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宝島
蔵書数: 5冊 貸出数: 1冊
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竜王図書館 <1012322572>
貸出可 / 1F棚16/913.6サ-タ / / /913.6/シ/  / 帯出可
竜王図書館 <1012176796>
貸出可 / 書庫一般書 / / /913.6/シ/  / 帯出可
敷島図書館 <410969836>
貸出可 / 一般913.6サ-ソ / / /913.6/シ/  / 帯出可
双葉図書館 <2811019930>
貸出中 / 一般小説913.6ア-ト / / /913.6/シ/  / 帯出可
南部公民館 <1012177828>
貸出可 / 開架 / / /913.6/シ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-06-511863-4
13桁ISBN 978-4-06-511863-4
書名ヨミ タカラジマ
副書名ヨミ ヒーローズ アイランド
副書名原綴 HERO's ISLAND
著者ヨミ シンドウ ジュンジョウ
分類記号 913.6
価格 ¥1850
出版者ヨミ コウダンシャ
大きさ 20cm
ページ数 541p
抄録 英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。彼らは警官になり、教師になり、テロリストになり、同じ夢に向かった-。青春と革命の一大叙事詩。『小説現代』掲載を単行本化。
著者紹介 1977年東京都生まれ。「地図男」で第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー。「庵堂三兄弟の聖職」で第15回日本ホラー小説大賞、「RANK」で第3回ポプラ社小説大賞特別賞受賞。
3人中 3人が好評価
沖縄歴史の再認識
(2019/03/07)
るなくん/網走市立図書館
基地をめぐるニュースは今日も含め、見聞きしてきた。
1972年まで沖縄は日本でありながらパスポートが行くには必要だった。
戦争のつけはアメリカ基地の残留であり、沖縄の島民の苦難の歴史は現在も続いている。
戦争の悲惨な爪跡を観光として、沖縄の人たちの歴史について慮った心根は持たず
申し訳ない気持ちになった。
圧倒的読書感のある1冊だと思う。
何回か訪れた沖縄。独特の世界観、きれいな海を満喫楽しんだ。
もう一度、沖縄の歴史、そして現在のことを正しく学び、もう一度沖縄へ行こうと思う。
2人中 2人が好評価
沖縄ダイスキ
(2019/04/07)
Ebo/池田市立図書館
テンポが速くてワクワクする展開です。
沖縄県出身の板前さんに勧められて読みましたが
もう一度じっくり読みたいと思い、現在池田図書館で59人待ちです。
戦後沖縄史にも触れることができる良書です。
実在の人物も登場し、とってもリアルです。
2人中 2人が好評価
沖縄のことを何もしらなかった・・・
(2019/01/29)
habichan/飯塚市立図書館
それなりに沖縄のニュースを注意して見聞きしていたけれども
私は沖縄の事を何も知らなかった。
ヤマトンチュは何も知ろうとしなかった。

辺野古の問題だけじゃない。
沖縄は未だに見捨てられた地。

沖縄旅行に行ったときに
「パラシュートの生地で作ったウエディングドレス」とか
基地から捨てられたものを工夫して生活用品にしていたものとか
見ましたが

日本に復帰しても沖縄は
アメリカー世からなにも変わってないと
改めて頭を殴られました。

沖縄出身の政治家が首相になるしかない?!
日本から独立するしかない?!?!

必読の書です。
0人中 0人が好評価
新たに腑に落ちる、沖縄の基地問題
(2023/03/03)
山口の駑馬/山陽小野田市立中央図書館
2023年の現在も『米軍』の前線基地の日本列島住む日本民族。多くの自治は許されるが、米軍に口出しする事は『許されない』。主権を失ったままの日本。
米軍には日本の国境など関係ない、政府も止められない。本国で許されない訓練も日本では勝手次第、日本政府は口出せない。(「知ってはいけない」)
沖縄に置かれていた大量の毒ガスも、米本土には戻せず、沖縄の街の中を通りハワイ西方の遠い離島に移される。

「日本の平和が米の傘下で守られているのなら、首都は東京ではなく那覇に置くべきでは」という言葉も正論に聞こえてくる。

1952-1972年の、米による植民地化した沖縄の中で活躍する戦果アギャー達の物語。
「一握りの砂も、1滴の水も、ぜーんぶ私たちのモノだ。地球の裏側から来たアメリカはぬすれい人、泥棒だ」と叫んだ沖縄。
戦後の沖縄で「牛馬家畜、路傍の石」として扱われ、女・子供が犯され、ゴミ捨て場に捨てられ、B52が墜落し、毒ガスが漏れ、車でひき逃げされても、公正な裁きは一切されなかった人種差別下の米の沖縄統治時代。此れに逆らえなかった日本政府。本土復帰の本質を置き去りにしたままの沖縄返還に失望した人々。

米と日本の両政府に裏切り続けられた沖縄の悲劇の中で抵抗するヒーロー達が語られ、思わず応援してしまう。

現在の沖縄の基地問題は、単なる基地の問題では無く、沖縄の人たちの心に刻まれ続けた支配者達に対する不満の象徴である事を教えてくれる物語。
本土の日本人が、沖縄も日本だと「当たり前に」感じているほどには、沖縄の人の中では「当たり前で無い」人たちがいる事も理解できた。
「なんくるないサー」や「踊りの連帯」は、「沖縄の人々の日本・米の”理不尽さ”に対する無念さの裏返し」の反応だと初めて気づいた。

沖縄の人たちは「なんくるないさー」の本質を本能的に知っているのか?、この無念さを放棄できない人々が、基地の問題を騒いでいれば共感する。
ただ基地反対の人々が行きつこうとする未来が見えないし、普天間の周辺住民が危険にさらされたまま放置され続けても構わない様な移転反対の不思議。基地反対運動にハングル文字を見る違和感。

沖縄が『独立』し、「沖縄の沖縄人による沖縄の為の政治」を望む事は理解できる。小さな集団は同じ思いを持つ。だが、小さな集団は弱い。
故にこの小さな集団が集まり、より大きな集団と成って国を形成し力を持ち安心安全を確保しようとして来た歴史。これが明治の廃藩置県という唯一の功績。
弱い集団は、大きな集団の影響下でしか生きられないという現実。沖縄の人々が誰にも支配されたくないと思う事も理解は出来るが・・・。

「沖縄は日本だ」と想い込む本土の日本人から見れば、歴史の中の日本人同士での不幸は坂上田村麻呂以来多くあれど「日本人という連帯感」で大きな集団を作り、子孫が100年後も安心して生きていける下地を残す道筋を探るのが大事だと思うのだが。
力の空白は、未来永劫空白ではいられない。日本が支配するより、欧米が、中国が支配した方がマシだったのか・・・という歴史のif。

だが、「沖縄は日本だ」と思っていない沖縄の人から見れば、沖縄が独立し、米or日本or中国と軍事同盟を結ぶ選択肢もありの様な気もする。
幸福になるも、不幸になるも、誰も未来の事は判らない。判るのは歴史の因果を学び、同じ過ちをしない事。民意と云う不確さに気づかなければ全員を不幸に落とす。

歴史の教訓(真理)は因果関係の中にだけある。善悪の中に真理は無い。幕末の苦労や苦しさの因果を善悪で語る日本の歴史観の中に教訓は無い。
歴史は今後も万年続く。そこでは平家物語が繰り返される。知識も増えて文明は発達するが、人の心は太古から変わっていない。心は進化していない。

16世紀以降、世界は「ヤクザの縄張り争いが続いている」事に気づいていた戦前の日本人。
戦後の勝者による焚書坑儒で、戦前日本を否定する学者と本だけが残ったアカデミーとマスメディア。
教育とNHKで洗脳された戦後の日本人には、「世界はヤクザの縄張り争い」という現実は「見ざる・聞かざる・じゃべるな!」のタブーとなってNHKからは聞こえない。

豊さで戦後は終わったが、精神的な戦後は続いている。そして沖縄でも、物質的な本土復帰は完成しても、精神的な本土復帰は終わってない人々がいる。過去に起きた不幸にしがみ付くか、過去の不幸を「善悪で無く因果」を学び、同じ事が起こらないように未来を創るしかない。「海外出羽」の「海外」とは一神教の国々の価値観でしかない。消化不良の価値観の輸入は明治で懲りたのでは?

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