甲斐市立図書館

クラシック音楽って何？こんな深淵なテーマを分かりやすく解説している。
18世紀前半から20世紀初頭に生まれた音楽の1部。分かりやすい！
オペラは違うとの事。宮廷で王侯貴族を楽しませる為に生まれたモーツアルトの音楽。フランス革命後生まれた華々しく前向きなベートーベンの交響曲。サロン向きではない。
楽章が何故4楽章になっているか等、バッハ、モーツアルト、ベートーベンが御三家。
アメリカのミュージカルはウィーン系ユダヤ人音楽家達の亡命からなど。興味深い。
即興を前提としたバッハ、モーツアルト。片や細かく指示を出し、演奏家自体を嫌ったストラビンスキー。トレビアがいっぱい。叉読まなくちゃね。

クラシック音楽って何？こんな深淵なテーマを分かりやすく解説している。18世紀前半...

南米エクアドル、極限のアドベンチャーレースに突然現れ、僕も仲間だとフォロー。ついにはスェーデンにホームをみつけた野良犬アーサーの物語。
あれつ！TVで見た事ある！本の広告を見て切り抜いておいた。図書館にあった。ブラボー！内容は期待を裏切らなった。過酷なアドベンチャーレースは何度もTVで見ていた。我らが田中陽希君もレーサーだし。強健な体力と地図読み能力、チームワークそしてやり通す精神力、極限を試されるレースだ。わんちゃんにもその力はあるの。いやぁ！読んでいてわかった。自然体でそれらが備わっているのね。地図読みはちょっと疑問というくだりもあったけどね。何よりも著者、リンドノートを虜にしたその力は素晴らしい。
エクアドルは犬への虐待が日常茶飯事らしい。いまだ開発途上だから人が生きていくだけで精一杯で、思考が先進国のようにはいかないのだろう。
それにしても過酷。アーサーも背中や歯など重篤な傷を負っていて、満身創痍。でも、彼の賢い目はリンドノートをこの人ならと捉まえた。アーサーがリンドノートを見つけたのだ。著者がそう言っている。アーサーには心がある。動物好き必読。

南米エクアドル、極限のアドベンチャーレースに突然現れ、僕も仲間だとフォロー。つい...

プレミアムカフェ 「幻の色 よみがえる浮世絵（初回放送:2009年）」を見るともなく見ていた。
歌川国芳の復刻を手掛ける立原位貫氏の端正なたたずまいに引き付けられた。伝統的な浮世絵師とは違い、工房はモダンですっきり。姿もセンスある装い。何者なんだろう。ところが最後のテロップに亡くなられたとある。
それから著作を探し、この本に出会った。立原氏の辿ってきた道に感動。まったく独学で江戸の浮世絵を復刻。オリジナル作品も心を打つ。少年時代の家庭崩壊のくだりには胸を締め付けられる。
運動神経の良さが彫る技術につながり、バレン、和紙、色と独力で深く追求して行く。師につかずどうなのかと疑問に思ったが、伝統擦師が何の疑問も抱かず洋紅を使っているというくだりで、立原氏の芸術に対する意識の差が際立ってくる。
夫人との結婚でまさに氏にぴったりの魅力が良くわかる。
いつも思う。神様が必要な人をこの世に送り出すのだと。
なんら関係ないのに喪失感で寂しさを感じるのは何故だろう。

プレミアムカフェ 「幻の色 よみがえる浮世絵（初回放送:2009年）」を見るとも...

誰も教えてくれない珍獣の治療の方法。本を読み、手探りで動物を治療していくドクター。本当にこんな人が日本にいてありがとう。
このような貴重な人達の事を知るたびに、神様が送り出してくれる貴重な人の存在に感謝の念が湧く。生き物の苦しみを少しでも和らげたい。ドクターの奮闘はこれからも続くのでしょう。この本を読んで次に続く人材が育ちますように。

誰も教えてくれない珍獣の治療の方法。本を読み、手探りで動物を治療していくドクター...

表紙のふざけたバッタ博士の扮装とタイトルに惹かれ、手に取った。
面白いのなんの。モリタニアなんてどんな国か知らなかったが、バッタの群生に甚大な被害をこうむっている国なんだねえ。過酷な環境もなんのその、そんなバッタを倒すべく、バッタ研究に突っ走るプアな若い博士。
会う人、行く場所で、そんな彼を助けてくれる人たちがバッタバッタ現れる。何て魅力的な若者だろう。モリタニアの所長や助手さんや、ハリネズミ達まで魅力的だ。
一番、心に響いたのは、京都大学の白眉プロジェクトに応募しての最終面接、京都大学松本総長の「過酷な環境で生活し、研究するのは本当に困難なことだと思います。私は一人の人間として、あなたに感謝します。」・・・・いやぁ！泣けます。何回読んでも泣けます。日本のトップ頭脳、京大総長が。流石、頭脳明晰だけでなく、人として卓越してるんですね。若者から頭脳のトップまで、日本の白眉達、本当に有難う。

表紙のふざけたバッタ博士の扮装とタイトルに惹かれ、手に取った。面白いのなんの。モ...

ブラックホールやら重力波やら、一般相対性理論とは何？とアインシュタインの本を読もうと思っていたら、最適な本がヤングの棚に。
相対性理論を理解している人が世の中に七人しかいない。ハイスクール時代にこの言葉に引き付けられ、科学へ興味を持った筆者。
わかりやすいアインシュタインの伝記だ。シニアの身では読んでもなかなか理解できない科学だが、アインシュタインその人は魅力的だ。

ブラックホールやら重力波やら、一般相対性理論とは何？とアインシュタインの本を読も...

宇宙の事が分かりやすく書いてある。
この本を読んで、宇宙に関係する大学を目指すのもいいかも。
シニアだが、子供向けに書かれたこんな本はとても読みやすい。

宇宙の事が分かりやすく書いてある。この本を読んで、宇宙に関係する大学を目指すのも...

毒親、英語でtoxic parent、がまだ認識されていなかった80年代、悲惨としか思えない少女時代を経て、母の死により、18歳で自立していく。しかし、心の傷は深く、正にアダルトチルドレン的振る舞いに、愕然とし、下宿先からも離れ、文字通り一人の生活に。あらゆる本を読み、その一冊から、生まれ育った街を訪ねて、自己確認に。そこで思いがけない少女時代の出来事が明らかになる。正に感動の一瞬だ。読者として、とても救われる。
どの物語も作者が提供するこの一瞬が醍醐味だ。余り読んだ事がないオーストラリアの作家。アメリカにしろ、オーストラリアにしろフロンティア精神の国の若者は女性も男性も自立心が素晴らしい。続編が書かれているので探してみよう。

毒親、英語でtoxic parent、がまだ認識されていなかった80年代、悲惨と...

宇宙の成り立ちを易しく解説している。
宇宙に生命は存在するか？生命は存在すると思わせられる。
しかし、一番知りたいのは知的生命の存在だ。
地球は奇跡なしには生命の誕生はありえなかった。そんな奇跡の惑星がこの宇宙には存在すると単純に信じている。

宇宙の成り立ちを易しく解説している。宇宙に生命は存在するか？生命は存在すると思わ...

宇宙は想像するだに、本当に面白いなあ。頭が良かったら、宇宙物理学者になりたかった。
国際プロジェクト「コスモス」に参加し、「すばる」で深宇宙の銀河探査・宇宙地図作成に苦闘した物語。谷口先生のユーモアあふれる語り口はその苦闘を感じさせないし、宇宙物理を易しく解説している。
とはいえ、内容をまったく理解できていないが、宇宙の壮大さは感じられる。
宇宙を創る元素がまったく足りてないという謎から宇宙には「ダークマター」が存在するという発想。相対性理論から導き出された「ブラックホール」が銀河の中央に存在するという事実。
「すばる」の一晩のランニングコストが1千万円との事。凡人としてはエエッと驚く。
戦争と破壊に失われるコストを宇宙に向けて、人類の英知を集結してと願う。まだまだ開かれたばかりの宇宙の解明に優れた頭脳の方々、よろしくねと凡人はさけびたい。

宇宙は想像するだに、本当に面白いなあ。頭が良かったら、宇宙物理学者になりたかった...