甲斐市立図書館

ミシガンの沼地帯に移住し、泥とマラリアと闘いながら、開墾に苦闘する家族の物語かと思いきや、夫婦の亀裂が激しい。林檎の樹の品種で意見が合わず、妻が妨害する。いやはや、こんなのあり？と、日本人には理解できない妻の行動に驚くばかり。しかし物語は息子のロバートに展開、時代を行き来するプロットも見事。そして、何故、ロバートが家を出たかが明かされる。西部開拓時代、後期、自分の力だけで自立しなければならなかった青年の逞しさ。プラントハンターという仕事も出てくるのが魅力的。モリーという女性も魅力的だ。女性が一人で生きていくには過酷過ぎる中、明るさを失わず、人生を切り開いていく。大草原の小さな家など、開拓時代や自然の中の家族物語が大好きだが、この小説も面白い。ロバートとモリーのその後の物語は書かれていないようだが、イギリスに移植された樹木が充分に物語っているのだろう。

ミシガンの沼地帯に移住し、泥とマラリアと闘いながら、開墾に苦闘する家族の物語かと...

実在の詩人、エミリー・ディキソン、の少女時代を主人公にしてのフィクション。
ピューリタンな家庭で、束縛を嫌い、自由な感性を求めたエミリー。初めて自分の感性とぴったりの見知らぬ青年と出会う。しかし彼は死体となって、身元不明とされて埋葬されてしまう。彼のアイディンティをつきとめるべく、エミリーが謎解きを開始する。機転とやさしさを持つ妹に助けられ、勇気と行動力で犯人を追い詰めてゆく。若草物語や赤毛のアン、その瑞々しさに名探偵ポワロの洞察力と謎解きを併せた不思議な物語。
最後には犯人が気の毒になる位、容赦なく追い詰める。日本人には少々、理解できないが、ハラハラ、ドキドキが面白く、一気に読んでしまった。
エミリー・ディキソンの詩を読んでみよう。

実在の詩人、エミリー・ディキソン、の少女時代を主人公にしてのフィクション。ピュー...

昔から、怪しい探検隊シリーズなど、永遠の子供の心を持った人と思っていた。
宇宙から生物からたぐいまれな読書量で知識が豊富。
良く時間があるな。

昔から、怪しい探検隊シリーズなど、永遠の子供の心を持った人と思っていた。宇宙から...

物語を追っていると、美しい音楽が聞こえてくる。
行間にピアノが美しい声が、ハーモニーがにおい立つ。
一人の男性と音楽を心から愛した先生が、最後に放つハートワームな時。
現在のヨーロッパの移民問題も大きな問題となっているが、美しい旋律は人種を越えるのだと、音楽の力を感じる。

物語を追っていると、美しい音楽が聞こえてくる。行間にピアノが美しい声が、ハーモニ...

誰が書いているか気にせずに読み始めた。
真梨 幸子さん、猫を助けたい一心で、悲惨な状況に追い込まれていく。気の毒すぎるが、ユーモアだけはたっぷりあるね。
最後、町田　康の文章に似ていると思ったら、正にそうだった。本当に愉快だドーベルマンがにやんこのしぐさに「かわいい」とメロメロになるのが秀逸。

誰が書いているか気にせずに読み始めた。真梨 幸子さん、猫を助けたい一心で、悲惨な...

オペラのアリアは口ずさめるのに、ワーグナーのオペラで口ずさめるのはないのは何故？もっとワーグナーとその音楽を知らなきゃと思えど、イタリアオペラ好きにはなかなかわからないなあ。
繰り返し読んでみよう。

オペラのアリアは口ずさめるのに、ワーグナーのオペラで口ずさめるのはないのは何故？...

ちょっと前まで、自転車でイタリアを周りたかった！
かなわなくなった今、この本を手に取って、思いをはせる。

ちょっと前まで、自転車でイタリアを周りたかった！かなわなくなった今、この本を手に...

作家の母親との悲惨な別れが根底にあるのか。
蓮如上人の生母の教えと悲しい別れが世が成熟しない時代に精一杯生きる人々をただ念仏を唱える事により、救われるという心の救済に導いた。
作家の母を思う心はいかばかりか。

作家の母親との悲惨な別れが根底にあるのか。蓮如上人の生母の教えと悲しい別れが世が...

ちょうど、アルザス地方の大人のヨーロッパを見た後で、各地の料理がわかって良い。
もうちょっと詳しい作り方を書いて欲しいのですが。

ちょうど、アルザス地方の大人のヨーロッパを見た後で、各地の料理がわかって良い。も...

とても良い本。もっと以前にこの本に出会っていたら、考え方が変わったかも。
日本に比べて、格段に大きなマーケットを抱えるアメリカ。冷凍食品、加工食材が豊富な社会、効率優先の食肉、リピートさせるための添加物、消費者は良く考えて食材を選ぶ、食肉を選ぶ、それが解決策だと良くわかる。
捨てられる食材も膨大なアメリカ。日本も同じ道をたどっている。それには必要な食材を少量買うという消費側の意識と使いきるメニューを考える我々にかかっている。
すべては消費者の意識にあり。
再度読んでみよう。

とても良い本。もっと以前にこの本に出会っていたら、考え方が変わったかも。日本に比...