と思った。
どんなに自分一人で努力しても叶わない。
それもある意味、痛みなのかも知れないと思い当った。
それにしても、代理母って何て大変でリスキーなんだろうと思う。
せっかく夫婦仲がうまくいってても、日本の今の現状では離婚して代理母と結婚しなきゃいけない。
もし、夫がその女性を本当に好きになったら?とか、子供を手離したくないと代理母が言い出したら・・・とか。
ラストの主人公の行動は、人間はやはり感情があって機械じゃないんだって事を見せてる。
そういう衝動って、理屈じゃないんだろうと思う。